初心者オススメ! バスアングラーのための”エリアトラウト”のトリセツ



エリア食わず嫌いは、人生半分損してる!(常套句)

幼少期はフライマンで(地元にバスがほぼいない)、次いでバスにどっぷり浸かりつつ(釣れたとは言ってない)、ルアマガソルト誌に栄転し塩(潮)漬けになり、ただいまルアマガで塩抜き中の小生です。

今回のテーマは…ずばりルアーで狙うエリアトラウト! エリア…要するにルアー/フライの管釣り、管理釣り場ですね。

今回お邪魔したのは、高度に洗練されたレギュレーションと、トップクラスのコンディションで有名な、川場フィッシングプラザ(群馬県)。

当方、地元には北関東が誇る加賀フィッシングエリアがあり、アホほど行きまくってました。でも当時はフライで釣ってましたから、ルアーは片手間でやってた程度。

おさらいも兼ねて、レッツ「管釣りの歩き方」するべ!(雑な北関東弁)

川場フィッシングプラザは、関越道沼田ICより10分。都内からは1時間半ほど。水質はクリア。

見て下さい、この素晴らしいロケーション!

近くには、有名な道の駅、川場田園プラザや、ホテルSLなどなど魅力いっぱい!! 温泉でも有名で、日帰り温泉施設もあり、ひとっ風呂浴びて帰ることもできます。

記念すべき第一歩を…今……ッ…踏み出すッッ!!!(大げさ)

さあ準備ができたら、受付すべく事務所に向かいましょう!

おや、この人物は…?
最新情報はホームページを参照ください!

1日券は4500円。料金体系は、半日券やペア券などバリエーション豊富。家族と旅行に来ていたらチョイと抜け出して、時間券も正直、アリ!(旅行を抜け出すのはアリかナシかは別として…)

釣りウマインストラクターを探せ!

ご当地ルアーやカラーが揃うコーナーがあれば、必見! 消耗品も揃ったりします

エリアトラウトが初めてだったら当然、初めて行く釣り場でも、絶対にスタッフへ質問攻めするべし!

スタッフさんは全員、お客さんには良い釣りしてもらいたくてウズウズしてます。どの場所に入ったらよいのか、サカナはどんな状態か(レンジや食いに様々な傾向アリ)、どんなルアーが良いのか…これだけで大きく不安が消えます。

当然、釣果に色濃く影響が…!

釣り場ごとにレギュレーション(規則)が細かく決まっている。料金を払うことと同じくらい重要で、周知必須。


じゃあああああ! 早速ッ!! 釣りをッ! したいッッ!!!

まずは釣り場を見渡して、釣り座を見つけよう。

均等に人がいるようで、偏っている。釣り場固有の人気スポットというのも存在している。

基本的に、最初は釣り人が薄い場所を目指そう。様子見もかねて、ね。

特に、朝イチから入る場合は、受付や釣り座への入るタイミングなど、各管理釣り場によって違うので、勇み足は禁物だ。前日などに、電話で問い合わせるとスムースに事が運ぶ。

基本的に、エリアトラウトのアングラーは紳士的。だからこそこちらもモラルマナーには配慮したい。

川場フィッシングプラザには、入門者専用の池もある。至れり尽くせり…!

アングラーのすぐ背後を歩くのはNG。危ないからね。

中でもフライアングラーはテイクバックで、後ろに長くラインをさばく。邪魔になるのは申し訳ないし、のほほんと歩いていると、マジで大ケガに繋がる。

後述するが、バーブレスフック必須なのは、フックが刺さる等の大トラブルの危険度を下げるため。周りの所作を見て、ひと声掛けて通るべし。

そして釣りする最中は、後ろを確認してからキャストしよう。

管釣りならではの必須&便利グッズ

今さらながらタックルについて触れると、(バス的には)中型〜超小型のルアーを扱うので、ライトラインを扱えるものが良い。それも、3ポンドといった極細な部類だ。

手持ちのロッドで最もライトな一本を選んで、後はラインに無理させないようにキャストやファイトに気を払えば、とりあえずは、何とかなる。…本当だよ?

ナイロン(右)は3ポンド。極細号数でナイロンは、しやなかで、とっても扱いやすい。また左は、バスでは馴染みの薄いエステルという新基軸系。細くて引っ張り強度はあるが擦れに弱いので、先端にフロロリーダーを結ぶ。どちらも、エリアで定評のあるスーパートラウトエリア・マスターリミテッド(バリバス)。

エリアのサカナは食べても美味しいので、コンディションの良いヤツはキープして持ち帰る人も多い。

それでも大半はリリースするので、魚体へのダメージ軽減が、釣りでの大前提。そのためのグッズの一つが、ネットだ。うどん並みに太いラバーネットで、擦れによるダメージが少ないものを選ぼう

トーナメントカーボンラバーランディングネット(ロデオクラフト)。バーブレスでも、最初はフックを外すのに四苦八苦することも。ネットの中なら、落ち着いて対処できる。

しばらくして周りの様子が見えてくると…、棒状の何か(notバール状の何か)で、マスを水面でフックオフさせてるアングラーがちらほら。その棒状の何かが、エリアトラウト特有の道具、リリーサーだ。こっちはちょいとコツがいる(というか結構ムズい…)。

これがリリーサー。クランクした箇所にフックを掛けて、水面でサカナをリリースする

分かった…ッ……分かったからッ……釣りさせてくれろ〜(懇願)

さあ釣りは…というタイミングですが、記事もココでようやく半分。半分は半分でも、ハーフマラソン的な半分な。長すぎるだろって? ンもぅ、長くてお得でショ!?(昭和的発想) ですが流石に長すぎた。

入門でNEW MONDな実釣エリアハウツーは、次に持ち越しだな…いいファイトだったゼ…(?)。タフだなオマエも…(??)。

というわけで本稿、ルアマガ本誌で100ページくらい特集したかったんだけど、流石に無理だったので[釣りPLUS]にネタ下ろししました。何故そんなに濃いのか…それは講師がこの人だからだッ! 来たぜ天才!!!

松本幸雄(まつもと・さちお):超絶マルチアングラーにして、エリアトラウトの絶対的強者。理論、経験、閃き、センス…どれも特A級! 風格はラスボス級? 超・物腰柔らかく、いつでも相手第一です。

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