我が家の冬の風物詩
日々、魚全般への好奇心を育んでいるうちのムスコ。そのデビュー戦(@近所の釣り堀)をマッチメイクしようとした11月下旬のこと、我が家を恒例の“バイオハザード”が襲います。
胃腸炎です。
息子が幼稚園から連れ帰ってきたと思われるウイルスくんが猛威を振るい、5日ほどをかけて一家全員感染。息子の体調はその後もしばらくグズグズで、おでかけさえままならない1か月でした。
使い古しのルアーを本年のクリスマスプレゼントとする!
そんな僕らを不憫に思った「釣りプラ」編集メンバーから、ちょっと素敵な贈り物をもらいました。
使い古しのルアーです。「好きなだけ持っていきな」ということで、遠慮なくあれこれセレクト。ペンチで釣り針を外すのも初めて。最初は針先が指に刺さったりしますが、教えてもらって要領がつかめてくると、なんとなく釣り人気分が味わえます。
作業を終え、ルアーマガジンロゴ入りケースにルアーを詰め込んで、自宅に持ち帰ります。
息子4歳の冬、はじめてのルアー
その週末、お昼寝から目覚めた息子にルアーをプレゼント。
「あー、おさかなだー」「かいしゃのひとがくれたのー? なんでー?」とはしゃぎながら、なにやら彼なりの遊び方を考えているようです。
おもむろに、おもちゃ箱へと走った息子。僕が会社の引っ越し時に“押収”した「ポケモンマスターズ すごいつりざお」(電池は入れてもらえない)を掘り出しました。
どうやらこれでルアーを豪快に釣り上げるプランのようです。
「タコっておよげるのー?」「サンタさんって何時におきるのー?」といった類の気ままな質問を織り交ぜつつ、ひとしきり遊んだあとは、おかたづけ。
日曜日のアーティスト
ハイライトはその日の夜。
突然、芸術方面からのインスピレーションに打たれた僕は、ルアーをクリスマスツリーにぶら下げ、電飾やら、雪に見立てた綿やらをデコレーションしていきます。
ルアーの色味に応じた配置や電飾の角度、配線を雪で隠す、埋没を避ける、などのトライ&エラーを繰り返した結果、「ぶら下がっている感」を出すと、結構それっぽくなることがわかりました。
So this is クリスマス釣りー
デコレーション開始から撮影完了まで、要した時間はおよそ2時間。俺は一体どこに向かってるんだ?と、思わない瞬間がなかったわけではありません。でも、せっかくなので息子に感想をうかがいます。
幻想的な光景に思わずうっとり……とはいかず、むしろ逆に昂ってしまった様子の息子。もはやおとなしく鑑賞するはずもなく、「ポケモンマスターズ すごいつりざお」(電池は入れてもらえない)によって、僕のクリスマス釣りーは無慈悲に解体されていったのでした。
というわけで、本日の釣果。
使い古しのルアーでデコったクリスマスツリー。もうちょっと眺めていたかった気もしますが、息子が楽しんでくれたようなので、とりあえず良しとします。
来年こそは、釣りに行きたいね。
いっぱい思い出作ろうね。
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