
メガバスCEO伊東由樹氏が、世界で最も長い歴史を持つデザインアワード『iFデザインアワード2024』を受賞した。37年という長い歴史を持つメガバスが生み出す作品が世界的に認められたのだ。
●文:ルアマガプラス編集部
伊東由樹(いとう・ゆき)/メガバスCEO。伝説のロッド『アームズ』をはじめ、バスフィッシング界の歴史に幾度も名を残す正真正銘のレジェンド。創業36年という老舗かつ国内外を代表するルアーメーカーを経営する手腕はもちろん、アングラーとしての腕前も超A級。
※写真は2022年のグッドデザイン賞受賞時のもの
釣具を超えた釣具
1986年に誕生し、バスフィッシングを中心に様々なジャンルの釣りで人気のメガバス。
優れたものづくりはいつしか釣具の枠を超え、優れた工業デザインとして評価されるに至っている。
それを象徴するかのように、メガバスの伊東由樹さんはこれまでに幾度もグッドデザイン賞を受賞。
そしてその意匠はいつしか世界レベルへと到達し、国際的なデザインアワードへと至っている。
今回受賞したiFデザインアワードもまさに国際的なデザインアワードであり、レッドドットデザインアワードやIDEAアワードと並び、世界三大デザインアワードとして知られている。
W受賞のオロチX10
そんな栄えある賞を受賞したのは、昨年グッドデザイン賞にも輝いたバス釣り用ロッド『オロチX10』。


環境に優しい天然植物由来の素材を採用したロッドで、地球環境のことを考慮した製品がiFデザインアワードを受賞するのは珍しいのだとか。
天然素材を使用していると聞くと、昨今のSDGsを意識した製品かと思われるかもしれないが、伊東社長いわく、それが目的ではなかったのだという。
メガバスはもう何年も前からプラグにリサイクル樹脂を使用しているし、生分解・光分解のソフトベイトも研究開発を行っていた。しかしそれは製造業を行う上で生じるレギュレーションを守り、また自然の中で遊ぶ道具を作る側として当然のことをしているに過ぎないのだ。
それよりもオロチX10は、純粋に魚を獲るという「釣り竿としての機能」を突き詰めた結果であり、オリジナルデストロイヤーの開発でたどり着いたカーボン繊維のみを用いたロッドとは異なるアプローチの集大成なのである。
これまでにない天然素材を用いて化学繊維であるカーボンに肉薄するスペックの釣り竿を作る。その高い技術力やデザインが国を超えて評価され、今回のW受賞へと繋がったに違いない。
オロチX10をもっと知りたいなら
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