今回の表紙には孤高のデカバス釣り師にしてヒットルアーメーカーの奥村和正さん。デプスはメーカー発足から一貫してビッグバスをターゲットに絞ったルアーを開発しており、全国のアングラーに支持されています。今月号は、時代を超えて愛される数々のルアーに隠された実力、そして最先端魚探のライブスコープをフューチャー! 往年の名品と最先端機器、両極端なふたつの世界を深掘りしていきます!
●文:ルアマガプラス編集部
陸王 青木大介VS小森嗣彦 in 印旛沼水系(千葉県)
2013年4月、国内バスプロランキングが存在するなら間違いなく当時の頂点を争っていた30代のトッププロたちの勝負は未だ語り継がれる名試合。
闘志を剥き出しにして戦い抜いた、あの2選手が今、再び激突。
あれから10年を経て40代に突入。
心身ともにややマイルドになった感もある両者は、はたしてどんな戦いを魅せてくれるのか。
小森嗣彦vs青木大介。2023陸王第3戦もまた大注目のカードとなった。
一斉を風靡した名作たちの現在地
あのルアーは今
何事にも流行り廃りはある。
もちろん、バスルアーも例外ではない。
定番化したもの、効果が薄れたもの、取って代わる存在が現れたもの、陰に隠れつつあるルアーたちの理由も様々だろう。
その理由を紐解けば、何かが見えるような気がしてならない。
温故知新─。
故きを温ねて、新しきを知る。
あのルアーの現在地は。
ナゼ、デプスのルアーはいつまでも消えないのか?
「あのルアーは今?」という特集の初っ端からいきなり逆説的なアプローチ。どうしてデプスのルアーには定番品が多く、一時の流行りで終わることが少ないのか。ルアーに普遍性を持たせるマジックとは? 奥村和正さんにそのタネや仕掛けを聞いてみた。
ペンシルベイトは死んだのか? 加藤誠司 伊東由樹
昨年(令和4年)のルアーマガジン8月号で、トップウォーターシーンに一石を投じた記事「ペンシルベイトは死んだのか?」。これが、図らずも大きな波紋となって多くの人々の心をざわつかせたと聞きます。しかし、わかりやすい形でのペンシルベイト復権の兆しはまだ見えず。今も日本では影の薄い存在。そこで、今回はルアーデザイン界の巨匠2人に、このテーマをぶつけてみました。
百年経ってもゲーリーグラブ 河辺裕和
1999年の第一回タックル・オブ・ザ・イヤーのソフトルアー部門1位はゲーリーのシングルテールグラブ4インチだ。もっと以前から統計を取っていたら、日本に入ってきた1985年辺りから、ずっと1位だったのでは? その後合計4度の1位に輝き、最後に戴冠したのは2013年。あと少しで日本上陸40年だ。これは100年経っても現役なのでは?
希少ジャンルクリニック
秦拓馬×ロングビルミノー/金森隆志×バイブレーション/青木大介×リーチワーム/奥田学×チューブワーム/西村嘉高×パドルワーム
かつては一斉を風靡したが、最近はやや見かけなくなってきているジャンルがある。釣れなくなったのか? それとも他の釣りに置き換わったのか? そのカテゴリーの達人に、昔よく使っていたルアーと、自身がプロデュースしたルアーの関係について改めて再考してもらった。
誰がマグナムクランクを殺したのか?
WANTED! えぐり師チャーリーの見つけたら即買いルアーズ
知る人ぞ知るマニアックルアーの伝道師、えぐり師チャーリーがルアマガに登場! 膨大な量のコレクションを所有するチャーリーさんだが、まだまだ欲しいルアーは山ほどある。そんな彼が、釣具屋さんで見つけたら即購入してしまうルアーの、極々一部をここで紹介!
バスフィッシングに革命をもたらした風雲児
ライブスコープ
FFS(Forward Facing Sonar)日本で言う、ライブソナーのことを指す。そのパイオニアがGARMIN社製「ライブスコープ」である。トーナメントシーンはおろか、バスフィッシングのスタイルにまで革命をもたらした、ゲームチェンジャーはアングラーに何を与えてくれるのか?明らかになった水中の真実が語る、ある意味『禁書』をここに綴る。
先駆者たちが語る、ゲームチェンジャーとの付き合い方
このページでは、ライブ系ソナー(Forward Facing Sonar)によってトーナメントの成績やバス釣り人生そのものが大きく変容した3人のトップアスリートにインタビュー。テクノロジーは彼らに何をもたらしたのか?
