夏といえば「ザリガニ釣り」。身近な池や水路などに生息するアメリカザリガニを釣ったことがあるひとは少なくないのではないでしょうか。しかし、アメリカザリガニは2023年6月より「条件付特定外来生物」に指定されている。では、ザリガニ釣りは違法行為になってしまうのか? そんな疑問を紐解いてみよう。
●文:ルアマガプラス編集部
夏休みの自由研究にオススメなザリガニ釣り
毎年、夏休みになると自由研究の対象について頭を悩ませていた記憶はありませんか? そんなときにオススメなのがザリガニ釣りだ。近場で楽しむことができますし、自由研究の題材となる事柄がたくさん。しかし、考えるのはあくまでも子どもたちなので大人の方はアドバイスくらいに留めましょう。
エサによる釣果の違い
魚肉ソーセージやイカの塩辛・あたりめなど何でもOK! 自宅にある「なにか」を子どもと一緒に考えると、釣りに行くまえから楽しめる。
オスとメスの見分け方
アメリカザリガニのとても簡単なオスとメスの見分け方はハサミの大きさで、大きいハサミを持つ方がオスだ。それ以外にも細かな違いが存在し、環境省でも資料を公開しているので子どもと一緒に調べながら、違いをひとつひとつ確認しよう。
幻の青いザリガニ
昔、某TV番組にてザリガニのエサとしてサバを与え続けると青くなるということが紹介されて、実践してみた方も多いのではないでしょうか? 真っ赤で大きい個体だと色の変化が起こりづらいが、脱皮回数の少ない、小さな個体だと1ヶ月ほどで青くなるようなので、試してみてはいかがでしょうか。結果よりも過程が大事なのが自由研究なのですから。
超簡単、ザリガニ釣りの方法と仕掛け
ザリガニ釣りの仕掛けは簡単、シンプルであればあるほど良い。ラインは切れなければ何でも良いが、細すぎると絡んだりトラブルになるので、フロロ・ナイロンなら16lb以上が好ましい。PEラインであれば5号あれば多少のことでは切れることがない。タコ紐でもOK!
自宅にあるクリップや、洗濯バサミとラインを結束。解けなければ何でもOKなので、固結びを何重にもしておけば問題ない。釣り竿は落ちている良い感じの枝を探すところから始めるとアクティビティとしての質もあがる。生えている木などを無理やり追ったり引き抜いたりしないようにしよう。
釣り方も簡単、見えているザリガニがいれば目の前にエサを落としてやると特徴的な大きなハサミでエサを挟み込むはずだ。あとはエサを話さないうちに引き上げよう。