AB赤城山で生まれたルアーブランド・KHOR(コール)。第1作目となるコール1.6gは、魚を探す能力が段違いに高い。その実力は口コミで広がり、いまやビギナーからエキスパートまで多くのアングラーが愛用するまでになっている。そんな誰もが気軽に使えるスタンダードスプーン、コール1.6gの誕生秘話をプロデューサーの大﨑浩樹さんに語ってもらった。
●文&写真:相原由和
profile
コール 1.6g
◎ウエイト1.6g ◎カラー:全15色 ◎価格:550円(税込)
釣りの基準を作る中間活性対応スプーン
標準フックはワイドゲイプモデル
フックは、ヴァンフックのSW-21F 7番を標準装備。「ほかにもいろんなフックを試しましたが、現状はこれがベストマッチかな」 細軸+ワイドゲイプを採用したモデルで、魚の口元への掛かりがよく、ロッドでテンションをかければ、その力だけでサクッと貫通する。フック交換時は同じもの、もしくは同サイズのものを選べばアクションが乱れない。
主な特徴
●操作性の高さ
●アクション波動は弱めから中程度
●幅広い巻きスピードに対応する
●巻きはじめからの立ち上がりが早い
全カラー解説
カラー名のscは「Starter Collection(スターター・コレクション)」の意。ここではコール1.6gの全カラーを大﨑さんに解説してもらった。「カラーは高活性 → 低活性の順に並んでます。sc01〜02は朝イチや放流セカンドくらいの高活性時。03〜05は見失ったときのサーチなど。06〜09は食わせ。10〜12は午後から夕方に向かう時間帯で効果的。13〜15は冬場におすすめ」
①sc01/放流セカンドにおすすめ。グロー採用で寄せる力が強く、曇天や笹濁りで威力を発揮。
②sc02/放流セカンド or サードの定番。強烈な明滅で誘えるため、高活性魚狙いに実績あり。
③sc03/次の一手に迷ったときや、魚をもう1度探り直すときはコイツの出番。全天候に対応。
④sc04/水面に魚影が見えているときなど、魚が浮き気味の状況で強い。曇天時にも有効だ。
⑤sc05/雲が低く、日中でも薄暗いときに実績大。蛍光ピンクが目立つのでサーチにも使える。
⑥sc06/管理釣り場の超定番カラー。カエルや昆虫に似た色なので、魚も違和感なく口を使う。
⑦sc07/ペレットカラーと呼ばれるカラー。低中活性時の食わせ系として1日を通して使える。
⑧sc08/魚の反応がない状況で投げると、突如連発することもある爆発力を秘めたカラーだ。
⑨sc09/午後イチなど一時的にプレッシャーが抜けたときに投げたい。残存魚狙いにもグッド。
⑩sc10/金残しは気づかせ効果が強い。光量が少ない状況で有効。07の代わりに投げてもいい。
⑪sc11/sc10が暗いときに効くのに対し、こちらは明るい状況に強い。08の代わりにも使える。
⑫sc12/夕暮れ時に投げたい。グロー+明滅により、ルアーの存在感を強烈にアピールできる。
⑬sc13/水がクリアになる秋から冬にかけて有効。乱反射で寄せ、クリアブラウンで食わせる。
⑭sc14/ケイムラにより、薄暗い時間帯や中層以深でも魚に対してアピールできる。秋冬に強い。
⑮sc15/冬の放流セカンド。青銀が効かないときにコレを投げると、アタリが連発したりする。
取材協力
◎アングラーズベース赤城山
赤城山のふもとにある会員制のルアー専用エリア。近くの河川から水を引いており、4〜11月はステイン、11月半ばから3月まではクリアの水質をキープする。対象魚はニジマス。アベレージは20〜40cm。会員制なので事前登録が必要(公式HPから)。予約は公式HP or 会員用LINEから。
◇住所 群馬県前橋市柏倉町1966(大崎つり堀の看板が目印)
◇営業時間:5〜16時(第3土曜は12時まで)
アングラーズベース大胡店
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