「買得なスピニングリール」が欲しいなら「3万円」のモデルに注目
現在発売されているスピニングリールの中から「性能と価格のバランスがとれていて、自分にあった1台」を探すなら、まず「3万円台」のアイテムを基準とすることをオススメしたい!
DAIWA、シマノ、ピュア・フィッシング・ジャパン(アブ・ガルシア)というリール大手メーカーのスピニングリールラインナップの中でも、定価2万円台から3万円台は中核と言える価格帯。市場では熾烈な競争が繰り広げられている。
それだけに各社の自慢のテクノロジーがふんだんに搭載された、高性能モデルなのにも関わらず、価格設定はおさえめ。実際今回紹介する3モデルはいずれも3万円半ばの価格で、実売では2万円台となる場合も多い。
ルビアス2506(DAIWA)3万2400円(税別)
ストラディックCI4+2500HGS(シマノ)3万1000円(税別)
レボMGX2500SH(アブ・ガルシア)3万6000円(税別)
実釣インプレッション取材でもその高性能を実感!
ルアーマガジン本誌の実釣インプレッション企画「バスタックル3Gインプレッション」では、DAIWA、シマノ、アブ・ガルシアそれぞれ同一メーカーの3グレードでスピニングリールをテストし記事にしたが、あらためて企画を振り返ってみれば、どのメーカーともに「3万円台」のスピニングリールの完成度の高さを実感させられた結果となった。
たしかに4〜5万円台のハイエンドクラスのリールと比較すれば、機能や搭載テクノロジーに差は存在する。しかし3万円台のリールは実釣レベルではほぼ不満はなかった。むしろ自分の釣りのレベル程度では大満足! 価格のことを考えればコストパフォーマンスの高さは、大きなアドバンテージと言い切れる。
3モデルのテクノロジーをチェック!
価格をおさえつつ、ハイエンド譲りのテクノロジーを随所に落とし込んだ「オススメなリール」という点で、立ち位置の近い「ルビアス」「ストラディックCI4+」「レボMGX」。主要なその搭載テクノロジーをパーツごとに見ていこう。
<ボディ&ローター>
【ルビアス】ボディ:ZAION ローター:DS5
【ストラディックCI4+】ボディ:CI4+ ローター:Ci4+
【レボMGX】ボディ:C6カーボン/ワンピースX-Magギアボックス ローター:C6カーボン
<ドラグ・ベール・ラインローラー>
【ルビアス】ドラグ:ATD ベール:エアベール ラインローラー:CRBB/ツイストバスターⅡ
【ストラディックCI4+】ドラグ:ウォータープルーフドラグ ベール:ワンピースベール(チタン) ラインローラー:S A-RB/コアプロテクト
【レボMGX】ドラグ:ウォーターシールドカーボンマトリックスドラグ ベール:ユニフローベール ラインローラー:HPCR
<スプール・ラインマネジメント(対ライントラブル仕様)>
【ルビアス】スプール:アルミ ラインマネジメント:ABSⅡ
【ストラディックCI4+】スプール(リング):アルミ ラインマネジメント:AR-Cスプール
【レボMGX】スプール:ー ラインマネジメント:ロケットラインマネジメントシステム
<防水防錆機構>
【ルビアス】CRBB/マグシールド
【ストラディックCI4+】S A-RB/コアプロテクト
【レボMGX】HPCR/ソルトシールド
買物上手なアングラーなら「3万円クラススピニングリール」で決まり!
それぞれのモデルに搭載されたテクノロジーをみても、各社が持つ最高の技術、またはそれに準ずる高機能がふんだんに盛り込まれていることが分かってもらえただろうか。
もちろん、タックルにかけられる予算がふんだんにあるならば、フラッグシップモデルを買うことも大いに正解だ。
しかし、一般アングラーの多くが、限られた資金でいかにコストパフォーマンスの高いタックルを手に入れるかに、頭を悩ませているはず。
ハイエンド1台分の予算で、「3万円クラス」スピニングリールなら2台買うことも難しくない。誤解を恐れずに言えば、きっと買物上手なアングラーほど、この価格帯のリールを使いこなしてているはずだ。
次にスピニングリールを購入する時は、ぜひとも「3万円クラス」に注目して、ショップで実際に触って見ることをオススメする!
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