「えっ、マゴチじゃないの?」「この魚、オーストラリアではこう呼ばれているんです」旅する看護師“トラベルナース”がオーストラリアの釣りを解説!

トラベルナースとして働くツララフィールドスタッフの釜石佑哉さんが、オーストラリアはシドニーの釣りを解説。日本でもお馴染みのあの魚たちが別名で呼ばれているそうで…。

●文/写真:釜石佑哉

トラベルナースの釜石佑哉さん

はじめまして!ツララフィールドスタッフの「かまちゃん」こと釜石佑哉です!これまでトラベルナースとして働きながら、北海道、湘南、奄美大島、沖縄と移り住み、さまざまな魚を釣ってきました。

「かまちゃん」こと釜石佑哉さん。人手不足の病院などで、期間限定で働くトラベルナースとして全国をまわっている。

今回の記事では、ワーキングホリデー中のオーストラリアでの釣りについて書いていこうかと思います!

オーストラリアは釣りをするのに免許が必要!?

 まず初めに、オーストラリアの釣りライセンスについてです。オーストラリアで釣りをするには、州ごとに定められたフィッシングライセンスを取得する必要があります。料金は1年間で$35(現在約5000円程度)。オンラインでの申請が可能なので、そこまで大変ではありません。

今回は、シドニーがあるニューサウスウェールズ州(NSW)のレクリエーションフィッシングライセンスを取得しました。

オーストラリアは日本と違い、釣りをするのもライセンスが必要になっている。

さらに、自然保護のための規制として、釣り禁止エリア、キープできる魚の数やサイズのルールも厳しく決められています。ライセンスを持たずに釣りをしたり、ルール違反をすると高額の罰金が科されるので注意が必要です。

釣りを楽しむためには、しっかりと現地のルールを守りましょう!また、ややこしいルールや釣り場の情報を簡単に確認できるアプリがあるので、釣行前にダウンロードしておくと便利ですよ。

オーストラリア・シドニーで狙える魚たち

さて、ここからはシドニーで狙える魚たちをご紹介していきます。日本でも釣れるあの魚がオーストラリアにもいたりするので、面白いですよ!

フラットヘッド(Flathead)

「え?マゴチじゃん!」と思った方もいるでしょう。シドニーでは、日本でいうマゴチが「フラットヘッド」や「ダスキー」と呼ばれています。この魚は80cm以上になる個体もいるらしく、河口や浅場でよく釣れる人気ターゲットです。オペラハウスを眺めながら釣れたりするので、オーストラリアに行った際はぜひ狙ってみてください!「もっと大きなサイズが釣れる」と聞いたので、さらにサイズアップを狙っていきます!

マアジ(Yellowtail Scad)

シドニーでは、日本のマアジが「Yellowtail」や「Yakka(ヤッカ)」と呼ばれています。

「Yellowtail」や「Yakka(ヤッカ)」と呼ばれているマアジ

釣れたシドニーのアジは刺身にして食べました!日本のアジに比べて脂は少なめでしたが、とても美味しかったです!ちなみにですが、オーストラリアでは魚の価格がとても高く、例えばサーモンの切り身4切れで1,900円ほどします…。また、魚の需要が日本ほど高くないため、スーパーで販売されている魚の種類も限られています。

そのため、釣ってすぐに食べられるアジはオーストラリアの生活では非常に重宝する魚なんです!

ヒラソウダ(Bonito)

シドニーではヒラソウダを「Bonito」と呼ばれています。ロックショアでは他にもサバやヒラマサ(Kingfish)も狙えるため、今後さらにチャレンジしていきたいターゲットです!

おススメ!パックロッド

ここからは使用するタックルを解説していきます!フラットヘッドこと、マゴチを釣る際に使用したロッドは、ツララから発売されているところです「M.M.A United 90MH」となります。

この竿は格闘家、武蔵さんプロデュースの4ピースパックロッドで仕舞寸法74cmのため、海外にも持ち運びが楽です。さらに、海外釣行中の不意な大物ともファイトできるよう、グリップは長めに設定されており、ブランクスも他のパックロッドに比べて厚いです!そのため、ロッドウエイトは少し少しありますが、海外で竿が折れるハプニングも少ないと思います。

自分がアジングに使用しているロッドはツララのグルービー60Sです。日本でもメバリングやトラウトといったライトゲームに使用しています。

ヒラソウダをはじめとする青物系では、「M.M.A United 100MH」を使っています!仕舞寸法81.5cmで海外に10フィートのロッドを持っていけるのは釣りの幅が広がって、海外でロックフィッシングなどもできてしまいます!

シドニー釣行の魅力

シドニーは、都市と自然が融合した特別な釣り場で港湾、河口、磯場など、多彩なポイントで釣りを楽しむことができ、ターゲットとなる魚種も豊富です!さらに、ワーキングホリデーを活用すれば、観光や仕事の合間に釣りを楽しむことも可能なので皆さんもシドニーに訪れた際はパックロッドもスーツケースに入れてみてください!

釜石佑哉(かまいし・ゆうや)

トラベルナースとして働き、日本各地を釣り歩くエクストリームアングラー。現在はオーストラリアへ看護留学をしながら、合間で釣りをする日々を過ごす。ツララフィールドスタッフ。

※本記事は”ルアマガプラス”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。