《釣れるルアー探しからの脱却》ルアーを考えるということをヒロ内藤から学ぶ

2024 シーバス特集

デビルズホース(スミスウィック)

Wスイッシャーの奥深さを教えてくれる2つのモデル

AF100は細身ボディかつ大きめのペラが組み合わさったモデル。これにより、低めの浮力に大きな抵抗がかかるため、ジャーク時には水中に頭を下げるように潜り込みやすく、ブレーキがかかりやすい。つまり移動距離を抑えた誘いに優れているというわけだ。

一方、太めのボディに小さめのペラが取り付けられたAF200。こちらは反対に高めの浮力に小さな抵抗で水面を滑りやすく、1ジャークでもしっかりと長い距離をひいてくることができる。ウィードフラットのような広範囲を効率よく探るのに適しているといえるだろう。

ペラには通常、ヒネリが加えられており、これがきついほど水をよく掴んで回ってくれる。その一方、平らに近づけるほど大きな抵抗となる。通称「直ペラ」と呼ばれるこの設定をAF200のフロントペラに施すと、AF100のようにダイブするように変化した。同じスイッシャーも、ペラの曲げ角を調整するだけでもそのアクションに変化を与えることができるのだ。

ロッドの上下さばきを考える

ルアーをロッドの操作で動かす際に、そのロッドを上に動かすのか、下に動かすのかでもルアーの動きが変わるという。引っ張るという動作は変わらないのだが、ルアーが水面より平行方向に引かれるのか? 水面から浮き上がる方向に引っ張られるのか? の違いや、ラインが水面から離れるか否かの違いが生まれる。これにより、同じルアーであってもアクションに違い生じるので、自分が使うルアーがそれぞれどう変化するのかを理解しておこう。

『ルアーマガジン』2023年9月号 発売情報

ルアーマガジン史上初めてのスモールマウス×オカッパリの表紙を飾ってくれたのは川村光大郎さん。大人気企画「岸釣りジャーニー」での一幕です。その他にも北の鉄人・山田祐五さんの初桧原湖釣行や、五十嵐誠さんによる最新スモールマウス攻略メソッドなど、避暑地で楽しめるバス釣りをご紹介。でもやっぱり暑い中で釣ってこそバス釣り(?)という気持ちもありますよね? 安心してください。今年の夏を乗り切るためのサマーパターン攻略特集「夏を制するキーワード」ではすぐに役立つ実戦的ハウツー満載でお送りします! そして! 夏といえばカバー! カバーといえば…フリップでしょ!! 未来に残したいバス釣り遺産『フリップ』にも大注目ですよ!


※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。