日本とアメリカの間でもっとバスフィッシングの交流が盛んになったら…。これだけインターネットで繋がれた世界でも、実際に異国で釣りをしたことがある釣り人はそう多くはないのが実情だろう。そんな状況を変えたいという想いから、日本とアメリカの釣り人の橋渡しをすべく、『フィッシングアシスタント』という団体が動き始めた。
●文:ルアーマガジン編集部
フィッシングアシスタントが描くバス釣りの未来
フィッシングアシスタントは2023年に発足したばかりの団体。
日本とアメリカの釣り人の橋渡しを手助けすることで、釣りへの情熱をシェアし、文化交流を深めることを目的としている。結果的に、それが双方の経済的な利益にも繋がると彼らは考えているのだ。
●主な取り組み(今後の予定も含む)
【情報発信】
・『バスフィッシングジャパン』のインスタグラムやウェブサイトで日本のバス釣りを世界に発信。
・ 日本のコンテンツクリエイターやメディアが、アメリカの釣り市場に進出することをサポート。
【特別な釣り体験の提供】
・ 日本とアメリカの両方でバス釣りイベントを実施。日米の釣り人の交流、経験やテクニックの共有、アウトドアレジャーの楽しみを提供。
・ バスマスタークラシックやバスマスターエリートシリーズなどをアメリカ現地で観戦したい日本人に、特別な体験をコーディネート。
【国境を越えた挑戦へのサポート】
・ アメリカのトーナメントや大学プログラムを目指す日本人アングラーへの後方支援とアドバイス。
日米を代表する2大巨頭『夢の対談』を実現
実は今回、この記事を書いている我々ルアーマガジンのアメリカ取材をサポートしてくれたのも、フィッシングアシスタント。バスマスターやテネシー州、ノックスビル市など、各方面との調整を行って協力関係を築き、様々な取材が可能となった。
釣り人の『挑戦』もアシストする新たな希望の芽生え
フィッシングアシスタントは他にも、日本の若手アングラーたちがアメリカへチャレンジするためのサポートとして、少しでも負担を軽減できないか模索している。
そして、将来的には釣りによる日米の交換留学なども視野に入れており、双方がそれぞれの文化で学んだことを自国の未来に繋げようとしているのだ。
また、アメリカ人の日本への関心が高まっている昨今、行政と手を組んだレジャーによるインバウンド事業など、バスフィッシングを軸に日本とアメリカの距離を縮めようと働きかけている。
ネガティブな話が多い日本のブラックバス事情も、こうした動きによる相互の文化理解や経済による活性化が進めば、もしかしたら変わるかもしれない。
まだ彼らの活動は動き出したばかり。希望ある未来へ向かう彼らの動向に注目したい。
今後のフィッシングアシスタントの活動に注目!
フィッシングアシスタント / Fishing AssistINT
この2人が今回のルアーマガジンのアメリカ取材をサポート。
エリックは日本語がとても堪能で、いつも笑顔で明るいナイスガイ。オハイオ州生まれのジェソップは幼少期からバスフィッシングに慣れ親しみ、アメリカのトーナメントプロたちとの親交も深い。いつも穏やかで優しい、これまたナイスガイだ。
2人ともバス釣りに対する想いは熱い。彼らの今後の動きについては、Fishing AssistINTのホームページやSNSを要チェック。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。