ヒラメ釣りと言えばサーフ。特に冬から春にかけては大型も飛び出すから、釣れている情報が入ったらすき間もないほど釣り人でビッシリ。でも、サーフって見た限りどこも一緒で、釣れる人は運なんじゃないの!? 離岸流とか良くわからないし、とりあえず入ったところでキャスト。そしてラン&ガンあるのみ!と考えがちなのでは? でもサーフのヒラメ実釣取材を通して分かったのは、釣れるポイントは確実に存在するということ。単純で見落としがちな「砂」にポイントを判別するヒントがあった!
ヒラメが既に釣れたポイントは超有望!
最近取材をした「タフネス高木」こと高木孝さんが「コレコレ」と、指差したのが第一のポイント判別法。
なにこれ? 誰か砂浜で遊んだ跡? デコボコができているだけっぽいけど…。
「これはヒラメのキープ跡。朝イチに釣れた場所は、昼に他のヒラメが入っている可能性あるから超有望ですよ」。
え、これキープ跡だったの!?
実演!ヒラメキープ4コマ
これくらい周りを固めておけばヒラメは動かないし、帰り際に回収する時も分かりやすい。そしてこのまましばらく(気温や時期、個体差によって様々だが1時間くらい)は活き活きしている。
この跡を埋めたものが、先程のデコボコの正体だったのだ。
その他、「砂」を見て分かるポイント集
この他にも流れを感じたり、潮目を探したり…しなくても、見落としがちな砂浜だけでもポイントは分かる! その例をざっとあげていきましょう。
定番の離岸流クイ
釣りをしながらサーフを歩いていると、どうしても海側ばかりが気になって陸側は見落としがち。でも陸側を見てみると…あやしい、あやしすぎるクイ! あからさまに人が立てたクイは、離岸流の目印の事が多いという。
このクイを立てているのは釣り人だけじゃなく、サーファーがここを目安に沖へ出る目印的なものだったりする。
離岸流の発生する地点は、サーファーが沖に出るためのエントリースポットにする場合がある。その場所に履物(ビーチサンダルなど)を浜においておくので、帰りに見つけやすいように浜にクイを立てるのだという。
離岸流は状況で移動するが、同じ場所で発生する事も多いので有望なポイント判別法だ!
ベイトフィッシュは1尾でも見逃せない!
このようにダバーっとピチピチイワシがサーフに打ち上げられている、超オイシイ事態ならもうヒラメ祭り! しかし、そんなベイト祭りはそうそうお目にかかれないのが現実。
でも、サーフを歩いていると1尾だけイワシ。…いや、スルーするなかれ! たった1尾でも他は鳥に捕食された後で、朝や前日の夕方にボイルしまくっていたかも!? まだ周辺にイワシの群れがいる可能性もある。
当然、ヒラメも捕食するために周囲にいることが!
サーフにジャリが混じっている? その変わり目を狙う!
ずっと砂ばかりのサーフなのに、所々ジャリ混じり。そういう場所は、変化が少ないサーフにとっては大きなポイントになる!
いきなりジャリに変わる原因は様々だが、沖には起伏などの地形変化が期待できる。または河川跡だったり、単純にジャリを好む甲殻類などのベイトがいる可能性もある。
陸封された河川や河川跡も伏流水で釣れる!
サーフの川は、波の影響で雨が少ない時など陸封されていることも多い。また、大雨の時は流れているけど普段は枯れている川もある。
流れていないとダメと感じやすいが、サーフの地下から伏流水として海へ流れ出している可能性もある。枯れていてもその周囲は立派なポイント!
その他、張り出した岬やワンドなど、広く見るとサーフは地形変化に富んでいる。そういった見逃しがちな見た目の「砂」の変化を撃っていくだけでも釣果はUPするはずです!
高木さんと堀田さんがWヒラメ!
これらポイントを教えてくれたのは高木さんだけではなく、ヒラメマスターの堀田光哉さん。その2人が同時実釣&Wヒラメをゲット!
この記事はルアーマガジン・ソルト本誌に掲載。そちらもチェックして、ぜひ”ヒラメ乱舞”をご堪能あれ!
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