【シーバス】国産ロッドで「バチ抜け」攻略におススメの2本【テンリュウSWAT】

港湾や河川のシーバス釣りで春の絶対的ストラテジーがバチ抜けパターン。流されるバチを捕食するシーバスは、小魚を追うシーバスとは喰い方が違う。釣果を上げるにはバチ抜け対応ルアーがマスト。それを操作するロッドが、実は釣果倍増のカギを握る! テンリュウの人気シーバスロッド『スワット』からバチ抜けにバッチリのモデルを紹介しよう。

●文:ルアマガプラス編集部

バチ抜けはルアー操作もシーバスの捕食も繊細! バチ抜け対応ロッドが必要になる

バチ抜けパターンとは、ゴカイやイソメなどの多毛類(以下バチ)が繁殖のために水中を漂い、それを捕食するシーバスを狙うこと。

シーバスの春のメインベイトの一つがバチ。

バチ抜けパターンのフィールドは、港湾部の運河や河川の下流域など。主に使うルアーは、専用に開発されたスリムなシンキングペンシル。なかには重量が5gを切る軽量ルアーもある。

バチ抜け対応ルアーは基本的に引き抵抗が小さく、通常のシーバスロッドだとノー感じということも多い。そもそも軽いルアーは飛ばせない。

また、バチは遊泳力がないに等しく、小魚のように追いかけて喰う必要がない。捕食時の吸い込みは弱く、ティップに張りのあるロッドだとバイトを弾くという現象が多発しやすい。

小魚捕食時より繊細な釣りが求められ、だからこそバチ抜けパターンに適したロッドが必要になるわけだ。

スワット(テンリュウ)

港湾部からサーフ、磯まであらゆるショアシーバスフィールドを網羅する9機種をラインアップ。

テンリュウの人気シーバスロッド『スワット』でバチ抜けパターンに適したモデルが、Tidal Walkerのサブネームを持つスワットSW842S-LMLとスワットSW932S-LML。その特性をチェック。バチ抜けパターン攻略でアドバンテージをもたらすのがわかるはずだ!

シャープで粘り強い! Made in Japanの高品質•高性能シーバスロッド…それがスワット!

まずスワットシリーズ共通の特徴でいうと、国内自社工場で生産されたブランクによる高品質•高性能シーバスロッドであること。

フィールドの変化と釣技の進化に対応するための機能が盛り込まれている。

その一つがブランクのアンサンド仕様。無塗装にすることでブランクが持つ特性を最大限引き出し、無駄のない運動性能を実現している。

アンサンド仕様のブランク。

バットにはC.N.T(カーボンナノチューブ)を採用し、シャープなキャストフィールが味わえ、ランカーをかけて曲げ込んだときには粘り強さを発揮。

C.N.Tを採用した粘り強いバット。

ガイドはチタンフレーム+SiCリングのKガイドでフット高やリング径を調整し、最適化。ラインがスムーズに放出されるバランスを追求し、軽量化により感度も高められている。

ガイドは上位機種の証しともいえるチタンフレーム+SiCリングを搭載。

またフォアグリップとリールシート部にはテンリュウ独自の西陣織仕様のカーボンパイプを採用。和のアクセントが日本のゲームフィッシュ、鱸とマッチする。シートリングにはローレットが刻まれ、濡れた手でも滑りにくい加工が施されている。

ルアーロッドに和の雰囲気を醸し出すテンリュウ独自の西陣織カーボンパイプ。

これらの特徴を持つスワットシリーズの中でもっともライトなスピニングのTidal Walker2モデルが、バチ抜けパターンで活躍する。

運河などキャスト精度を求められるバチ抜けフィールドはスワットSW842S-LML(Tidal Walker)

スワットの最短•最軽量モデル。8ft4inと取り回しの良いレングスで、運河にかかる橋の明暗部など飛距離よりキャスト精度が求められるフィールドに最適なモデルだ。短くてもロッドのしなやかさが、フックサイズの小さいバチ抜けルアーのバイト弾きとバラシを防止。

魚をかけて曲げた状態をキープするとシーバスが必要以上に暴れずに浮上し、バットの粘り強さを利用してランディングに持ち込むことができる。

また、ベイエリアで多用するプラグ類が幅広く使える汎用性とラン&ガンに対応する機動力も魅力の一本だ。

スワットSW842S-LML(テンリュウ) スペック

●全長:2.54m●自重:130g●継数(本):2●仕舞寸法131cm●調子:レギュラー●ルアー:MAX30g●ライン:MAX16lb●PEライン:MAX1.2号●本体価格:5万2500円(税抜き)

中規模河川の河口など飛距離重視のバチ抜けはスワットSW932S-LML(Tidal Walker)で攻略

レングスは9ft3インチでLMLパワーに設定。飛距離が必要な中規模河川の河口などで、バチが漂う流れの筋やヨレを遠投して狙うのに最適なモデルだ。

ティップはしなやかで弾くようなショートバイトがのせやすく、レングスがある分、良型シーバスをかけてもロッドの弾力で負荷をしっかり吸収。バチ抜けルアーに多い小型細軸フックの伸びを防いで、安心してファイトが楽しめる。

ミノーやバイブレーションなど幅広いルアーにも対応。プレッシャーの高いシビアなフィールドでサオ抜けスポットを狙う遠投フィネスロッドとしても活躍する。

スワットSW932S-LML(テンリュウ) スペック

●全長:2.82m●自重:140g●継数(本):2●仕舞寸法144cm●調子:レギュラーファースト●ルアー:MAX35g●ライン:MAX16lb●PEライン:MAX1.2号●本体価格:5万5000円(税抜き)

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