
鈴木翔さんはハードベイトオンリーのH-1グランプリに今年初参戦! 気合い十分で挑むもサイズが伸びず。そして結果はなかなか厳しいものに…。その詳細をレポートします。
●文:鈴木翔
今年はH-1グランプリに参戦します!
こんにちは! 鈴木翔です。
今年、初参戦するハードルアー限定大会「H-1グランプリ」の初戦が、6/29(日)に開催されました。初出場でインパクトある結果を残したい!と、直前2日間の下見をして試合に挑みました。
下見の初日は小櫃川・猪ノ川・笹川、3つのバックウォーターを含め全域を手早くチェックし、キーパーギリギリサイズが2本。
下見2日目は初日に雰囲気を感じたエリアを重点的に、いろいろとルアーを試して反応を様子見。釣れる数はグッと増えたものの、30cm以上を釣るのが難しい…。2日間でまともなサイズはゾーイで釣った35クラス1本のみ(^^;
あとは小さな沢の最奥でプロトバズベイトに出た魚と、ふく平のシェイキーに出た2発は悪くないサイズでした。
2日間を通しての感触は、全体的に水質は良くなく、バックウォーターの流入も少ない。メインカレントとなる小櫃川は工事で上流に行けないので、それ以外で水通しの良いエリア。
スポーニングから回復しているバスは、沖でベイトを追っていてルアーへのジャッジが厳しいのと、動きが読みづらい。が、シャローにグッドサイズは少ない。スピナーベイトであれば、ベイビーブルであればバイト数は多いがサイズを選べない。チビーブルにサイズアップさせると、バイトは減るもサイズアップするといった感触でした。
そして、小さくともリミットメイクは必須! 釣り方だけでなく、アプローチにおいてもオーバーハングの下に潜り込むなど他との差をつけないとダメだなと。
不安を抱えたまま試合当日!
これらを踏まえ、迎えた当日。
細かいルールや進め方など、ボトムアップフィールドレポーターの千葉陵平さんに教えてもらいつつ。H-1恒例のタックルチェック、お相手は偶然横に居合せた痴虫松本さん!
参加人数は120名越えと、さすがの熱量です。フライトは後ろから2番目だったものの、本命スポットに入ることができましたが、ノーバイト。笹川方面へと向かいつつ、目ぼしいスポットをランガンし、ベイビーブルでキーパージャストを1本。 水温が上がり始めるタイミングで、よりとも島周りにバスが浮くのを下見で確認していたので、そのタイミングでエントリーすると、45クラスを発見! チビーブル1/4oz.TWのスピナベサイトで、ハフッとするも掛からず…それ以降は見えなくなってしまいました。
グッドサイズは見えないもののキーパーサイズはまだ居たので、ルアーをベイビーブル3/16oz.DWへと変え、スピナベサイトにて25.5cmをキャッチ!
あと1本でリミットメイク!という所でしたが、追加ならず帰着となりました。…が、検量時の計測でキャッチした2匹とも1センチずつ縮んでしまいノンキーに。 0申告となってしまいました。
年間レースを考えると、初戦は外せなかっただけに悔しい…。
【ベイビーブル使用タックル】
ロッド:クロノス651LB(ダイワ)
リール:アルファスAIR 7.2L(ダイワ)
ライン:アブソルートAAA 8lb.(バリバス)
トレーラーフック:T.Nトレーラーフック #3(ハヤブサ)
ちなみに、今回使用したベイビーブル・チビーブルともに、カラーは”マルチシャッド”(ベイビーブルにはラインナップされていないので手巻きしました)。タダ巻きで流しつつ、急な見えバスにスピナベサイトでもアプローチしやすいナチュラルカラーです。そして、ブレードにはアワビ。多くの人がスピナーベイトを投じる状況下で、アワビならではのフラッシングによる反応の違いを狙いました。
3日間を通して、35℃に迫る夏日でしたが、BUクールウェアで集中力も持続(^^)v
スーパーチタンコーティング生地によって、紫外線・赤外線をカットすることによる遮熱効果を体感しました。釣り終わりの疲労も違いますね!
次戦は、7月末の津久井湖戦! 初場所なので、どんなフィールドなのか楽しみです^_^
アングラープロフィール
鈴木翔(すずき・しょう)
2000(平成12年)11月19日生まれ。香川県出身、茨城県在住。高度な釣りのスキルとルアーに対する確かな選球眼を持ち、その実力は川村光大郎さんも認めるところ。ボトムアップスタッフ、バリバスフィールドテスター。
※本記事は”ルアーマガジン”から寄稿されたものであり、著作上の権利および文責は寄稿元に属します。なお、掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。 ※特別な記載がないかぎり、価格情報は消費税込です。
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