人気ルアー使いこなし術:”デラボール”はスイムベイトルアー入門にうってつけ!〈バス釣り〉



ジャッカルのスイムベイト「デラボール」、皆さんはすでにお使いだろうか!? “デラ”シリーズと言えば、「デラクー」や「デラバズ」でもおなじみの、コンパクトサイズで扱いやすく、しかもよく釣れるルアー! バスフィッシングの楽しさを教えてくれる素敵なシリーズだ。

“デラ”シリーズをプロデュースしているのは、”トランポ水野”こと水野浩聡さん


手のひらサイズのスイムベイト

今回紹介する「デラボール」、デラシリーズのご多分にもれずコンパクト。

ブルーギルやフナの幼魚、カエルなど、小型のベイトにジャストサイズ

扱いやすいサイズなので、特別なタックルは不要! 初めてスイムベイトを使う人にもピッタリと言えそうだ。

ちなみに、今回取材時の水野さんのタックルは以下の通り。

・ロッド:ポイズンアドレナ 1610MH-2(ジャッカル×シマノ)
・リール:メタニウムMGL HG(シマノ)
・ライン:レッドスプール16ポンド(ジャッカル)

ポイズンアドレナの1610MH-2はミディアムヘビーパワーのロングロッド。6フィート10インチという長さのおかげで、岸釣りで頼りになる遠投性能はもちろん、近距離へのピッチングなどでもアキュラシー(正確さ)が出やすい。デラボールはもちろん、重めの巻き物系ルアーや、カバー撃ちなど、幅広い釣りに対応する万能ロッドだ。

小さいけど集魚力は抜群!

さて、肝心の「デラボール」だが、やはりスイムベイトらしくアピール力は高い。巨大なヘッド部分(ほぼ全身)が左右に振れながらしっかりと水を押し、テールがブルブルとアピール。アクションレスポンスも非常に良く、50~100センチ引くだけで十分魚を引き出せるとのことだ。

投げやすい=遠投性能・・・だけじゃない!!

デラボールは、この大きさで重さ26g。ボディシェイプがほぼ球体で空気抵抗も小さいので、遠投性能は抜群! さらに、水野さんが言うには、近距離への正確なアプローチがしやすいとのこと。また、スキッピングもさせやすいそうだ。ピンポイントキャストから大遠投まで、足場の限られる岸釣りだからこそ役立つ場面はたくさんありそうだ。

ルアーマガジン2016年10月号掲載記事の取材の際にもばしばしスキッピングを決めていた。




「デラボール」の泳がせ方

デラボールの使い方はいたって簡単。投げて巻くだけ。水面~70cm程度をゆっくりと巻くのだ。

泳いでいる姿を目視できているのが目安。取材時には水面に引き波が立つか立たないかぐらいのレンジを引いていることが多かった。

ここまでで紹介した通り「デラボール」には、
・ピンポイントキャストがしやすい
・短い距離でもしっかりアピールさせられる
という特徴がある。つまり…、

ブッシュの下に滑り込ませて、表層をひいてくる

写真のような水路の場合、カバー撃ちのように次々とキャストを決めて、テンポよくサーチしていくことができるのだ!!

バラシを防ぐ”インライン構造”

「デラボール」は、ボディ内部にパイプが組み込まれており、そこにラインを通してフックを結ぶ”インライン構造”が採用されている。

同梱されているフックにはスイベルとワイヤーが付いているので、スイベルにラインを結び、ワイヤーをスリットの内側に差し込んでフックを固定するのだ。

スリットの中にセット!
使う時はこんな感じ。水野さんはフックを上下反対にして、針先を一本だけボディに埋め込む形でも使っていた。

そしてバスがかかるとフックが外れて、ボディはフリーの状態に。

こうすることで、ファイト中にもフックが暴れにくくなり、バラシを大幅に軽減できるのだ!!

デラシリーズの4番バッター「デラボール」!

デラシリーズの中でも特にでかバスを狙えるのがこの「デラボール」。
狭い水域であれば、そこに居る”いい魚”を引っ張ってこられる力を持っているのだ!

取材時には52cmを1本、40cmアップを3本キャッチ!

小バスを釣りまくるだけが”デラ”じゃない!「デラボール」を駆使して、秋の巻き物シーズンを”でら”楽しもう!!

デラボール[ジャッカル]
●全長:3.2インチ
●重さ:26g
●タイプ:シンキング
●カラー:全10色
●価格:1400円(税別)

(※本記事は『ルアーマガジン2016年10月号』掲載記事を基に再構成されたものです)


[ルアマガ+]関連記事