シマノのエギングブランド、セフィアから新ジャンルのエギがデビュー! それは通常のエギングでもティップエギングでもないライトエギング専用設計のエギだ。1.5号、4.4gという小さなボディに秘められた釣れるギミックを紹介しよう。常夜灯に寄ってきたツツイカ類は戦々恐々のはず!
●文:ルアマガプラス編集部
小さくても扱いやすい! ショアからツツイカ類を狙うためのライトエギング専用設計
ライトエギングとはショアからケンサキイカ、ヤリイカ、ヒイカ、スルメイカなどをライトタックルで狙う釣りのことで、専用エギとして開発されたのがセフィア セッピー1.5号(シマノ)だ。
セフィア セッピー1.5号(シマノ)
ライトエギングは夜釣りが主流で、釣り場は常夜灯が点る堤防など手軽に釣りが楽しめる。だが、なにせ使うエギが小さいため操作感不明瞭の“ノー感じ”が釣り人を悩ませていた。
セッピー1.5号は、この“ノー感じ”を克服。潮が効く釣れる層の把握やレンジキープがしやすいボディ形状やバランスに設計。要はライトエギング入門者でも扱いやすいエギに仕上げられている。主な特徴は次のとおりだ。
引き抵抗が感じやすいボディ形状
ファットなボディで潮を噛みやすく、適度な引き抵抗を感じられるようにデザイン。エギの存在感が手元に伝わるから潮の流れの変化やアタリも感じやすくなる。ライトエギングの基本テクニックの一つ、ただ巻きでも引き抵抗が感じやすいボディ形状だ。
速すぎず遅すぎない沈下速度
ライトエギングはツツイカ類が釣れる層を攻略することが重要。セッピー1.5号の沈下速度は3.7秒/mで、多少風が吹いてもボトムがとりやすく、なおかつレンジキープもしやすい絶妙な沈下速度に設定されている。
イカの触りをかけるファインフックを搭載
セッピー1.5号のカンナは線径の細いファインフックを採用。イカの軽いタッチや小さなヒイカの触腕にも刺さりやすく釣果アップをサポート。繊細なアタリをかけるライトエギングの醍醐味も楽しめる。
小型イカにも抱かせやすいコンパクトボディ
セフィア クリンチシリーズ最小のクリンチフラッシュブースト1.8号(シマノ)と比べてもひと目で違いがわかるコンパクトさ。ヒイカなど小型ツツイカに違和感を与えず抱かせやすい。このマイクロエギで扱いやすいのがセッピー1.5号の魅力だ。
エギングエキスパートも太鼓判の使用感! ライトエギングがより手軽に楽しめる!
実際のところ現場での使い心地はどうなのか? セッピー1.5号を何度もテストした経験を持つシマノインストラクターでエギングエキスパートの湯川マサタカさんに使用感を聞く。
湯川「軽くて小さいエギなのに、飛行姿勢が良いからか良く飛びます。風のあるなしにもよりますが、水深10mでも着底がわかるくらい底どりもしやすい。ライトエギングに入門するエギンガーの方も違和感なく使えると思います」
使い方は通常のエギングのように?
湯川「シャクることもできますが、トントンッとトゥイッチ的なアクションがおすすめ。アピールして誘った後にフォールやサビいて水平移動など喰わせの間を入れるのは通常のエギングと一緒です。セッピーは小型でも潮噛みが良いから喰わせの部分でも姿勢の安定感が高い。あとは狙ったレンジをキープしてただ巻きも効きます。ティップで重みを感じやすいから、誰が使っても扱いやすいと感じてもらえるはずです」
どんなタックルで使えばいいんでしょうか?
湯川「セフィアのロッドでいうとXR S73SUL-S(シマノ)がおすすめ。ライトエギングを想定したモデルでしなやかなソリッドティップを搭載し、セッピー1.5号をしっかり飛ばして、操作感を得ることができます。あとは使うエギが軽いし、誘い方もアジングにも似ているのでライトソルトゲームのタックルの流用もOKです。セッピー1.5号でライトエギングを手軽に楽しんでほしいですね」
推奨タックルセッティング例
- ロッド:セフィアXR S73SUL-S(シマノ)
- リール:ヴァンキッシュC2000S(シマノ)
- ライン:ピットブル4+0.3号(シマノ)
- リーダー:セフィアマスターフロロリーダー1.5号(シマノ)
カラーはライトエギングにマストな6色をラインナップ!
ナイトゲームがメインになるライトエギングを想定した6色をラインナップ。その半数をツツイカ類が好むグロー系が占め、日中やエギングの高実績カラーも顔をそろえる死角なしの布陣だ。
ライトエギングはアジングタックルでできるということは、ライトなバスタックルやトラウトタックルでも手軽に楽しめるはず。セッピー1.5号(シマノ)持っていれば、不意にツツイカ類が現れたときにも美味しい釣果を手にすることができる! 持っていて損のないライトエギング専用エギだ。
セフィア セッピー1.5号(シマノ)
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