
多くのソルトウォータールアーをラインアップするアクアウェーブ。ライトゲーム用のアイテムもとても充実しているのをご存知だろうか。アクアウェーブの小粒なライトゲーム用プラグを用いて、春の東京湾でボートゲームを楽しんできたので、その様子をお届けする。
●文:ルアマガプラス編集部
春の東京湾、ナイトでMPG(メバルプラッギング)を楽しむ!
アクアウェーブはライトゲーム用のルアーがとても充実している。どれも基本性能が高く、各部の仕様からフック、カラーラインナップまで全く抜かりがない。今回使うのは、シャローマジック、シャローマジック50、リトルマジック、Sマジックの4種類。今日のメインターゲットはメバルで、他にもいろいろな魚種が狙えるというので楽しみだ。
使うのはアクアウェーブの人気モデル4種。
ただ、船長の話曰く、ここ数日はメバルのレンジがかなり下がっており、プラグで釣るのは難しいらしい…。何はともあれ、夕方の東京湾へ出船した。
ゴーゴーガイドサービス
羽田から出船する東京湾ガイドボート。季節に応じていろいろなターゲットに対応。プロアングラーも多く利用しており、キャプテンの人柄や腕前もあってとても人気だ。●HP:https://gggs.tokyo
神奈川県は羽田エリアの運河から出船し、船を走らせること約10分。ファーストポイントに到着。港湾部に工場からの排水が絡むような場所にやってきた。
パイロットルアーとして最適なシャローマジック兄弟!
まず使用したのがリップレスミノーのシャローマジック。シーバスのリップレスミノーを小型化したようなデザインで、一般的なミノープラグよりもナチュラルなアクションでターゲットを魅了。シャローマジックはいろいろなシリーズがあるが、まずは50mmサイズのシャローマジック50からスタート。
シャローマジック50の重さは2.8gだが、投げてみるとその数字以上の飛距離が出ているように感じる。ボディデザインとウエイトバランスがいい証拠である。そして、泳ぎは極めてナチュラルに水に馴染むような動き。速巻きはもちろん、デッドスローでもよく動いているのがわかる。リップレスミノーでありながらアクションの存在感はしっかり手に伝わってきて、ルアーが今どこにあるのかがちゃんと把握できるようになっている。
そして、待望のファーストヒット!
ヒットしたのはクロダイ!
強烈な引きで上がってきたのはクロダイ。港湾部に多いので、ライトゲームのゲストとしてよく釣れる。メインターゲットではないが嬉しい1匹。そして、同じくシャローマジック50を使用していたスタッフ福重にもヒット! 彼がキャッチしたのはヒラスズキ。50センチほどだが、ライトタックルだとそのファイトはとてもスリリングだ。
「めちゃくちゃ引いたッス!」
ちょっと小移動。護岸エリアにやってきた。そしてすぐさまスタッフ福重がヒット、今度はメバルだ! やはりライトゲーマー福重、こういったフィネスな釣りは大得意だ。
「メバル・プラッギング・ゲームは楽しいッス!」
ここで、ルアーサイズを落として、45mmボディのシャローマジックにローテーション。この5mmのサイズ違いでも、小さい魚にとっては大きな違い。ライトゲームはちょっとしたルアーサイズのローテもとても重要だったりする。するとまたまたスタッフ福重が魚をヒットさせる、今度もメバルだ!
