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アウトドアズマン必携のレザーマンは、男気あふれるアフターサービスだった
前回、一番のお気に入りマルチツールとしてレザーマンの「WAVE」を紹介しました。実は以前、自分の不注意でそのハサミを壊したことがあります。
レザーマンは、正規品だと実に25年間の保証がついているのですが、その証であるマークが刻印されていなければ保証は効きません。
僕のレザーマンは初代だからなのか、そのマークが入っていませんでした。でも、最近になって、たとえ有償でも直したいと思い、その事情をレザーマンツールジャパンにメールしたのです。
愛用の初代WAVEが修理されて帰ってきた!
すると、初代WAVEを使用していることへのお礼に続けて、できる限りの修理をするという内容のメールが返ってきたのです。正規品を示すマークは初代WAVEには刻印されていないとのことでした。
おかげさまで、修理に出すとハサミがしっかりと直ってきました。そのうえ、メインブレードに刃入れをしていただき、鋭い切れ味が復活していました。
この誠意ある対応に感謝! 初代WAVEは、一生使うことになりそうです。
サバイバルツールの代名詞は「ライフツール」
僕らの世代で「サバイバルツール」と聞くと、最初に思い浮かぶのが、このライフツールでしょう。ステンレス製のカード型アイテムで、40年前の冒険心あふれる男の子たちにとっては、あこがれの逸品でした。
このライフツールには、付属品としてサバイバルマニュアルがついていて、これはもう、アウトドア史に残る名著として語り草になっています。
はっきり言おう。このマニュアルだけでも一見の価値あり!
例えば、コンパスとして使えることや、ミラーを飛行機へのシグナルとして使用できること、斧に改造できることなど、わかりやすいイラストで解説。
しかし、ページを繰るに連れ、このマニュアルはだんだん調子に乗っていきます。このページなどは、よく見てみると結局「切る」という機能だけのような……。
そしてついには、待ちに待った釣り機能まで! 右上のイラスト、「Fishing lure」と書いてありますね。魚がかわいいですね。
「こんなので、魚が釣れるのか? そもそもトリプルフックはどうやって手に入れるのだ?」と、突っ込みどころ満載です。よく見ると……エサまでついてるし(笑)。
この金属片をたった一枚持っているだけで、前人未到の荒野でも生き抜ける……かどうかはわかりませんが、その雰囲気は十分に備えているし、僕は大好きです。
最近お気に入りのスイスアドバンス/ポケットナイフ
最近お気に入りのアイテムです。まるでアーミーナイフの中身だけを取り出したような感じですが、アーミーナイフにはない、良さがあるんですね。
まずは薄いこと。いくら小さくても分厚いとコンパクト性に欠けます。逆にやや大きくても、薄ければコンパクトに収納できるのです。ライフツールがその代表ですね。では、中身を出してみましょう。
何といってもフォークが素晴らしいですね。野外で何かを食べようとした際、これほど重宝するものはありません。実際使ってみましたが、焼いた肉もグッサリ刺せて、おいしく食べられました。
それに、ナイフの切れ味もいいですね。木を削るというよりは、肉や野菜を切るのに重宝します。惜しむらくは、フォークで肉を押さえて、ナイフで切るという芸当ができないんですよね。双方が一体になってるので(笑)なぜ横沢テッペイはこんなにもサバイバルツールを買うのか?
横沢鉄平がこんなにサバイバルツールを買う、本当の理由…
ほかにもアーミーナイフのことなど、まだまだ話したりませんが、今回はここまでとしましょう。「こんなにサバイバルツールを買ってどうするの?」と、疑問に感じる人もいるでしょう。最後にその疑問に答えたいと思います。
確かに、前回紹介したペンチタイプのマルチツールや、今回のライフツールなどは、複数持っていてもなかなか活躍の場はないかもしれません。タックルボックスの隅などに仕舞っておくのもいいのですが、いざというときに存在を忘れることが多いのです。
非常持ち出し袋にサバイバルツールを入れておこう
そこで僕は、現役で使っている2~3個以外は、災害用の非常持ち出し袋に入れています。これなら、たとえ使わなくても意義があるし、万が一大地震などで被災した際は、本当に活躍してくれるはずです。
東日本大震災のボランティアで、がれき撤去をする際なども、レザーマンは非常に重宝しました。まさしくサバイバルツール。生き残るためには、非常に頼りになるアイテムですね。
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