琵琶湖生のルアーメーカー『カエス』は、既存の概念にとらわれない独自の機構を盛り込んだ個性あふれるルアーをプロデュースしており、全国各地でその名を轟かせつつある。今回はその魅力的なアイテムの数々をお見せしよう。
●文:ルアマガプラス編集部
ロップホッグ3.6インチ(カエス)
ビッグバス率が高い高橋洋一プロデュースのホッグワーム
キリカケ形状のアームが細かいバイブレーションを発生。やや硬めのマテリアルによる力強い水押しアピールが魅力。これまでも50アップをかなり釣っているし、千葉県片倉ダムの常連アングラーがロクマルもキャッチしている。
ランカ3/8オンス(カエス)
ブレードの位置を変えられる可変式スピナーベイト
アームのパイプを移動させることでフロントブレードの位置を調節できるノッキンブレードシステムを搭載。ブレード同士がぶつかるように調整すれば、金属音と千鳥アクションを発生させることも可能。ヘッドにウエイトをセットできるので、レンジ調節も簡単だ。
KRK205(カエス)
超ハイレスポインスなフラットサイドビッグベイト
S字スイミングはもちろんウェイキングやスライドダート、表層ドッグウォークまで多彩なアクションに対応。フラットボディでロッド操作に機敏に反応し、軽快に動かすことができる。165ミリサイズもあるが、205ミリのほうがバスを呼ぶ力は強い。
キリカケ4.7インチ(カエス)
わずかな水流で微波動を発生させるキリカケテール
細かいシェイキングやフォールなどわずかな水流でハイピッチに微振動し、バイトを誘発するキリカケテールを搭載。
高橋「アクションがしっかり手元に伝わってくるのが特徴。ネコリグやジグストなどでよく使いますね」。
オッター(カエス)
高橋洋一監修カバー回避性能抜群のシンキングスイッシャー
下にガードがあるのでカバーに絡めながら引いてくることができるシンキングスイッシャー。
高橋「トンボがよく飛んでいる状況で秋はよく釣れます。バスがトンボを追いかけていることがあって、そこに似たシルエットのものを入れると食ってしまう感じですね」。
イサナ2.5インチ(カエス)
ノーシンカーで小型ベイトを追うボイルを直撃
2.5インチは房総のどのリザーバーのベイトフィッシュにもベストマッチのサイズ感。ワカサギなどの小魚だけでなく、エビを食べている魚にもアピールできるボリュームになっている。
高橋「よく使うのはノーシンカー。冬はダウンショットで立木の根元などを狙ったりもします。
トランキル3/8オンス(カエス)
ナチュラルアピールのソフトブレードチャター
ソフトブレードで音がせず、スローリトリーブも得意なブレーデッドジグ。発生するバイブレーションも弱めだ。一定レンジを長く引いてくることが得意なモデル。
高橋「スイムジグとチャターの中間のようなアピール力ですね」。
写真はイサナの3.8インチをトレーラーとしてセット。
クモキリ(カエス)
生々しい質感の魅惑のハイブリッドボディ
プラスチックの内部コアに樹脂マテリアルボディを掛け合わせ、ジョイント部にはメッシュシートを搭載。
高橋「リップが2種類あって、ショートリップは浅いレンジ、ロングリップはカバーに当てながら巻いてくるのに使います」。
オヒラ(カエス)
水中ドッグウォーク可能なクランキングビッグベイト
フラットサイド&体高のあるボディはヘラブナや大型のギルをイミテート。
高橋「立木沿いに浮かせて食わせるように使う。KRKと同じく浮力調整が可能で、速い浮上スピードで見せたり、スローフローティングで長く見せたりできます」。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。