【コイツはヤバい…!!】STEEZのエビ系高比重ワームの実力が凄すぎた…!

年々タフになる日本のバスフィッシングシーンにおける「切り札」的ワームとして、大きな注目を集めるのが先日DAIWAから発売したばかりの「スティーズ ブラーモ(DAIWA)」。今回はこのルアーの開発に携わった2人のバスプロに、実釣を交えながら使い方やおすすめリグを解説してもらおう。

●文:ルアマガプラス編集部

あの〜「ブラ活」って何ですか?

不調がささやかれて久しい霞ヶ浦水系を救うべく2人の実力派トーナメンターが開発したコンパクト高比重ワーム「ブラーモ」。まずは開発の経緯を聞いてみよう。

橋本卓哉(はしもと・たくや)

W.B.S.で4度の年間優勝、2007年バサーオールスタークラシック優勝など霞ヶ浦水系の試合で圧倒的な強さを誇るトーナメンター。1973年生まれ、愛称はハシタク。

宮嶋駿介(みやしま・しゅんすけ)

霞ヶ浦水系をホームフィールドとするJBトップ50のトーナメンター。カスブラのメンバーとしてYouTubeでも活躍中。1993年生まれ、愛称はミヤシ。

橋本「ミヤシ(宮嶋駿介)がやってるYouTubeのカスブラのメンバーは以前からの後輩であり友人で、W.B.S.のプラクティスパートナーなんです。まだ若いけど釣れない時代にバスをやっているだけあって釣りがうまい。そんなカスブラと共同開発したイモ系ワームなので『ブラーモ』と名づけました。最近はみんなでブラ活をエンジョイしてますよ」

スティーズ ブラーモ(DAIWA)

【スペック】

  • サイズ:1.7in
  • 標準自重:3g
  • 入数:8本
  • カラー:10色
  • 素材:PVC

…ブラカツとは?

宮嶋ブラーモは数もサイズも釣れるワームで、初心者にも霞ヶ浦水系でバスを釣ってもらいたくて開発しました。イモ系ワームにラバーを刺すチューニングが流行っていますが、それをハシタクさん(橋本)と一緒に自分たちなりの形にしてみよう、と。

ブラーモを使って楽しくバス釣りをするのがブラ活です! ちなみに1.7inという小型サイズは霞ヶ浦水系に多く生息するスジエビのサイズ感に合わせています。エビなどの小型のベイトはどこのフィールドにもいるので、ぜひ全国各地でブラ活をしてみてほしいです」

ブラ活の心得1:小まめなカラーローテーションで釣果アップ!

宮嶋さんは釣りの最中、水質や魚からの反応を見ながら小まめにブラーモのカラーをチェンジしていた。今回は濁りが強いときはスカッパノンブルーフレーク、比較的クリアな水質ではグリーンシュリンプを使用。橋本さんはハシタクコンフィデンスをメインに使用。ベイトフィッシュ系のカラーでエビ食い以外のバスにも効く。

スカッパノンブルーフレーク

グリーンシュリンプ

ハシタクコンフィデンス

今回は、同じ日に2人がバスボートとオカッパリに分かれて霞ヶ浦水系で楽しくブラ活しようという誌面&動画の合同取材企画。

とはいえ、取材2日前に行なわれたW.B.S.第2戦では、8割の選手が1尾ウェイインかノーフィッシュというスポーニングが絡む極めてタフな状況。果たして2人のブラ活の行方は!?

ボートとオカッパリが明暗を分けた!?

北利根川からバスボートで出船した橋本さんは一気に北浦へ移動。メインエリアはその最北端、巴川周辺だ。

橋本「今はまだ4月下旬。エビが湧く場所は局地的です。この記事が読まれる頃にはもっとエビがメインベイトになって楽しいブラ活ができるようになりますよ」

橋本さんは風を避けられるドック裏や、エビが溜まりやすい杭とエビオダを攻めていく。

橋本「正直この強風はキツい。修行ブラ活っすよ…」

スピニングタックルでのネイルリグやダウンショットリグを基本に、強風やカバー対策にベイトタックルで5gヘビーダウンショットリグも投入、見事3本のバスをキャッチした。

ブラ活の心得2:ベイトフィネスタックル活用で釣果アップ!

橋本さんによると、ブラーモはスピニングタックルでの使用がメインだが、ベイトフィネスタックルによって、さらに多様な状況に対応できる汎用性があるという。

橋本「特にボートでは5g前後のヘビーダウンショットリグで手返しよくカバーを撃っていくのがおすすめです。フィールドや時期によってはライトキャロやフリーリグでもよく釣れますよ!」

一方、オカッパリの宮嶋さんは、北利根川と鰐川を結ぶ閉鎖水域の前川にエントリー。


宮嶋「産卵後の魚は風を嫌う。あと、ブラーモは表層トゥイッチで見えバスも狙えるので風はないほうがいいです。閉鎖水域は田植え前の代掻きや台風の影響を受けにくいので安定感があります」

狙いが見事に的中し、46.5cmのビッグフィッシュをノーシンカーリグでキャッチ!

朝7時過ぎ、雨が上がったタイミングで浮き出したバスを発見し、ノーシンカーでアプローチ。2種類のレッグが小刻みに動くアクションと水平フォールが効いた。

その後もほかのエリアで4本のバスを追加し、数もサイズも釣れる楽しいブラ活を証明した。

ブラ活の心得3:リグの使い分けで釣果アップ!

ブラーモの使い道はノーシンカーだけではない。強風時やボトムでの使用で活躍するネイルリグ、カバーに撃ち込むテキサスリグ、ピンスポットに留めやすいダウンショットリグなど実に多彩。いろいろなリグで試してみよう。

5gヘビーダウンショットリグ

0.9gネイルリグ

1.8gテキサスリグ

真ん中よりやや前方にネイルシンカーを刺すことで、水平フォールする重心を維持したまま自重をアップさせることができる。バックスライドさせたい時は後方に刺す。

2人のブラーモタックルは下記をチェック!

橋本さんタックルデータ
[スピニング・ノーシンカー用]
●ロッド:スティーズS66L スカイフラッシュ66
●リール:22イグジストLT2500S-XH・SLPセミオーダーシステム
●ライン:UVFエメラルダス デュラセンサー×8LD+Si2 0.6号+スティーズフロロ クロスリンク 7lb
[スピニング・ダウンショット&ライトキャロ用]
●ロッド:スティーズ641LFS-SV 14キングボルト F-スペック
●リール:18イグジストLT2500-XH・SLPセミオーダーシステム
●ライン:UVFタトゥーラセンサー×8+Si2 0.6号+スティーズフロロ クロスリンク 7lb
[ベイト・ヘビーダウンショット用]
●ロッド:スティーズSTZ661MFB-SV 16ウェアウルフ
●リール:スティーズAIR TW 500XXHL
●ライン:スティーズフロロ クロスリンク 8lb
(すべてDAIWA)

宮嶋さんタックルデータ
[スピニング]
●ロッド:ブレイゾンS64L
●リール:エアリティLT2500S-XH
●ライン:UVFモアザンデュラセンサー×8+Si2 0.6号+フロロショックリーダー5lb
●フック:STEEZワームフックSS ワイドオフセット#1
[ベイト]
●ロッド:ブレイゾンC66M-ST
●リール:SS AIR TW 8.5R
●ライン:スティーズクロスリンク 10lb
(すべてDAIWA)

今回の実釣模様は下記DAIWAバス公式YouTubeチャンネルでも公開中!


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