【特設ページオープン＆予約スタート】チタンをインプラントした唯一のバスロッド『NEWエヴォルジオン』を伊東由樹が語る【全モデルの一言解説付き】

画像(16枚)

マニュアルのオリデス
オートマのエヴォ

２００１年に登場したエヴォルジオン（Gti、Fti）では、チタン繊維をブランクスにインプラントする形
で使用。よりチタンの特性を活かせるとして、これが後のエヴォルジオンの基盤となる。

翌年２００２年に登場したモデル（Dti）はチタン繊維を螺旋状に配置し、ブランクスを覆う構造を採用。こちらはむしろオロチの系譜へと用いられていった製法だ。

番手の追加や製法の見直しを行いつつ長らく愛されたエヴォルジオンではあったが、２０１４年にフルモデルチェンジを果たしている。

チタンをインプラントしたブランクスの基本構造はそのままに、カーボングラファイトのスペックが上昇。デザインも大きく変更され、より金属質なロッドとして生まれ変わっていた。

だがしかし。
チタンインプラントロッドはさらなる進化を遂げることができた。それも劇的に。

２０２５年のフルモデルチェンジで「エヴォルジオン」はどのように変わったのか？

伊東「ブランクスが『エヴォルジオンMX40スーパーチタニウムハイブリットシャフト』となり、使用しているカーボンが超低レジン・高弾性カーボングラファイトになっています。そして従来よりもさらに細いチタンのマイクロファイバーを採用し、その使用量も過去最多。ですが、全体の設計において減量しているので、トータルバランスとして軽いロッドになっています。これによって、今までのロッドよりもさらにチタンの良さを味わえるようになりました。よく曲がるのにシャキッとしていて、感度もいい。もともとエヴォルジオンは曲がるしなやかな竿を目指していましたが、今回のフルモデルチェンジによって、あらゆる釣りに対応する、快適な竿になりました。オリデスがマニュアルのピーキーな竿だとしたら、エヴォはオートマのラグジュアリーな竿とでもいいましょうか」

先進的な車なら、きっと旅路を快適にしてくれるはずだ。そして新しくなったエヴォルジオンもまた、使い手の釣りを快適に、そして楽しませてくれるに違いない。

「進化」したその竿を手に、釣人の歩みは止まらない

NEWエヴォルジオン 15機種フルラインナップ

全15モデルからなる新たなエヴォルジオン。そのライナップは往年のファンにはたまらないおなじみの番手から、人気番手のエヴォルジオン版、そしてアメリカでも人気の番手など、多種多様。

ここでは各番手を、伊東氏の一言コメントで紹介。

F1.1/2-66ti エクスパーダ

画像(16枚)

伊東「エヴォ定番のトップウォーターにぴったりな竿ですね。F1.1/2で華奢な印象を受けるかもしれませんが、エヴォだからこそのトルクで、ポップXからドッグXディアマンテまで幅広く対応します」

F2-63tix クリフハンガーエヴォルジオン

画像(16枚)

伊東「スラントブリッジ搭載のベイトフィネスロッド。オーバーハングをスキッピングで狙う、といった具合に、あらゆる角度、あらゆる投げ方で攻め抜くことができる接近戦における強力な武器です」

F2.1/2-68ti ノースウォール

画像(16枚)

伊東「ハイプレッシャーに強いロングディスタンス用のベイトフィネスロッドです。スペック上はミディアムファストですが、エヴォルジオンなのでキャスト時には胴までしっかり曲がって非常に投げやすいです」

F3.1/2-610ti スーパーグリフォン コンペティチオーネ

画像(16枚)

伊東「初代エヴォルジオンにラインナップしていたスーパーグリフォンは63でしたので、7ftも長くなっています。でもそれよりも軽く仕上がりました。その名の通りのライトクランキングロッドです」

F4-65tix ワンテンスティック エヴォルジオン

画像(16枚)

伊東「ワンテンのダートが明らかに良くなるパラボリックな調子のモデルで、スラントブリッジはジャーキング動作を快適にしてくれます。テクニカルなファストムービングの釣り全般にも対応します」

F4.1/2-610ti エルザイル

画像(16枚)

伊東「初代エヴォから存在する人気番手。前モデルはミディアムファストでしたが、何でもこなせるロッドを目指してレギュラーに寄せています。巻きの釣り、7gくらいまでのテキサスや高比重ノーシンカーリグに」

F5.1/2-68ti ディアブロ

画像(16枚)

伊東「エヴォを象徴するモデルで、脈々と続くヘビーバーサタイルロッドの系譜。カバー撃ちからスピナベやチャター、バイブレーションにディープクランクと、巻きも食わせもなんでもできるロッドです」

F6-66ti ダミアン

画像(16枚)

伊東「F6クラスになると、多くのロッドが7ft台になりがちですが、エヴォだからこそのスペックです。重いものを扱うからこそ振り抜けの良い少し短い6ft6inくらいが使いやすい。かなりお気に入りのモデルです」

F7-72ti ザ・デストラクション

画像(16枚)

伊東「素材は大幅にグレードアップしていますが、ベースとなった設計は初代オロチにまで遡る歴史あるモデルです。ハイパワーな釣りを何でもできるロッドですが、非常に軽く仕上がっています」

F1-63tix-S リカオン MS

画像(16枚)

伊東「エヴォの特性はミドストと相性抜群で、誰でも簡単にロールアクションをだすことができます。スラントブリッジもカウンターバランサー的な効果を発揮して、ミドストのしやすさに寄与しています」

F1.1/2-610ti-S リカオンLD

画像(16枚)

伊東「初代エヴォルジオンではDtiモデルにラインナップされていたリカオンの現代版です。フィネス全般が使いやすいスペックですが、長さを活かしたフィネスプラッギングにもおすすめです」

F2.1/2-70ti-S 燕がえし

画像(16枚)

伊東「ロングロッドでライトリグ、ライトプラグを使うためのロッド。軽いルアーで対岸を狙った超遠距離戦に使える1本です。チタンが持つバネ弾性のお陰で、驚くほどの飛距離を出せるはずですよ」

F3st-611ti-S ヘッジホッグ・シュリンジ

画像(16枚)

伊東「ヘッジホッグとエヴォルジオンのクロスオーバーロッドです。エヴォルジオンだからこそのしなやかさがあるので、ヘッジホッグ由来のエクストラファストでも非常に投げやすいのが特徴です」

F3.1/2-73tix-S 雷切

画像(16枚)

伊東「スピニングモデルのフラッグシップ機で、これ1本でライトリグ、プラッギング、フリップとなんでもできるロッド。エヴォの持ち味が活きるスペックです。実はアメリカで定番の番手なんです」

F4.1/2st-62tix-S ヘッジホッグ・スティンガー

画像(16枚)

伊東「ヘッジホッグシリーズ最強クラスのパワーを誇ったスティンガーをエヴォ化したロッドで、泣き所だったキャスタビリティが向上しています。チタンは本当に釣りのフィーリングを広げてくれます」

---

※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。