「釣具のポイント」 店舗スタッフが、各地の旬の釣りモノをレポートする「ポイントスタッフブログ」。ショップ店員だからこそ伝えられる、鮮度抜群の情報&ハウツー、そしてマル秘ネタ?まで盛り沢山のブログ記事を、釣りPLUSでご紹介するシリーズ連載。
今回はポイント熊本富合店(熊本県)の村﨑さんが登場!
キビシイ冬のタコ釣りへ!出るかモンスターオクトバス?
まだまだ寒い日が続いています。最近、いろいろな具材を使用してタコ焼きを食べる事を楽しんでいます。またまた、タコ焼きが食べたーいということで、 タコ釣りに行ってまいりました
冬はマダコの数も少なく、夏のシーズンのように数はあまり釣ることができません。1ハイも釣ることができず、ボウズで帰ったはよくあります。
しかし、釣れればほとんどのタコはキープサイズです。もしかしたらモンスターサイズのオクトパスに出会えるかもしれません。夢は膨らみます。お腹がポンポコリンになるまでタコ焼きが食べたいということでタコ釣りに挑戦いたしました。
早朝から出発してまずは大矢野の鳩の釜漁港に到着いたしました。早速、道具を準備します。
今回は開発中のロッドはまだできあがっていません。 早くできあがってくるのが楽しみでございます。 そこで、従来使用していたスピニングタックルとベイトタックルと2種類用意。 根がかりが多いポイントではスピニングタックルを使用しました。
スピニングタックルはジギングロッドと大型のスピニングリールのセット。堤防の際を釣る時はベイトタックルを使用しました。
ベイトタックルは、ロッドがオクトパスGR(リアルメソッド)とリールはオクトパスDX (H.B.コンセプト)。糸はPEライン3号、ショックリーダー10号。
タコ掛けは、取り付けも簡単で勝負が早いタコエギを使用しました。
ハリミツのタコエギ蛸墨族35グラムピンクカラーとハヤブサの集寄カニラバレッド、 ハリミツのタコエギ用サルカンスーパーボトムトリプル3号とホゴオモリ20号を準備します。
タコエギサルカンのスーパーボトムトリプルの下にホゴオモリをつけて、上にタコ墨族3.5号ピンクカラー35グラムの上に集寄カニラバを取りつけて、セットします。
とても簡単です。
冬はピンクやオレンジ色のアピールが強いカラーを使用したほうが良いと思い、今回はピンクカラーを選びました。また、蛸墨族にはラトルが入っていて、音でもアピールして、また、下のブレードがくるくる回る事でさらに誘います。さらに、タコが少ない時に遠くにいるタコにもしっかりアピールできるように、集寄カニラバを取りつけました。
実際、水面で動かして泳ぎを確かめます。
タコエギを底まで沈めて、底に着いたらゆっくり上げ下げしてアピールします。 しかし、なかなかアタリはありません。大矢野では釣り上げることができず、龍ヶ岳まで移動しました。
龍ヶ岳にはたくさんのタコ釣りのポイントがあります。 昨年度、好調だったポイントから釣っていきました。
同じタコエギで釣りを行いました。 一度、底まで沈めてタコエギを上げ下げしてアピールしますが、なかなかアタリがありませんでした。
冬はどれだけ多くの釣り場を釣り歩くことができるかが勝負ということで、どんどん移動していきます。
一度、探ってもアタリはありませんでしたが、昨年実績があったポイントで、もう一度同じ場所を探っていると、 海藻のようなものにあたった感触があり、根がかりしないようにとタコエギを跳ね上げた瞬間!
いきなり、ぐにゅーっと重くなりました。糸を巻き上げると、巻き上げることができ、十分な重さがあります。この感触はタコの感触でございます。
慎重に巻き上げて水面まで浮かせてぶり上げようとした瞬間!針が外れてタコは逃げてしまいました。タコの当たりがわからず、タコがタコエギにしっかり抱き着かないまま早合わせをしてしまったためと思います。
しかし、タコは沖に逃げたのではなく、足下の深い所に潜っていきました。数少ない貴重なアタリを逃がしてしまいましたが、まだタコは近くにいるかもしれません。ブタの脂身ならタコは何回も乗ってくることがあります。
しかし、今回はブタの脂身は準備していませんでしたしかし、タコエギは逃がしてしまうと釣れないことも良くあります。 諦めきれず、右に行ったり、左に行ったり、何回も探り、キャスティングして周辺を探りましたが、 残念ながら釣り上げることはできませんでした。
すでに午後の時間帯になってしまいましたが、夏に実績があった場所をできるだけ多く探ってみるということで、 龍ヶ岳の樋島に移動しました。
タコエギをしっかり底まで沈めて、上げ下げします。
アタリがなければ移動していきます。
タコエギを沈めて、底に着いたらタコエギを軽く2,3回跳ね上げようとすると、何かに引っかかった感触でした。
根がかりを外そうと勢いよくタコエギを跳ね上げると、 何か重いものが浮き上がってきました。糸を緩めることなくしっかり巻き上げていると、 タコが泳いでいる姿が見えました。
しかも良型です。
慎重に水面まで浮かせて一気にぶり上げます。
見事にタコを釣り上げることができました。
もうだめだと諦めず釣り続けて、何とか1ハイ釣り上げることができました。
岩場で糸が傷ついていないかをチェック!
釣り場は岩場が点在して、糸(リーダー)が傷つきやすくなります。
時々、傷がついていないか点検することも大切です。
その後も過去に実績があったところを次々に移動して釣り続けますが、残念ながら釣り上げることができませんでした。
7箇所目、8か所目とまわっても釣り上げることはできませんでした。
最後、帰る途中で三角西港でキャスティングでタコを狙ってみました。
この釣り場は根がかりが多いので、道具はスピニングタックルを使用し、 タコエギは集寄カニラバを取り外し、軽量の25グラムミドリエビカラーを使用しました。
キャスティングして着底後にタコエギを跳ね上げながら糸を巻いていきます。 大きく跳ね上げて、着底後1、2秒待ってまた跳ね上げます。
すると、何かぐにゅーっという感触があり、重くなりました。糸を巻きあげていると、海面が黒くなっていました。タコが墨をはいたと思われます。
糸を慎重に巻き上げて、近くまで寄せて、ぶり上げました。
またまたマダコを釣り上げることができました。
針は足1本の中心部にかかっていました。
ぶり上げるときに水面に落ちそうでドキドキしましたが、 なんとか釣り上げることができました。
真冬にゲットした貴重なマダコでタコ焼きパーティ!
冬でも何とかマダコを釣り上げることができました。
タコ釣りは突然アタリがあり、タコがかかった後は上がってくる瞬間が なんとも言えないドキドキ感があります。とても楽しいです。
これでタコ焼きをお腹がポンポコリンになるまで食べることができるようになりました。
タコ焼きは焼きたてで食べると、やけどしそうになりますが、とてもおいしいです。また、みんなで食べると楽しいです。
タコが釣れたらぜひ作られてみてはいかがでしょうか
九州の中心エリアに位置するポイント熊本富合店は、地元熊本はもちろん北部九州や大分、鹿児島方面までおよそ2〜3時間で到着できる好立地。ブラックバスやシーバス、エギング、ジギングなどルアー関連の品揃えには定評のあるお店。もちろん船釣りや筏釣りにも強い。
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