
YouTube VARIVAS TVで公開している『シーバス マッチ ザ フィールド』。その第5回の舞台は徳島県。アングラーは同コンテンツ初登場の新拓也さん。都市型小規模河川から自然豊かな大河川まで釣り場のバリエーションに富んだ徳島のシーバスに挑む。状況に合わせたルアーローテションやPEラインの使い分けなど、全国各地のシーバス釣りに通用するテクニックが満載の動画を紹介しよう!
●文:ルアマガプラス編集部
自分のスタイルでシチュエーションに応じた釣りを展開! 新さんの“マッチ・ザ・フィールド”が明らかに!
実釣は2日間。全国各地でシーバスを追う新さんが徳島を訪れるのは3、4度目で、釣り場のイメージは頭の中にあるようだ。
新「徳島は大きな河川があったり、小規模な都市型河川があったりとシチュエーションが豊富。シーバスの数もある程度居るというイメージがあります」
徳島の河川でシーバス釣りを展開。
初日夕方に満潮から下げ潮に入るタイミングで入った釣り場は、初めて釣りをする大規模河川にかかる橋。
大河川の橋の明暗。初日は初めての川で大場所の攻略を試みる。
新「暗くなって下げが効きだして、橋の明暗が有力なポイントなるのでここに。うれしいですね、ルアーを色々使えるのが(笑)。いつもは(ルアー)縛りのロケが多い。今回はシチュエーションに合わせたタックルセッティングで、最適なルアーが使えます」
これは一般のアングラーにとってはごく当たり前のこと。つまり、新さんのマッチ•ザ•フィールドの攻略法が動画で明かされるというわけだ。
シチュエーションに応じて新さんがどんなルアーをセレクトするのかもこの動画の見どころだ。
小さなシルエット&弱アピールのルアーを表層で流しシーバスの反応を引き出す!
実釣は日が暮れ、橋の明暗が明確になり、下げ潮の流れが効き出すと予想どおり魚の反応が出はじめる。
新「明暗の明るい側に魚が居ましたね」
ファーストフィッシュはヒラセイゴ。
ヒットルアーはスウォーム80(GOTO9)
引き続き、明部で魚の反応を探っていると重量感のあるファイトがはじまる。
新「よっしゃ喰った! うわ、重い! めっちゃ良い魚じゃん、太っ!」
手にしたのは丸々と太ったマルスズキだ。
ヒラフッコを釣ったスウォーム80(GOTO9)で良型もキャッチ。
新「明るい側でヒラセイゴのバイトをとろうと攻めていたら、良い魚が居ましたね。小さいベイトを追っているのかもしれないと思い、シルエットをみせない。弱い動き。しかも表層というルアーが効きました」
今後の実釣に期待を持たせる快心の1尾をキャッチ!
適度に張りがあって感度の良いラインが遠投×ドリフトの釣りに向く
大規模河川では表層のドリフトの釣りをメインに組み立てる。その最中、ラインについて興味深い話をしてくれた。
新「大規模河川では遠投をする。今、使ってるラインがシーバスマックスパワーPE X9の1号です。遠投するだけならX8も同じように飛びます」
なぜ、アバニ シーバスマックスパワーPE X9を選ぶのか気になるところだ。
新「X8はしなやかで細かいライン操作がしやすいです。X9は張りがあるというか、芯がある感じで、流れに対してラインを置き直して流すといった操作がライン全体を一括でさばきやすい。流れや緩い状況や遠投したときにトレースコースやドリフトコースが決めやすいです。だから大規模河川のような遠投するフィールドに向いています」
遠投するフィールドではアバニ シーバスマックスパワーPE X9(バリバス)を使用。
さらにアバニ シーバスマックスパワーPE X9にはこんなメリットも!
新「あと使っていてアタリやボトム感知能力といった感度がすごく上がったと感じています。感度の面でも遠投したときに有利です。ただコーティングされたバキバキのPEのように硬すぎるということもない」
遠投してもライン操作がしやすく感度も良い! これが新さんが使って感じたアバニ シーバスマックスパワーPE X9の特徴ということだ。
アバニ シーバスマックスパワーPE X9(バリバス)は遠投した際の感度も優れる。
ミノーからバイブレーションとマッチ・ザ・フィールドのルアーローテが奏功
潮位が下がり、立ち位置を前に移しながら実釣を継続。
新「バイトがダイレクトに伝わる! これはヒラセイゴだな。こうやって遠距離でもバイトが出るのはシンプルに楽しい!」
シーバスマックスパワーPE X9の有効性を噛みしめつつ、さらに潮位が下がると本命の流れの筋が届く距離にたどり着く。
新「思ったより流れがない」
といいつつ130mmのシャローランナーミノーを流すと良型をキャッチ。
ヒットルアーはラムタラ130(アピア)。
新「流れが弱くてドリフトで反応がなく、明暗の暗から明に出る瞬間に魚の頭の上を通すイメージでバンッと一瞬で喰わせた感じ。小規模河川で良くやる釣り方です。流れが残っているうちにボトムまでやっちゃいましょう」
バイブレーションを遠投し、小さくリフト&フォールするとすぐに結果が出た。
新「X9は遠投してもコンッとダイレクトにアタリが出る。これがすごく楽しい(笑)」
初日は大規模河川で新さんの経験則とアバニ シーバスマックスパワーPE X9の威力が発揮された一夜となった。
実釣2日目は小規模河川の見えシーバスをテクニカルに攻略!
