自分で釣ったイシモチで本格イタリアンに挑戦【アモーレも喜ぶ!】



日、社員間のコミュニケーション向上のために東京湾にて釣り大会が行われた。

今回狙った魚種はイシモチ。

社員たちによるキャッキャウフフな釣りの風景は、こちらをご覧いただきたい。

その場で、筆者も生まれて初めてイシモチを釣った。そこで、せっかくならイタリアンに挑戦してみることにし、鮮度が良い状態で自宅へと持ち帰った。

材料(2人分)

(1品目)
●イシモチ切り身1尾分●他魚の切り身(本来は白身が望ましい。今回は一緒に釣れたアジを使用)●アスパラガス2本●プティトマト2~3個●ズッキーニ1/2本●枝豆適量●卵1個●甲殻類の殻(今回はアマエビの殻を使用)
○塩○コンソメ○コショウ○イタリアンパセリ○エクストラバージンオリーブオイル○白ワイン○食用油(揚げ物用)・・・各適量

(2品目)
●イシモチ1尾●プティトマト5~6個●タマネギ中1/4個●ニンニク1片●ドライトマト適量●クルミ適量●アンチョビ適量
○塩○イタリアンパセリ○バジル○ケーパー○エクストラバージンオリーブオイル・・・各適量

プリモ・ピアット ~魚だんごのスープ~

魚をすり身状にしたものを油で揚げて、それをスープに浸して食す。イタリアのトラットリアなどでよく出される料理のひとつだ。

今回は、エビの風味を生かしたコンソメスープに、だんごの中には食感が冴える枝豆を入れてみた。エビの風味豊かなスープが染みるジューシーなだんごは絶品。

-手順-

①スープ作り

エビの殻、そしてイシモチを3枚におろした際に出たアラを弱火でじっくりと煮て、出汁をとる。このとき、アクは雑味の原因になるので必ずとっておく。

十分に煮立ったら最後にザルで濾しておく。

②だんご作り

フードプロセッサーにイシモチ、アジの切り身を入れ、撹拌する。粘りが出たら塩コショウ、イタリアンパセリ、卵を加えてさらに混ぜる。

最後に枝豆をいれて混ぜればタネの完成。

③だんごを揚げる

スプーンで食べやすい大きさに整えただんごを180度の油の中へ投入。この際、油の量はだんごが鍋底につかない程度あれば良い。

上下ともきつね色になったらキッチンペーパーなどで油をきっておく。

④煮立たせて完成

食べやすい大きさに切ったアスパラガス、ズッキーニ、プティトマトを入れてひと煮立ちさせる。そして、最後に揚げただんごをスープの中に入れひと煮立ちさせれば完成。
 



セコンド・ピアット ~イシモチの蒸し煮~

食材を”蒸して煮る”だけで簡単…とはいっても一筋縄ではいかないのがこの料理。

大事なのは火加減。落し蓋をしてじっくり蒸していく。ちらちらと目を配らないと焦げることもあるので注意が必要。

ニンニクの香り、タマネギの甘味、ドライトマトやケーパーの酸味が絶妙にマッチして食欲が湧く。シンプルなアクアパッツァとは一味違ったガッツリ系の一皿だ。

-手順-

①イシモチの処理

うろこを丁寧にとる。エラを切り落とし、腹を裂いて内臓を取り出して完了。水気はとっておく。

②材料を投入し、蒸し煮にして完成

フライパンにオリーブオイルを引き、ニンニク、ドライトマト、プティトマト、薄くスライスしたタマネギ、ケーパーを入れ、加熱。

最後に処理をしたイシモチを乗せ、蓋をして弱火で蒸し焼きにする。10分ほど蒸し煮にすれば完成。

マリアージュワイン

今回のマリアージュワインはイタリア・ピエモンテ州のMartini Sparkling Brut(マルティーニ スパークリング ブリュット)。1863年にアレッサンドロ・マルティーニが創業し、スパークリングワインとしての評判を得るようになる。北イタリアの大地が生んだ高品質のブドウのみを用いた贅沢なフルボディのスパークリングワイン。フルーティな味わいをもちつつフレッシュで辛口。魚料理とも相性は抜群だ。非常にコストパフォーマンスが高く、欧州でも人気は高い。



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