エスケープツインの神カラー”バンドウカワエビ”、その釣れる秘密を荻野貴生さんに聞いてきた!



真冬の特命釣行でも期待を裏切らなかったエスケープツインの「バンドウカワエビ」。・・・って、このカラー、取材でめちゃくちゃ活躍してるんですけど!?

ルアモバファミリー 味見係 ニッシー・パンチョ(以下24):叔父貴、先日(2017/2/24)の利根川水系での特命釣行、お疲れ様したッ!!

荻野貴生さんことオギーノの叔父貴(以下オギーノ):おう、パンチョ、お疲れチャン。

今年も真冬の2月にもかかわらず多くの人が見てくれたみたいで、本当にありがたいことだよ。

でもまあ、そろそろな・・・

3尾で4650グラム(1尾平均1550グラム)とかふざけたお題は勘弁しろって思うんだがよ・・・。

24:2月がおふたりの誕生月で、今年で「50」歳(荻野さん)、「46」歳(沖田護さん)ということでPPAPしてみたんすけど、

さすがに今回はユーザーのみなさんから「ど外道が!」とのクレームをいただいてしまいやした・・・(๑´ڡ`๑)てへぺろ

オギーノ:はなっから無理ゲーすぎると、見るほうもつまらねえからな。

24:すいやせん・・・。

ただ、そういいつつ、叔父貴

今回もこんなイキのいいブラック野郎を吊るし上げてましたよね!!!!

オギーノ:2月だろうが、アラレが降ろうが(実際に降りましたw)、オレらBros.をなめるとこうなるってことだナ(笑)。

24:しびれました!!!!

今回も伝家の宝刀、エスケープツイン・バンドウカワエビカラーのチェリーリグの威力をとくと拝見しやした!!

ぶっちゃけ・・・

困った時っていつもこの兄いがなんとかしてくれますよね!!!?

オギーノ:まあ、やつはオレの右腕(リグもカラーも徹底的に煮詰めた自信作)だからよぉ。

24:今回はそのあたりを[釣りPLUS]ユーザーのためにちょっとだけうかがいたいっす!

オギーノ:おうよ、なんでも聞いてくれ(上機嫌♪)。

24:あざっす!! 

・・・と、その前に。ひとつ、気になったのが

叔父貴が“月餅”ひとつで買収されたとかいうふざけたウワサを聞いたんすけど!?

オギーノ:し、知らねえよ!? あんなもん、ぺろぺろ、・・じゃねえよ! 知らねえよ、知らねえ!!

24:まだ今回の特命釣行をご覧いただいていない方は、真相&超貴重な冬バスの攻略法(叔父貴のコリコリ釣法=チェリーリグの使い方、含め)をぜひルアマガモバイルにてチェックしてみてください!



このカラーを考案した叔父貴! ぶっちゃけ、なんでこんなに釣れるすか!?

24:というわけで叔父貴、ここからはガチな話。叔父貴が信頼してやまない右腕、実際いつも結果を残してるエスケープツインのバンドウカワエビカラーについて、考案者自ら語ってくだせえ!

オギーノ:極論、ルアーの色で何が大事かっていうと、“見え方”だと思うんだよ。

シルエットをハッキリさせたり、反対に曖昧にすることで、ルアーを大きく見せたり、小さく見せたり、見えやすくしたり、見えにくくしたり。

で、ソフトルアーに関しては、“止めて食わせるもの”、というのが前提としてオレのなかにあって、

理想は“スッと違和感なくバスの目の前に入り込めるけど、強い存在感を放つ”ことなんだ。

24:叔父貴、完全にキャラ捨ててマジ語りすね・・・。

オギーノ:というのを踏まえて、エスケープツインのバンドウカワエビについてなんだけど、

このルアー自体の登場はかなり古くて、歴代いろいろな色があったんだけど、

どっちかというと濃い色の人気が高かったんだよな。ブラックとかね。

でも、だいぶ前から、オレのなかで切り札的な色って“透けるカラー”だったんだよ。

バンドウカワエビを作るまえに叔父貴が切り札として使っていたのは”光を通す”「テナガシュリンプ」。透ける色が不人気により廃盤になっていくなか、実は利根川水系の激釣れカラーとして、最後の砦だったとか。

つまり、シルエットの曖昧な色。

さっきの話につながるんだけど、「スッと違和感なくバスの目の前に入り込める」色。

だけど、エスケープツインの、2本のパドルによる、強力な水押しでバスは気づく。

目の前に入ってくるまでは見づらいけど、力強いアクションで気づく。

そのギャップを生み出す色が、エスケープツインというルアーを一番生かすカラーだとオレは思ってるんだよ。

24:透けるテナガシュリンプをさらに叔父貴の理想に近づけるべくパワーアップさせたのがバンドウカワエビカラーってことっすね! ・・・って具体的にどう手を加えたんすか!?

オギーノ:まずね、バンドウは2種類のブラックフレークを使ってる。大粒と小粒のを。

特徴として、大粒のは、入れることで透けるけど影がたくさんできる。小粒のは、シルエットを弱くする。

それを踏まえて、

ワームの、お腹側に大粒のフレークを入れ、背中側に小粒のフレークを、と使い分けた。

こうすることで、透けるだけでなく、さらに“奥行き”を持たせたんだ。

んで、さらにブルーのフレークを、少ないけど、入れることで、ワームの角度によってそれがアピールするようにした。

これも“単調さをなくすため”。

24:ただ透ける色ということだけでなく、テナガシュリンプよりも、より複雑なシルエットにし、より多角的なアピールをするようにしたってことっすね!

オギーノ:そういうことですよ(やや甲高い声で)。

24:ドン・ノ●ーオ!!!?

オギーノ:オレはモノマネはしねえよ・・・。

オギーノ:もうひとつ、よく「バンドウカワエビってどうしてフィールドを選ばず釣れるの?」って聞かれるけど、これも”エスケープツインというルアーに合った色だから”。

存在感があっても目立ちすぎない、この極意は、利根川水系に限らず、ほかのフィールドでも有効だって覚えておいてほしいね。

叔父貴! バンドウカワエビ・・・ていうか、エスケープツインがどこにも売ってねえっす!?

オギーノ:いや、そうなんだよ。ぶっちゃけ、うちの店(グゥーバー)ももうほとんど在庫がねえんだよ。

ただ・・・

聞いたところによると、もうそろそろノリーズ・ファミリーから出荷されるらしいから、ほしい人はもうちょっとだけ待っててほしい(笑)。

24:もちろん、叔父貴のカラーがほしい人は、叔父貴の店で、ってことですね!!!!

オギーノ:そういうことですよ(やや甲高い声で)。オメエ、出世するぜえ・・・。


[釣りPLUS]>> HOME