子連れでブラり。ふなばし三番瀬でアサリ獲り[少年釣り師育成ものがたり|1話]



東京市部から10年ぶりに、生まれ育った千葉県沿岸エリアにUターンした、三十路後半・編集者です。せっかく地元に戻ってきたので、釣り初心者の息子(3歳)に狩猟のイロハを叩き込んでいこうかという、いくぶん親バカ趣向のレポートです。

究極の初心者は、潮干狩りに食い付くか!?

まず手始めは「ふなばし三番瀬海浜公園」。息子3歳、初めての潮干狩りです。

まずはロケハン。TOKYO BAYの全体感をチェック!

獲れるのは、アサリやハマグリ、などなどなど。

図貝(ずかい)。

素手でも可。道具があればなおOK

浜辺に出てみて。はて?何か足らん。

忘れました。「潮干狩りセット」的なものを、自宅に。

これを忘れた…。

すると…
「とってみる?」
粋なセンパイからすかさず助け船が出てくるあたりが港町。活きのいいアサリをひとすくい、分けてもらいました。

とりあえず、ビニール袋にブツをイン。

その後は素手で。ザクザク(?)獲れます。

この日の波はいたって穏やかだ。

20~30分程度で終了~。
本日の収穫です。

一家族には十分な量だ。

道具を忘れたのは痛恨でした…が、息子もそれなりに食い付いてくれたようです。

足洗い場も清潔。こういうのが子連れには助かります。



アサリご飯にチャレンジ

本日の収穫(砂抜き前)

浜辺のセンパイのアドバイスにしたがって、一晩塩抜きします。新聞紙にくるんで、涼し気な窓辺に放置してみました。
アサリって、放っておくと、けっこう活発に動き回るんですよね。息子がしきりに新聞紙をはがしたがりますが、そこは毅然と「NO!」。揺らしたり、光を当てると、せっかく開いた貝殻がピタッと閉じて、塩抜きが不完全になります。アサリちゃんは臆病なんですね。

そして翌日、無事に茹で上がりました。

お昼寝中の息子を起こさぬよう、父は黙々と貝を剥きます。けっこうな量があるので、箸なんか使ってられません。指で大胆に剥がしていきます。時間的には15分くらい。ボリューム的にはこんなもの。

貝柱をうまく取る方法はないものか…。たぶんあるのだろうが、今日はこれでOK。

これをお米と一緒に炊き込んで、アサリご飯、完成~。

身こそ小ぶりでしたが、いい味出てます。砂抜きもパーフェクト。スーパーで買うものより濃い味なのは、やはり鮮度の差でしょうか。

レシピ:あさりご飯(3人分)

<材料>
・米…360ml(2合)
・アサリ…200g
・細ねぎ(小口切り)… 適量
【A】
 ・しょうゆ…大さじ2
 ・酒…小さじ2
 ・水…カップ1/2
 ・塩…少々

① 塩水(水カップ1に対して塩小さじ1)にアサリを浸します。新聞紙などで覆ってから、静かな場所に置いて砂抜きします(今回は一晩つけてみました)。
② 米を研いでザルに上げ、水気を切って、炊飯器に入れます。ここに【A】を入れて、30分~1時間ほど浸します。
③ 鍋でアサリを煮立たせ、ふたをします。アサリの口が開くまで中火で煮ましょう。
④ ③をザルでこします。煮汁とアサリを分けたら、殻から身を剥がします。
⑤ ②に④の煮汁を加えたら、2合の目盛りまで水を足して混ぜます。アサリの剥き身を表面に乗せ、炊きます。
⑥ 炊き上がったら5分ほど蒸らし、しゃもじで軽く混ぜます。茶碗に盛ったら最後に細ねぎを散らしましょう。

では今回のまとめ。

KLP(子育てレジャー・パフォーマンス)

KLPとは、「子連れでどうか?」という基準で、訪れたレジャースポットを5点満点で総合評価してみるコーナーです。

【ふなばし三番瀬海浜公園】…4.4ポイント

・コスト…5
・アクセス…5
・参入容易度…5
・安全性・快適性…4
・グルメ…3


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