2月後半よりいよいよ本格的に始まりそうな春のシーバスフィッシングの恒例「バチパターン」。今回は“伝説的”バチルアーの生みの親であり、千葉県を代表するシーバスゲームのスペシャリストに攻略法を教えて頂きました。
●文:ルアマガプラス編集部
教えてくれるのは千葉のバチ抜けスペシャリスト!
三道竜也(さんどう・たつや)
関東を代表するシーバスゲームのスペシャリストでピュア・フィッシング・ジャパンのフィールドスタッフも務める。伝説的なインディーブランド「ファンキー&パンドラボックス」を主宰し、革命的バチルアー「ゴッドロン」をリリースし、その名を全国に轟かせた。現在は量産モデルをピュア・フィッシング・ジャパンからリリース。
ワームを選べば驚くほど釣果は上がる
三道さんがホームとする千葉河川では流れの変化へアプローチするのが基本。そして流下するバチをイメージして攻める際、一般的にはミノーやシンキングペンシルを選ぶが、三道さんはジグヘッドリグを選択する。
バチを捕食しているシーバスは弱い力で捕食するため、吸い込みやすいソフトベイトが圧倒的に有利だ。波動もソフトなため、違和感を与えにくい。
三道さんがおすすめするバチワームがコチラ!
バチの独特な浮遊感とソフトな波動を演出できるジグヘッドリグは、他を圧倒する実績。三道さんのオススメはリアルなバチのイメージにドンピシャな『ホローサンドワーム(バークレイ)』だ。味と匂いの効果も高く、プラグに比べて圧倒的に深いバイトを得られるため、フッキング率も極めて高い。
『ホローサンドワーム』と『ふわゆら』の黄金の組み合わせ
ホローサンドワームはボディ前部が中空構造。ジグヘッドを埋め込んでセットすることにより、ドリフト時の姿勢が安定しシルエットでもシーバスに違和感を与えにくい。三道さんのホームとする千葉河川は人気スポットであるが故プレッシャーは高めだが、このルアーを使えば十分にゲームを楽しめる。
《三道流》バチワームドリフト術!
アプローチ方法はまずアップクロスでジグヘッドリグをキャストしたら、流れに乗せてナチュラルにドリフト。シーバスの目の前に送り込むイメージでアプローチしよう。表層付近を流して反応がなければレンジを下げてアプローチ。バチが目視できない状況でも、意外にボトム付近のみにバチが流れていることも多いため注意が必要だ。
アップクロスで目の前へ送り込む
まずは上流側へキャスト。ラインスラックを取る程度のリトリーブで自然にドリフトさせ、流れの変化で待ち伏せしているシーバスの目の前へジグヘッドリグを流し込む。流れの変化がわからない場合は、最初に抵抗の大きいミノーなどをキャストし、変化点を把握しておくと良いだろう。
今年は東京湾をはじめとした各河川でも好調なスタートを切った関東のバチ抜けパターン。エキスパートはもちろん、ビギナーやお子さまでも手軽に楽しめるバチ抜けの釣りはこれからがハイシーズン!! 是非とも「ジグヘッド+ワーム」の組み合わせでチャレンジしてみてはいかがだろうか?
【使用タックル】
ロッド:エラディケーター エクストリームEXTS-810MLF-TZ(アブ・ガルシア)
リール:レボMGXシータ2500S(アブ・ガルシア)
ライン:スーパーファイヤーラインウルトラ8 0.8号(バークレイ)
リーダー:フロロカーボン10~12lb
※2020年03月の記事を再投稿 ※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。