フリーリグチニングのパイオニアロッドが遂にフルモデルチェンジ!『23シルベラード(オリムピック)』

フリーリグを中心とした次世代チニングゲームを世に広めた「パイオニア的存在」のロッドである『シルベラード(オリムピック)』が今年度、約6年の時を経てフルモデルチェンジを果たす。関西のみならず、全国でチニングブームを生み出したロッドはどのような進化を遂げたのか!? 開発を担当する㈱オリムピックの指田さんにお話を伺いました。

●文:ルアマガプラス編集部

2024 シーバス特集

23シルベラード(オリムピック)

【スペック】

品名長さパワーアクションタイプ自重仕舞寸法先径(mm)継数(本)適合ルアーウェイト(g)適合ラインPE(号)価格(円)
23GSILC-762ML2.29MLファストベイト94117.31.523~180.6~134,500
23GSILC-792M-HS2.36Mファストベイト991211.123~180.4~135,000
23GSILS-742LML-HS2.24LMLファストスピニング801151.122~110.4~0.835,500
23GSILS-762ML2.29MLファストスピニング85117.21.523~150.4~0.835,000
23GSILS-792M2.36Mファストスピニング90121.11.525~200.6~135,500

前作よりも「軽さ」も「耐久性」もアップ!シーンの成熟と共に進化を遂げた「現代」チニングロッド

――フリーリグを中心とした現代チニングブームのパイオニア的ロッドの「シルベラード」。約6年ぶりとなるフルモデルチェンジですが、第2世代はどのような特徴を持っているのでしょうか?

指田「今回リニューアルした23シルベラードは、チニングシーンを牽引してきたシルベラードを、より『現在のチニングシーンに合わせた進化』をコンセプトにリニューアルしています。

前モデルとの大きな変更点のひとつとして、全アイテムのブランクスに東レ(株)の高強度炭素繊維『トレカT1100G』を採用していることです」

――なんと!スタンダードモデルにもトレカT1100Gが搭載されるんですね。

指田「はい、このトレカT1100Gを搭載することで、耐久性アップ+軽量化を実現、操作性はもちろん感度も高まっています。

アクションについては、前モデルはティップにハリがあり、素直に曲がるのが特徴でした。それと比べ23シルベラードはベリーに掛けしろがあり、操作性と復元力を高めています。

イメージとしてはシルベラードプロトタイプに近いアクションを出しつつも、前作のシルベラードみたいな軽快な使用感、操作感を求めて制作しました」

――ハイエンドにちかい操作感やパワー、けれども前モデル同様の使い心地の良さの実現って…。理想的な進化です!ちなみに指田さんのイチオシの機種とは?

指田「ベイトモデルの792M-HSですね。HS(ハードソリッド)という硬いソリッドを搭載したちょっとピーキーなモデルです。ソリッドはボトムや障害物にスタックしないくらいの適度に張りのある硬さに調節し、ソリッドより下のチューブラの部分は比較的硬くトルクのある調子になっています」

―このハードソリッド+チューブラの組み合わせが、操作性や感度はもちろん、フッキング力も高めて吸い込みの小さいショートバイトも掛けていけるんですね!

指田「その通りです! ちなみにキャスタビリティもよく、ルアーのウェイトをしっかり乗せて振り切れるような調子になっています」

―さすが淀川生まれのロッド、キャスト性能においても抜かりはない!ガイドも全機種トップガイド除くチタントルザイトリングを採用、かつブランクスにはT1100Gも搭載していますから、間違いなくシルベラードファンの期待にも沿える進化を果たしてますね!


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