ルアーに美しいカラーを塗らせれば右に出るものはいない。そう言い切ってしまえるほど、優れた塗装技術をもつメガバス。そんなメガバスの30年以上にも及ぶ歴史の中から期間限定で伝説のカラーが復活する。それが「リスペクトカラー」シリーズだ。
●文:ルアマガプラス編集部
サクラコーチ
コーチドッグと呼ばれるルアーカラーがある。
ダルメシアンの名を冠した、伝統的なカラーのひとつである。
本来は白地にブラックで模様を描かれるのが一般的ではあるものの実際は多岐にわたるカラーとなっており、特にオールドルアーやハンドメイドルアー系においては定番色とも言えるだろう。
そんな伝統カラーに、「サクラ」という、日本を象徴するモチーフを組み合わせたのが『サクラコーチ』というカラーだ。
伝統と象徴の融和
その初登場は2010年頃にまで遡る。
シーズン限定企画として、サクラ柄をモチーフにしたスペシャルカラーシリーズ「サクラダイナマイツ」にラインナップされていたのがその始まりだ。
すでにリスペクトカラーシリーズでも登場している「サクラヴァイパー」や「サクラゴースト」と並ぶ伝説的カラーのひとつであり、それらのカラーに比べると『サクラコーチ』は中間的な印象を受けるだろう。
パールベースに背面にはピンクを、腹部にはオレンジが基本の配色。コーチドッグを象徴する側面の模様には蛍光ピンクを使用し華やかな印象をプラス。ショルダー部分にもオレンジが薄っすらと入ることで、唯一無為の「コーチドッグ」になっている。
なお、桜モチーフカラーのアイコンでも有る桜の花びらは、サクラヴァイパーやサクラゴーストとは異なり背中側に配置されているのもポイントだ。
通常ラインナップとしてはお目にかかれない美しく華やかなカラーは、メガバスの高い塗装技術を体感するのにうってつけ。
期間限定の受注生産なので、往年のファンはもちろん、メガバス歴の浅いアングラーもぜひ手元においてみて欲しい。
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