ソルティガに汎用番手と大型番手の中間に当たる4000~6000クラス、計6機種が追加される。強度もテクニカルさも試される、まさに技術者の腕が鳴るところでもある。今回のソルティガも、開発者のこだわりと自信が垣間見れる傑作に仕上がっていた。
●文:ルアーマガジンソルト編集部
細部に至るまで死角無し。小さくなってもソルティガの神髄を貫く
いろいろな角度からソルティガをチェック! モデルは「5000-XH」。
強靭かつ低慣性で、巻きの強さは過去最強
コンセプトはタフ&テクニカル。そのタフさを司るのはアルミのモノコックボディ。そして大口径のG1ジュラルミン製マシンカットタフデジギア。モノコックボディのメリットは、負荷がかかった時にボディがたわまずにしっかりと巻いていけること。
ボディ剛性が低いと、負荷をかけたときに巻いてもギアの噛み合わせが悪くなり巻きにくくなるが、高負荷でも力をかけた分しっかり巻き取ることができる。また、モノコックボディは大きいドライブギアを入れることができるのも特徴だ。
G1ジュラルミンは超々ジュラルミンの1.3倍の強度があり、剛性の高いボディに剛性の高いギアを入れることで、破格の巻きの強さと耐久性を実現。ギアも肉厚にしているため歯面もたわまない。エンジンプレートもマックスクラスの厚みになっており、堅牢さに貢献。DAIWAリールの中でも過去最高クラスの巻きの強さになっており、ソルティガの名に恥じない確かなクオリティになっている。
4000〜6000までの番手は、タフさだけではなくテクニカルさも求められる。とくにプレッシャーの高い激戦区では使うルアーも小さくなっていくが、そんなシーンでパフォーマンスを発揮するのが、ローターのエアドライブデザインだ。ローターの慣性を小さくすることによって、リールの感度をアップしている。
今回初めてアルミでエアドライブローターを形成。これにより、強靭さと低慣性という相反する性能を両立した。ほかにもエアドライブシャフト、マグシールド、マグシールドボールベアリング、カーボンワッシャーATD、LC-ABSスプールなどの機構を搭載。また、カチッとしたベールの開閉にもこだわっており、それにより釣りの質も向上。
番手ごとに適した細かな設計にも注目!
ボディサイズの比較。右から6000-H、5000-XH、4000-XH。
ハンドルは、4000&5000は65mm、6000は70mmモデルを搭載。
4000&5000、そして6000には別々のローターを装備。4000、5000は小さいルアーを使うことも考慮し、より低慣性のローターをセットし、エアドライブベールを搭載。強度を保った上で、可能な限り細かく設計している。6000はローターも大きくなり、ターゲットもワンランク大きくなることから、固く強靭なものを装備。
ハンドルは、4000&5000が65mmで6000は70mm。ギアが強化されているので、6000番でも力の入れやすいロングハンドルを採用。本格ジギングにも対応可能な仕様となっている。
品名 | 巻取り長さ (cm/ハンドル1回転) | ギア比 | 自重(g) | 最大ドラグ力(kg) | 標準巻糸量PE(号- m) | ベアリング | 価格(税別) |
4000-H | 90 | 5.7 | 345 | 12 | 2-300、2.5-260 | 12/1 | 10万5000円 |
4000-XH | 98 | 6.2 | 345 | 12 | 2-300、2.5-260 | 12/1 | 10万5000円 |
5000-H | 96 | 5.7 | 365 | 15 | 2.5-300、3-210 | 12/1 | 11万3000円 |
5000-XH | 104 | 6.2 | 365 | 15 | 2.5-300、3-210 | 12/1 | 11万3000円 |
6000-H | 101 | 5.7 | 400 | 15 | 3-300、4-220 | 12/1 | 11万5000円 |
6000-XH | 110 | 6.2 | 400 | 15 | 3-300、4-220 | 12/1 | 11万5000円 |
今回紹介した新製品は「フィッシングショーOSAKA」でも展示される!
2月4日(土)より開催される「フィッシングショーOSAKA」にはDAIWAも出展。新製品の実物展示だけでなく、スタッフから直接解説を聞くことができるのでイベント概要は要チェックだ!
※本記事は”ルアーマガジンソルト”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。