スタッフと合流し、ここで特別ミッションのお題発表。お題があることは事前に知らされており、寺岡さんは「河川で釣る」ということはおおよそ予想していたという。
沿岸部を南に走りながら地磯の雰囲気をチェックしていく。しかしながら、やりたい場所のエントリー方法がわからなかったり、やりたい場所に先行者がいたりと、竿を出すまでには至らない。
初日にまずロッドを出したのは広渡川の河口付近。エントリーする場所を探して少し歩いたが、最終的に左岸側で釣りを開始した。
今回のファーストキャッチはメッキ。「メッキ自体、初めて釣りました。地元にはいないですね」。川の中央部にある地形変化とそこにできる流れのヨレでヒットした。他魚種であっても魚を釣っていくことでイメージは確実に構築していくことができる。
実釣2日目にまず選んだのは耳川。下流から徐々に登っていく作戦でエリアを見てまわる。川は濁った透明度の低い青磁色をしている。前日含め、ここ数日雨が降っているので、その影響なのだろうか。
夕マズメには耳川のシーバスフィッシングにおける最上流と思われる堰にエントリー。いつ銀色の魚体が飛び出してもおかしくないほど、雰囲気に満ち溢れている。
朝4時半にホテルロビーに集合し、耳川に向かう。地磯やサーフ、そしてその他河川には見向きもしない。昨日のバイトで完全にゲームプランが出来上がった。
2日目にバイトがあった場所、そしてその周辺エリアをしつこく攻めていく。体力的にも精神的にも追い込まれているが、寺岡さんはこれまで以上に集中力を高め、丁寧に釣りを展開していく。