夏の川では「魚同士」の白熱の闘いが繰り広げられている!【水中写真で見るサカナの生態】

2024 ブラックフライデー

魚は水中でどんなふうに暮らしているのだろうか?

海の中はどうなっていて、どんな魚がいるのだろうか。魚たちが暮らす場での、そのリアルな生活を垣間見たい。そんな思いで水中に潜り、撮りためた写真を集大成しました。釣魚の行動観察録にはじまり、海中を彩る多種多様な魚たちの生態、そして捕食の瞬間まで、釣魚の生の姿を大紹介。水中撮影での苦労話やトピックス、各魚種の釣り方なども盛り込んでいます。

『水中釣魚ワールド』

●発売日:2021年8月4日
●価格:1,980円(税込)

【Target Profile】

アユ

北海道から九州まで全国の河川などに分布しているアユ。清流の女王と呼ばれるほど清楚で気品のある川魚だ。1年で一生を終えるいわゆる「年魚」で、小アユが春に海から遡上して川で成長。秋には産卵のため再び川を下る。

良質なコケが付く石には追いのきつい元気なアユが付く。よそ者がきてコケを食おうとすれば追い払う。

石に付いたコケをはむ野アユ。陸上から見ればキラッと光って見えることもある。

ナワバリ争いはお互いの尻ビレ付近を狙って追い合う。クルクルと回るように争う。

活性の高い追いのきつい野アユだと、オトリからかなり離れていてもナワバリを守るためにかっ飛んでくる。

元々このナワバリのヌシだったアユがオトリなので、侵入者への反骨心はすさまじい。掛かる直前のシーン。

透明度が高い川では、石を守るアユの守備範囲も広い。3mも向こうからすっ飛んでくることもある。写真は三重県銚子川。


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