
関東屈指のバス釣りフィールド、亀山湖。房総半島にあるこのフィールドのリアルな状況を詳しく解説してくれる城ノ上巧さん。今回も引き続きスポーニングが進行している亀山湖の釣行レポートです。
●文:ルアマガプラス編集部
カギとなるのは、バスの状態の見極め。
皆さん、こんにちは!毎年この時期の亀山湖を見て来ましたが今年はスポーニングの進行が少し遅く感じます。3月下旬の大潮からビッグフィッシュ達からスポーニング行動に入りましたが、全体的にはまだまだですね。これから水温が上がり、湖全体にスポーニングが進行して行き、ダラダラと5月下旬くらいまで続くと思われます。ゴールデンウィーク頃には、プリ、ミッド、アフターの個体がミックスになると思います。
・ベッドを作りメスを待つオス
・これから卵を産むプリのメス
・ベッドでペアリングするメス&オス
・ベッドの卵を守るオス&メス
・稚魚を守るオス
・卵を全部産み終えたアフターのメス
・スポーニングに関係ない個体
ざっくりですが、こんな状況になって行きます。ビッグフィッシュを捕るためには自分がどの状態のバスを狙うのか見極める必要があります。まぁ、この時期は、なかなか難しいですよ。ただ、デカい個体だけを狙う方は自己記録や湖のレコード記録を更新するチャンスですからね。もちろん僕も狙ってます!今週も行ってきました。
4/20(日) 亀山湖
天気:くもり
水位:満水
水温:?
水質:普通~薄濁り
夏日のような暑さとなり湖全体でビッグフィッシュが連発した土曜日は急遽休日出勤で会社。サラリーマンの辛いとこです。まぁ、僕が行けてもデコ確率高ですが。
デジタルストラクチャー
【DSショートマウント】ブルーアルマイト
【DSバウデッキ】ブラック・塗装仕様
【DSハイデッキ】ブラック×バハマブルー
最近は魚探なしで感覚研ぎ澄ましてます。だから釣れないのか?
デジタルストラクチャー
【DSボートラダー】アルマイトグリーン
ラダーは使わない派だったけど…使用してみると船尾の振りが抑えられ、何より強風時の直進性能が格段に上がる。
イヨシコーラ のむらボート前、自販機で発売中!
出船しようとしたら…『JOEさ~ん!、どうぞ!』イヨシコーラ頂きました。嬉しかった!美味しかった!ありがとうございました。
単日釣行となったスポーニング進行中の亀山湖。スイムベイト&ビッグベイトで流しながらビッグママを探します。本命エリアはやはりよりとも島なんですが、最近は大人気でボートだらけ。なのでバンクを流しながら状況を確認して行きます。可愛いサイズからゴーマルクラスまでは居るのですが、それ以上のサイズに遭遇しません。
カバー撃とうとしたら…コイ&フナだらけ。
カバー以外でも、ところどころにフナ&コイの群れが居ます。その群れの中に黒く模様のある魚が…
『えっ!バスだ!なんでフナと一緒に泳いで居るの?』
楽勝のロクマル。しかも、お腹ブリブリのビッグママ!そう言えばかなり昔ですが、片倉ダムでも西湖でもフナの群れに付くビッグフィッシュが居て…フナの群れにルアーをキャストしてフナにガンガン当てながら巻くとバスがバイトしてくるパターンがありました。仲間内では『フナパターン』って呼んでいたのを思い出しました。
話が脱線しました。戻ります。
ボートが近ずきてバスには逃げられましたが、『フナの群れを探せばいいのか?』と思いフナボールを探す。しかしいざ探すとなると、なかなか遭遇しないものです。
フナを探していたら、先ほどのロクマルを単体で発見!フナと一緒に居たのはたまたまか?ドキドキしながらバスの進行方向の少し先へギル系ワームのノーシンカーワッキーをキャスト!
ナイスキャスト!これは喰うだろ!ドキドキしながらチョンチョン動かします。バスが近付いて来ました…そして…ギル系ワームを…
完全無視。素通りでした。全く相手にされず、そのまま居なくなりました。本当にチャンスをものに出来ない男です。
可愛いサイズですね~。釣れるのはこのサイズ。
風が強く、少し寒かった。
連日各ボート店でビッグフィッシュがキャッチされてますね。僕だけ釣れない。次こそ!
それでは皆さん、また次回お会いしましょう。
アングラープロフィール
城ノ上 巧(じょうのうえ・たくみ)
亀山湖をホームに独自のスタイルでビッグバスだけを追い求める。これまでも複数のロクマルをキャッチしてきている、孤高のデカバスハンター。