実釣2日目は夕刻の明るさが残る時間帯からスタート。
新「中規模河川でデイとナイトの釣りをして、夜は小規模河川をランガンしたいと思います」
夕方の中規模河川で応えてくれた魚がマゴチだ。
新「ボトムが砂利っぽい感じで底をこすってたらきました」
ここでもアバニ シーバスマックスパワーPE X9のボトム感度の高さが釣果に結びついた。だが、その後は魚の反応なく、第2ステージに移行。
新「小規模河川をランガンしてシーバスを探します。ラインはアバニ シーバスマックスパワーPE X8の0.8号を使います」
アバニ シーバスマックスパワーPE X8 ステルスグレー(バリバス)
●号数:0.8、1、1.2、1.5●巻き数:150m●カラー:ステルスグレー●価格:オープン
『高耐破断性工法』により強度の安定性に優れたマックスパワー原糸を1本1本緻密に編込むことで、ムラのない安定した超高強度を実現。ライン表面はシルクのような極上の滑らかさで摩擦系ノットが組みやすく、トラブルの少ないしなやかさが特徴のPEラインだ。
アバニ シーバスマックスパワーPE X8(バリバス)を使う理由には、新さんの緻密な戦略が込められている。
新「小規模な河川でも色々な流れがあるんです。ルアーを流し込むときにどの流れにラインをのせて、どこの流れを切るか。流れが大きく反転していたら頂点のほうに置きにいくとか。ラインを流れに追従させやすい。X8はしなやかだからラインメンディングの細かな調整がきかせやすいんです。それがX8のメリットの一つ」
新「もう一つのメリットが、小規模河川は橋脚の際など障害物ギリギリを撃つといったキャスト精度が必要です。X8はしなやかなのでライン放出時にスプールリングに沿ってきれいに出る。フェザーリングをかけるときにラインにタッチしやすく、キャスト精度が上がります」
しなやかなアバニ シーバスマックスパワーPE X8(バリバス)は、キャスト時にフェザーリングでラインに触れやすく、コントロールキャストがしやすい。
小規模河川でシーバスの反応を見ながらルアーローテーション! 喰わせワザは必見!
小規模河川の橋の明暗でスローシンキングタイプのリップレスミノーを投げるとトゥイッチに反応するが口を使うまでには至らない。
新「一か八か、ちょっと(ルアーの)パワーを上げてみます」
165mmのスラローム系のジョイントベイトを投入。だがチェイスはない。
新「パワー系で反応がないので真逆のルアーで」
シンキングタイプのリップレスミノーを投入。
新「わっ、反応する、絶対イケる! よっしゃ喰った!」
テクニカルな攻防の一部始終は動画を参照してほしい。
2つのルアーを1、2投で交換し、3つ目のスーサン(バレーヒル)で仕留めた。
新「リップレスミノーを水中で飛ばしたら反応。パワー系のビッグベイトには反応なし。ヒラヒラッと弱いアクションで喰いました。両極端のアクションを試して、ようやく釣れました。いやぁ、今のはテクニカルで楽しい釣れ方(笑)」
そしてラストは流れの中で居並ぶ見えシーバス。何を投げても反応しない魚を小型ミノーの速巻きで喰わせた。
新「小規模河川で良くやっている最後の最後の釣り方です。リアクション的に喰わせることができました」
居る魚を捻り出すのも小規模河川の楽しみ方。新さんは実釣でそれを魅せてくれた
培った経験に基づくルアーローテーションで見事に徳島のシーバスを攻略。全国各地に似たようなフィールドは数々ある。今回紹介した動画を視聴し、新さんのルアーセレクトやラインの使い分けを参考にすれば、各々のホームフィールドで釣りの引き出しを増やし、釣果アップが狙えるはずだ。
ラインの使い分けも戦略に組み込み、確実にシーバスを追い詰める新さん。今後の活躍にも注目だ。
バリバス アバニ シーバスマックスパワーPE X9とX8が釣果に結びつける。
アングラー プロフィール
新拓也(しん•たくや)
シーバス釣りの若きエキスパートで各社の製品開発にも携わる注目株の一人。学生時代にはバチの研究をしており、バチ抜けパターンには一家言を持つ。ショアからの釣りを基本とし、とくに都市型小規模河川のシーバスが戦々恐々の腕前。VARIVASフィールドスタッフ。
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