「シャローマジック、イケてるっすね!」
シャローマジック&シャローマジック50
シャローマジック&シャローマジック50は同様のコンセプトで作られており、コンパクトでありながらその性能はとても優秀。水に馴染むアクションを実現させるように徹底的に追及したウェイトバランス。固定重心でありながら飛距離は充分で、広い範囲をサーチできる。ボートはもちろんショアゲームでも活躍する。港湾部や漁港、ゴロタ浜、ちょっとした磯場など、いろいろな場所で使えそうだ。
Shallow Magic(シャローマジック) 45mm / 1.8g / 25色¥1,400(税別)
Shallow Magic50(シャローマジック50) 50mm / 2.8g / 23色 ¥1,450(税別)
絶妙なウエイトバランス設計。
コンパクト&ややファットなシンペン、リトルマジック
釣り始めは無風だったが風が出てきたので、次にシンペンのリトル・マジックを試してみる。リトルマジックは38mm/3.1gのシンキングペンシルで、ボディはしっかりとした体高がある。このサイズ感では重量があるほうなのでかなり飛距離が稼げるのが特徴だ。風が吹いているときにはぴったりのアイテムである。
体高があるのでシンペンでありながらもちゃんと抵抗感が伝わってくる。この操作感はライトゲームでとても有利だ。じっくりとスローにリトリーブするとヒット!
強烈な引きを見せたのはシーバス!
この日はかなりシーバスが高活性で、このマイクロプラグにどんどんアタックしてくる。そんなシーバスの猛攻を掻い潜るようにして、またしてもスタッフ福重がメバルをキャッチ!
「メバル釣り、得意かもしれないッス!」
リトルマジックは腹部がフラットになっており、さらにフロントフック部にはスタビライザーとなるパーツがセットされている。これにより動きが安定するし、水馴染みのいいアクションを演出する。潮受けもいいので、潮流の変化もすぐに察知することができる。このサイズとは思えない飛距離で、広範囲をサーチしていくのにぴったりだ。
Little Magic(リトルマジック) 38mm / 3.1g / 10色 ¥1,300(税別)
ヘッドのフィンで差をつけるスラロームアクションのエスマジック
ここまでメバルを釣り上げていない筆者。魚の目線を変える意味で、今度はエスマジックをローテーション。体高のあるフラットボディに、頭にはフィンが搭載。S字を描くようなスラロームアクションが特徴のルアーだ。港湾部の壁際を意識して泳がせるとすぐにヒット、今度はメバルだ!
待望のメバルをキャッチ!
エス・マジックはただ巻くだけでなく、リトリーブスピードに緩急をつけたり、ジャーク・トゥイッチを入れても効果的。流れのある場所ではそのまま漂わせてもOK。個人的にとてもお気に入りになったプラグだ。
S Magic(エスマジック) 45mm / 3.0g / 23色 ¥1,400(税別)
エスマジックではヒラスズキもキャッチ。すぐに個人的一軍ルアーになった。
アクアウェーブのマイクロルアーでM・P・Gを堪能!
今回はアクアウェーブのシャローマジック、シャローマジック50、リトルマジック、Sマジックを使ってライトゲームを心ゆくまで楽しんだ。東京湾のナイトゲームは手軽で数釣りができる、とても面白い釣りであることを再確認。
この日は時間が経つにつれ風が強くなり、元々メバルのレンジも深かったので、本来はジグヘッドワームでルアーを沈めて誘うのがベター。それでもこれらプラグのアピール力と底力でメバルを攻略できた。
メバルとシーバスのダブルヒット。
他にもシーバスやヒラスズキ、クロダイと、引きの強いターゲットがどんどんバイトしてくるので飽きることがない。専用タックルがなければバス用を使うこともできるし、ベイトフィネスタックルで遊んでみるのも面白い。
アクアウェーブのマイクロプラグたちを使って、ぜひM・P・G(メバル・プラッギング・ゲーム)を楽しんでみてほしい。
インプレしたアングラーはこのふたり!
インプレスタッフ:福重
体重100キロオーバーの巨漢だが派手な服と繊細な釣りを好む編集部員。実は常日頃からみんなにもっと派手な服を着て欲しいと思っている。
インプレスタッフ:西村
釣りと生き物飼育とラーメンを愛するフィッシングライター。普段からソルトのオフショアゲームを楽しんでいて、一時期はそれなりにメバルゲームをやりこんでいた。
- 1
- 2