HFE(自称ハイパーフィッシングエディター)のフカポンです。
秋丸さん記事やら、ラーメンやら、ネコ様やら、飛び道具で[釣りPLUS]記事を書いてきたことから、編集者としての資質について審議されているとかいないとか…。
私め、こう見えて理論派。理屈より屁理屈が好きな編集者でございます。…なんの安心にもなりませんね。すいません。と、言うことでちょっと変わり種を投下。
気圧と釣果の因果関係について。
自然界のことですので一部例外はあるものの、晴れてる日より、曇の日、雨の日、風が吹く日は魚さんが高活性であることは、釣り人の皆様ならお感じのことかと思います。
晴れると妙に元気ハツラツなシイラ的な魚はいったん置いといて…。これはすなわち傾向として低気圧であるほうが、釣果が良いと言うのは、数々の釣行取材でも当てはまる傾向であります。
「高気圧の時は気圧の影響で、魚の浮袋に圧がかかって、小さなベイトになる魚などが低活性。すなわち高気圧時はそれを食す魚の活性も下がる。そういった魚が気圧の影響でボトムに沈む…」などという具体的な話も、アングラーの皆さんから聞いたことがありますが、コレについては因果関係が自分の中では証明されてはおらず、正直なところオカルトの域を出ません。
風が吹けば「魚」のヤル気UP?
とは言え、低気圧が近づくと、頭痛がしたり、古傷が傷んだりなんて生理的な現象を、自然現象に鈍感な我々でも感じるわけですから、気圧変化による生物活性の上昇下降の因果関係はあっさり証明できるのかもしれません。その辺りの考察はデータが揃ってきたら、またご披露させていただきたいと思います。
さて、そういった体調的変化な部分は置いておいて、、、実体験として、風が吹くと魚たちの活性が上がることは、取材でも実際のベイトの動き、釣りの釣果を目で見て確認しておりますから、少なくとも「風が吹く」という気候変化は、釣果にプラスなのは間違いありません。今回は、ここに注目したいと思います。
以前、京都府の日吉ダムというフィールドでアユボール(稚鮎が群れを作って丸い固まりを作る)を見つけました。
かなりの数がボートの上からも散見されたのですが、風が吹いている条件下では、そのアユボールが右に左に動き回り、それを狙ったブラックバスたちが、色めきだっておりました。
ところが、風が止むと、アユボールは水面直下で微動だにせず、動きが止み、それに伴いブラックバスの動きもピタリと収まったことがありました。あまりに如実な活性の変化に、風って凄いな!!と実感したものです。
気圧変化のタイミングは、風が吹くタイミングでもある。
海釣りをしている方は、潮の動きをかなり気にされると思います。潮が動けば、魚の活性が上がるという因果関係については、科学的な証明をせずとも多くの釣り人が確信していることですよね。
潮の動きは、地域ごとにピンスポットで正確に探ることが可能です。規則正しく運行される天体に感謝ですね。
でも、風の吹くタイミングってそういやいつなの?天気予報で見るの?ええ。そういう方法もあるかと思います。が…。スマートフォン全盛の昨今。その風の吹くタイミングを予測する楽ちんなアプリがあるのをご存じでしたか?釣り用?いいえ…。
地域ごとの気圧変化を予測するアプリ「頭痛ーる」
頭痛持ちのみなさまも、釣り人のみなさまも必携!?
さて、こちらのアプリ。アンドロイドでもiPhoneでもダウンロード可能な、頭痛持ち向けアプリなんですが、コレ、その日の気圧変化のタイミングをグラフで予測してくれているのです。ちょうど大きく気圧が変わるタイミングに注意だとか警戒などのアイコンが挟まれ、あ、この時間帯に風が強くなるな?とか、弱まるな?とかが一目瞭然。で、ワリと予報通りに変化することが多いのです。
取材中に、釣れたタイミングにこのアプリを開き、確認するクセをつけていたのですが、あら不思議、高確率でその変化のタイミングに時合が訪れたり、釣れだりするのです。オカルトと呼ぶには、惜しい偶然です。
ということで、個人的には潮や日照量といった別のフィールド変化以外の時合を知るのにチラ見していたりします。百聞は一見にしかず。理論派アングラーのみなさま、ITも活用してみませんか。
「もうすぐ、風が吹くわ…」
…なんて神妙な顔をしつつ隣のライバルアングラーに呟けば、「ナウシカか!」とタカトシばりのツッコミを受けることもありやしょう。ま、そんな釣りもいいじゃないですか。
[釣りPLUS]>> HOME