ライブスコーブが物語る 日本トーナメント近代史
時代と共にイクイップメントは進化する。
例えば通信機器は固定から移動電話、ガラケーからスマホへと変遷してきたように、バスフィッシングでもこの30年ほどで数々の進化を遂げてきたことはご存知だろう。
古くはGPSが山立ての精度を高めたことに始まり、シャローウォーターアンカーや全自動電子アンカーが自船位置をキープして効率化を図り、リチウムイオンがバッテリー重量の劇的な軽量化を果たしてきたという経緯がある。
中でも近年、最大の注目機器が『FFS』と呼ばれる文明の利器。
登場からわずか5年で、世界バスフィッシングシーンの進化を一気に加速してきた。ここでは国内最高峰JBトップ50の歴戦を振り返ると共に日本トーナメントシーンのFFS近代史を追ってみたい。
ライブスコープ使いこなしマニュアル 佐々一真
ライブスコープがサンデーアングラーたちにも普及し始めた昨今、それを武器に釣果を上げた人もいれば、イマイチ使いこなせてない人もいるはず。そこで、『Mr.ガーミン』である佐々プロに使いこなすためのコツをお伺いした。
ライブサイト必釣テクニック 大津清彰
魚の生態について化学的な見地からも検証を欠かさない大津さんが、最先端魚探を導入していくのは必然。今ではライブスコープの使い手となり、トーナメントやルアー開発に役立てている。そんな大津さ
んがライブスコープの特徴と可能性、そしてライブサイトのコツをティムコ本社で解説してくれた。
ライブスコープバイヤーズガイド 黒田健史
ガーミン・ライブスコープの重要性、テクニック、威力はもう十分わかっていただけたと思う。あとは買うだけという段階に入っただろうか? でも、何と何を買えばいいのか? 見当のつかない人は、ここを読んで見当つけましょう!
最新ライブソナーイッキ見カタログ
特に前方の水中の様子、地形、魚の動き、ルアーの動きなどをリアルタイムで画像化する魚探を総称して「ライブソナー」と呼ぶ。代表的なのはガーミンのライブスコープだが、ハミンバード、ローランスにも、ライブソナー搭載モデルは存在。ここでは各社の主要モデルとなる魚探、振動子、ブラックボックスなどを2ページで一気にチェック! もう、ここまで読んだら退路を断って、買うしかない?
僕がライブソナーを使わない理由 三原直之
トップトーナメントで証明され続けきたライブソナーの破壊力は、これまでのバスフィッシングの常識を根底から覆してしまうほどの力を持っている。その影響力は競技アングラーだけでなく、リザーバーや琵琶湖アングラーにも広く深く浸透しはじめている。バスをより多く釣るためには必須の武器、だれもがそう考える。しかし「試合で勝つためには絶対に必要です、でも…」と、この流れに一石を投じるプロアングラーがいる。JBトップ50選手で唯一ライブソナーを使用していないオンリーワン戦士、三原直之が独自のバス釣り哲学を語る。
シン・ドラハン
第1撃 オカッパリライブスコープに挑戦!
シン・ドラハンとは何ぞや? それは劇的な体験をハントする、いわば感動の狩人。ちなみにドラハンは「ドラマチックハンター」の略語だ。今回、ライブスコープの特集のトリを飾るのが、「オカッパリライブスコープ」。その企画のために、休眠状態だったドラマチックハンターに召集がかかったぞ! 人選大丈夫か?
特別企画
エキスパート18人の巻き物上達ワンポイントアドバイス
ムービング系ルアーの釣りは一見ただ巻くという単純な動作だけに見えるが、実は奥が深く釣り手によって大きな差が出てくる。巻き物で釣るため要点を18人のエキスパートに聞いたので、これを参考にこれからの時期の釣りに役立ててもらいたい。
艇王 Fangle
ファッションブランドの釣り好き達が集まる『艇王Fangle』も今年で3回目! 釣りとガチで向き合う、ファッションブランド3社が集結。豪華プロアングラータッグを組んで、霞ケ浦を駆け巡る!
ANTAと幹太のXゲーム 植盛幹太
「僕の中では今回が最後。だから勝ちます」。
退路を断って挑んだ2023年の陸王U-30。多くの選手が苦戦を強いられた灼熱の霞ヶ浦で、堂々の5尾3920グラムを捕獲し、宣言通りに優勝をかっさらった植盛幹太選手。副賞としての実釣記事(ルアマガプライム連動)で、その釣力とスタイルを広くアピールする。
バスプロライフ EPISODE6 CASE OF KENTA NAGAI
今月のバスプロライフは、イマカツのルアーデザイナー長井健太を取り上げる。勤務していたザウルス社の消滅直後に創設間もないイマカツに入社、今江克隆の右腕となって主にイマカツのハードルアー全般を手掛けてきた。イマカツの尖ったルアー作りを支えてきた隠れた奇才『ゴッドハンド』の源泉を探る。
連載&コラム
- イチバス!世界イチのバスを釣る カナマルショウジ
- 菊元俊文のバス釣りQ&A「一刀両断」
- アングラーズティップス
- 読者のページ「BASS GET CLUB」
- バス釣りへブンズ・ドアー 大津清彰
- お買い物手帳YTR
- 365DAYS フリースタイル 奥田学
- ENJOY!! バスフィッシング21 広瀬達樹
- フォトコンジャパン
- 読者プレゼント
- LMスナイパー
『ルアーマガジン』2023年12月号 発売情報
『ルアーマガジン』2023年12月号
今回の表紙には孤高のデカバス釣り師にしてヒットルアーメーカーの奥村和正さん。デプスはメーカー発足から一貫してビッグバスをターゲットに絞ったルアーを開発しており、全国のアングラーに支持されています。今月号は、時代を超えて愛される数々のルアーに隠された実力、そして最先端魚探のライブスコープをフューチャー! 往年の名品と最先端機器、両極端なふたつの世界を深掘りしていきます!
- 発売日:2023年10月21日
- 定価:1100円(税込)
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。