自分で釣ったアオリイカで本格イタリアンに挑戦してみた【アモーレも喜ぶ!!】



取材先の伊豆半島で釣った”アオリイカ”。記念にと持って帰った海の味覚。さっそく、筆者が大好きなイタリア料理を2品作ってみることにした。

材料(2人分)

(共通)
●アオリイカ1杯(300g前後)
(1品目)
●フェデリーニ160g●ニンニク1片●アンチョビ2尾●鷹の爪1本
○乾燥バジル○トマト○オリーブオイル○エクストラバージンオリーブオイル○塩○コショウ・・・各適量
(2品目)
●アボカド1/2個●トマト中2個●オレンジ(写真未掲載)1/4個
○ベビーリーフ○ケーパー○白ワイン○レモン汁○塩○オリーブオイル○エクストラバージンオリーブオイル・・・各適量

プリモ・ピアット 〜イカスミスパゲティ〜

 イカを使ったスパゲティを作るのなら、一度はやってみたかったイカスミソース。一見難しそうに見えるが、作り方はアーリオ・オリオ・ペペロンチーノをベースとするオイル系の手順と同じだ。香り高い濃厚なソースとプリプリとした肉。口いっぱいにアオリイカの旨味が広がる。

-手順-

①鍋にたっぷりの湯を沸かす。2人分のパスタ160gに対して最低でも2リットルの水を用意する。沸騰したら塩を加える。塩の分量は水1リットルにつき25グラムを目安に。

②鍋が沸騰したら、フェデリーニを入れる。アルデンテにするため、3分30秒から4分を目安に茹でていくる。

③フライパンにオリーブオイル、芯を抜いて押し潰したニンニク1片、鷹の爪を入れて弱火にかける。しばらくし、ニンニクから気泡が立ち、香りが立ってきたらアンチョビを加える。

④アオリイカを投入(今回は、ゲソ、エンペラ部位のみを使用)し、スミ袋を破ってスミを入れ、最後に白ワインとパスタの茹で汁を適量入れて一煮立ちさせる。

⑤パスタが茹で上がったら、ザルにあげ湯を切ってフライパンへ。このとき、火は止める。パスタをソースと一緒に炒めるのではなく、“ソースに絡める”のがポイント。

⑥皿に高く盛り付けて、カットしたトマト、乾燥バジル、エクストラバージンオリーブオイルを垂らせば完成。



セコンド・ピアット 〜イカのカルパッチョ オレンジソース〜

 メインはイカ本来の食感、うま味を堪能するためにカルパッチョにした。カルパッチョは薄切りの牛ヒレ肉にソースを加えるイタリア発祥の料理。魚介をカルパッチョとして出すのは、なんと日本発祥なのだ。イタリアをイメージとした盛りつけにし、そこに素材の味を邪魔しないオレンジソースをかけていただく。アオリイカ独特のねっとりとした食感と甘みをフレッシュなオレンジソースが包む。

-手順

①皿にカットしたイカ、アボカド、トマトを盛りつけ、ベビーリーフを添える。

②オレンジソースを作る。フードプロセッサーで撹拌したオレンジに白ワイン、レモン汁、塩、エクストラバージンオリーブを合わせ、味を整える。最後にケーパーと、バジルを加えて完成。

使用したワイン

 今回使用した白ワインはイタリア・シチリア産のFazio Sibilia Rosso(ファジオ シビリア ロッソ)。セブン・イレブンでも買えるデイリーワインだが、600円台と安価にもかかわらずコストパフォーマンスは高い。やや辛口の風味の中にフルーティな果実味とフレッシュな酸が心地よく、爽やかな味わいになっている。この2品の料理にピッタリとマリアージュする。

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