
ラフィン170は、ただ巻くだけではなくロッド操作でアクションを加えていく操作系のビッグベイト。これまでの操作系ビッグベイトに足りなかった水押しの少なさを解消したい、というのが開発のコンセプトだ。
●文:ルアマガプラス編集部
Profile
赤松拓磨(あかまつ・たくま)
ラグゼブランドのルアー製作を担当するカリスマデザイナー。ストロングスタイルの釣りを信条とし、ビッグベイトの釣りに精通する。ため池や河川などでオカッパリをメインにビッグバスを狙う。
意のままに操作してバスのストライクを誘う、ビッグベイトの楽しさが詰まったルアー
アクションエラーが少なくチャンスを逃さない/ラフィン170 (ラグゼ)
●全長:約170mm
●重量:約48g
●タイプ:スロー フローティング
●カラー:8色
ラフィン170は、ただ巻くだけではなくロッド操作でアクションを加えていく操作系のビッグベイト。これまでの操作系ビッグベイトに足りなかった水押しの少なさを解消したい、というのが開発のコンセプトだ。
「リップ付きのビッグベイトは水を掴んで止めたりする動きが出るのですが、水を前に押すかたちになる。そうではなく、魚がいる方向、横や下方向に水押しを伝えたい。それでリップを小さくし、シングルジョイントで動きにひねりを加え、水を叩けるようにしたんです。ボディはややフラットサイドっぽくすることで、ボディ全体で水を押すようにしました」
ボディの全長はテールを含めて170mm。
「テールをやや長めに設計しているので、ボディ自体は130mmと比較的コンパクトです。日本全国どこのフィールドに行っても使いやすいサイズ感かと思います。ボディシェイプは角ばらないようなリアルシェイプにして、ボリューム感を抑えています」
ラフィンの大きな魅力は動かしやすさだ。
「ロッドアクションで首を振らせていく、水中ドッグウォークがとてもやりやすいですよ。ロッド操作の入力、ストロークやリーリングの強弱、それらの組み合わせでアクションは変わっていきます。非常に細かい首振りから、ストロークの大きな首振り、連続トゥイッチで細かく動かしていくことができます。どんなアクション入力でも確実に首を振ってくれるので、入力エラー、アクションミスがありません。だからチャンスを逃さない。アングラー次第でいろいろな動きが出せる、使っていて楽しいルアーになっていますよ。あとは皆さん思い思いの使い方やチューンを施して、自由に使って欲しいですね。それがビッグベイトの楽しみのひとつなので!」
誰でも簡単に操れるマルチジョイントベイト
特殊なテクニックを必要とせず、誰でも入力エラーのないアクション操作が可能に。大きすぎないサイジングで小規模フィールドでも扱いやすい。アングラーの思い通りに動かせる、使っていて楽しいビッグベイトだ。
小型リップ
アクションを入力したときにスライドしていくのではなく、アクションを止めるための小型リップ。そして、止まることで水押しが生まれてバスにアピールすることができる。
シングルジョイント
可動域を大きくし、動きにひねりを加えることができるシングルジョイント。ボディをひねりながらヒラを打ち、かつ移動距離も抑えてくれるという理想的な動きが出る。
フックはトレブルRB M
フックはナノスムースコート採用のがまかつの最高峰のトレブルRB Mをセット。触れれば確実に魚をかけてキャッチするための選択だ。前後ともに#3。
シリコンテール
テールは癖がつきにくいシリコン素材。ワームと一緒に保管しても溶けることがない。引っ張り強度が強いので破損しにくくなっている。
1 パールバス/2 リアルバス/3 シークレットホワイト/4 アメリカンシャッド/5 オーロラギル/6 クリスタルアユ/7 アッカーシャッド/8 シースルーチャートバック
赤松さんのこだわりが詰まった操作系ビッグベイト、ラフィン170。すでに市場に並んでおり、いい釣果報告も入ってきている。ぜひラフィンでビッグベイトで釣る興奮を味わって欲しい。