“革新のブランクス”をまとう、2017年アブ・ガルシア”ファンタジスタ”



アブ・ガルシア「ファンタジスタ」(ピュア・フィッシング・ジャパン)の2017年モデル。「革新のブランクス」、そして、「強度UP:平均48%UP 軽量化:平均21%DOWN」と掲げられています。

前作に比べスパルタンなコスメ。そして驚かされたのはその圧倒的な「軽量化」

まず外観については、カラーリングを含めゴージャスな印象のあった前作に比べると、ブラックを基調としたグリップ周りとブランクスカラーでまとめられ、研ぎ澄まされた仕上がり。

開発に携わったプロアングラーのイメージカラーもグリップ周りにワンポイントとして配置。

青木大介プロデュース「ディーズFNC-66L+」のグリップ周り

そして、なによりも驚かされたのが、その圧倒的な軽さ…。実のところ、前作が軽さに定評があっただけに「その変化を感じられるか」については半信半疑の気持ちもありました。

そのうがった思いは、簡単に裏切られることに。

持った瞬間、言葉を失うほどの軽さ

極端に言えば、ロッドを持った感覚が3〜4インチほど短く感じてしまうほど。



軽量化のヒミツは新設計のブランクスが握っていた

「革新のブランクス」と銘打たれた新設計素材がそのヒミツ。

縦横2軸の100%ピュアカーボンを採用することで、ブランクス素材を抜本的に刷新。ナノカーボンの特性を活かした、新素材はCPCブランクスと命名され、軽量かつ高強度で、ネジレに対しても優れた剛性を実現しているとのこと。

自分で所有している初代および前モデルのディーズとの比較において、軽さとブランクスの粘りは、確実に上回っていると思われます。

これにはブランクスの性能を引き出すために搭載された、「チタンフレーム+トルザイトリング」のガイドシステムも貢献しているはずです。

エクスグレイブのグリップ部分

加えて、グリップ周りも完全に新設計され、ブランクスの特性を確実にアングラーに伝えるとともに、機能美を感じさせる高いデザイン性も実現。

青木大介さんや小森嗣彦さん、河辺裕和さんをはじめとするファンタジスタのメンバーは、2017年シーズンはこの”ファンタジスタ”を手に、フィールドに立ちます。


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