小森嗣彦が明かす、試合で勝てるレッグワームルアー3つのヒミツ【トップバストーナメンターの武器】



釣れ筋ワームを数多くラインナップするゲーリーヤマモトの中でも、「レッグワーム」はJBトップ50にて3度の年間優勝を果たし、2016年度も年間3位に入賞したサイキョートーナメンター・小森嗣彦さんの主力ワームとして有名だ。

ここでは小森さんから直接聞きだした”釣れる”ソフトベイト・レッグワームのヒミツを紹介。

まずはディティールをチェック!

上:2.9インチ ●全長:2.9インチ●重さ:約2.7グラム●カラー:12色●入数:8本下:2.5インチ●全長:2.5インチ●重さ:約1.5グラム●カラー:43色●入数:10本

リブの入ったボディーに、名前の元となっている足の様なテールが設けられているのがレッグワームの特徴だ。

現在、2サイズがリリースされており、「2.9インチはアピール力が高いので高活性の魚に効果的。2.5インチはタフコンディションの魚に対しても有効」というのが主な違いだそうだ。

分類としては、水を受けて尾びれの様に動くテールがついた”シャッドテールワーム”。同タイプのソフトベイトはもちろんたくさんあるが、それらとは決定的に違う点があるらしい。

それこそがレッグワームがレッグワームたる所以だと小森さんは言う・・・。

ヒミツ1 スクリューアクション

シャッドテールワームのキモは何と言ってもテールの動き。多くの同タイプワームがテールを左右に振るように動くのに対して、レッグワームはブルンブルン回るようにアクション。

小森さんはこれを通称「スクリューアクション」と呼んでいる。

クランクベイトなどを使っている時のあるあるネタ。フックがラインを拾ってしまい、くるくる回転しながら泳いでくる時に限ってバスがチェイスしてくる・・・。。ここに「スクリューアクション」のヒミツがあるという

この「スクリューアクション」は左右のみならず、全方向に対して水を動かしており、これが強烈にバスを惹きつけるのだそうだ。

余談ではあるが、この「スクリューアクション」を生みだすことを念頭に開発されたクローワームこそ、名作「モコリークロー」なのだ。

ヒミツ2 動きにくいテール

「動きにくいテール」

ほとんどの人は、この一文を読んで頭に「?」が浮かぶはず。なぜならほとんどのシャッドテールワームの解説で「あらゆるスピードに対応!」や「デッドスローリトリーブでもテールがアクション!!」と謳っているからだ。

もちろん、スローリトリーブで泳ぐことはいいことだ。しかし、レッグワームのテールは、スローに引いた時は「動きにくい」。その狙いは?

それは、アクションの”メリハリ”のためだ。

レッグワームのテールは、ある程度のスピードで動かさないと動かないが、逆に言えばスピードが遅くなればテールは止まる。つまり、一定以上の水圧(水流)を受けると動き出し、それが弱まるとピタッと止まるということ。

この”静”と”動”のメリハリこそが実は、バスに口を使わせるきっかけになっているのだ!

シャッドテールワームには珍しい太めの付け根。そしてテールそのものの質量が合わさって、動きにくいという個性を手に入れている。


ヒミツ3 サイズ感以上の水押し

3インチ足らずのボディではあるが、魚をひきつける力が強いと小森さんは言う。その鍵は「動かしにくいものを動かす」ことにある。

先に紹介したとおり、レッグワームのテールは動きにくい。しかしそのおかげで、力強く水を押す事ができるのだ。

想像してほしい

コピー用紙と画用紙。どちらであおげば風を感じやすいだろうか? 2種類の紙を同じ幅で動かした時、手首への負荷、そして動く風の量に違いを感じるはずだ。

レッグワームのテールが動くには相応の負荷(水圧や水流)が必要ではあるが、その分動く水の量も多い=アピール力が高いのだ!!

まとめ

レッグワームのヒミツはご理解いただけたであろうか?

まとめると

・水を全方位に動かす「スクリューアクション」
・敢えて動きにくいテールによる「静と動のメリハリ」
・動きにくいモノを動かすことによる「力強い水押し」

の3点だ。

リグの種類やアクションのコツなども、この3つの点を意識して使えば、おのずと見えてくるはず!!レッグワームで釣果倍増を目指せ!!

レッグワームの使い方をもっと知りたい・・・?

レッグワームがいかに凄いワームなのかは分かったけど、使い方をもっと知りたい!教えてくれ!! 今すぐ!!! と、言う貴方に朗報!

ルアーマガジン本誌では、今回紹介した話の他にも、千葉県亀山ダムでの実釣取材で、レッグワームを中心としたゲームメイク、リグの紹介を掲載しているぞ。「勝てるワームの使い方」をマスターしたいなら一読の価値アリ!!

最強のトーナメンター小森嗣彦さんにレッグワームの奥義を教わろう!!

紹介したアイテム等のお求めは…

レッグワーム(ゲーリーヤマモト)

ルアーマガジン2016年12月号[NAIGAI-SHOP]


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