元釣具店店員だった営業担当・大木が、「これから釣りを始めたい」「もう一度釣りしたい」と考えているビギナーの皆さんに送る、釣具店の+αの活用術連載『釣具店に行こう!』 今回は初心者におススメするのは、ハサミ(シザース)とラインカッター。釣りをするにあたり必需品中の必需品について、機能性+価格をふまえた3選+αをキャスティング南柏店の看板スタッフ佐藤氏がチョイス!
初心者にオススメ!初めてのハサミ!!!
今回は、佐藤さんのご厚意によりキャスティング南柏店で取り扱っている、あらゆるハサミを実際に使用させていただきました!!
佐藤さん「ハサミは実際にライン(PE4号&ナイロン5号)を切ってみて、切れ味と価格を照らし合わせ、その中でコスパに優れるものTOP3を選びましょう‼」
こんなネタを仕込んでくれるなんて・・・さすがデキル男は違いますwww
そして店舗バックヤードでは粛々とラインのカットの実験が続き…
厳正なるインプレの結果、佐藤さんが選んだハサミTOP3を発表!
ハサミ(シザース)部門・第3位:PEちょっきん[DAIWA]
佐藤「切れ味も良く、実売価格も1,000円以下という非常にベーシックなハサミ。ダイワ社製で取り扱っている小売店も多く、入手しやすいハサミです」
ハサミ(シザース)部門・第2位:フィッシングシザース[スミス]
佐藤「このハサミは今回試し切りした中でもダントツの切れ味でした!細いPEラインから太いものまで軽い切り心地でスパスパ切れます!!実売価格は1,000円オーバーですが、それを補っても余りあるほどの性能です」
ハサミ(シザース)部門・栄えある第1位:PEシザース[スミス]
佐藤「コンパクトなサイズ感とPE4号を難なくカットできる切れ味。そして何より一番の決め手は実売価格400円以下というコスパの良さ!!買いやすくて使いやすい、非常にバランスのとれたハサミです」
続いてラインカッターも比べてみました
今回はハサミだけではなく「ラインカッター」と呼ばれる爪切りタイプのコンパクトなハサミも試し切りしてみました。
ラインカッターと呼ばれるものは基本PEラインを切ることを目的にしているものが少なく、基本的にはナイロンラインやフロロカーボンラインを切ることを目的としているため、切れ味に関しては上記のハサミ(シザース)には及びませんでした。
よって、このラインカッターはナイロンやフロロを使うバスフィッシングや淡水の釣り、または磯釣りなどに適しているでしょう。
佐藤さんチョイスのラインカッターTOP3はコチラ‼
ラインカッター部門・第3位:AC-160[スノーピーク]
佐藤「今回用意したラインカッターの中で、唯一PEラインが切れるモデル。切れ味は重めですが、4号のPEラインも切ることができました。PEを使う釣りをする方はこれでないと対応できないでしょう。自動膨張式ライフベルトにピンオンリールをプラスで付けて、船釣りや海の堤防釣りでの使用も良さそうですね」
ラインカッター部門・第2位:ラインカッターV40S[DAIWA]
佐藤「コンパクトなラインカッターですが、ラインカットする際に押す幅が広めで力が入れやすいです!また刃が斜めなので細かいカットもしやすくなっています。実売価格も700円台とお手頃な値段です。使用する際は別売りのクリップオンリールやピンオンリールを付けて使用すると良いですね」
ラインカッター部門・栄えある第1位:ラインカッター[コーモラン]
佐藤「シンプルな形で使いやすく、また実売価格も400円台とリーズナブル!!また刃とは反対側にピンオンリールやキーホルダーを取りつけられる穴も開いており、バスやトラウトアングラーにおススメの逸品です」
たかがハサミ、されどハサミ。
今回はハサミ&ラインカッターの切れ味、使い勝手などをインプレッションしました。魚種やフィールドを加味した中で、あらゆる釣りに対し様々な素材を切ることができる上記のハサミ(シザース)は、これから釣りを始める人、また現在釣りをされている方にもおススメのアイテムです。
一方、特定の魚種やレスポンスを重視するのであれば、より携帯性の高いラインカッターを身に付けておくのも良いでしょう。カバンの中にはハサミを忍ばせ、ベストや自動膨張、カバンの外にはラインカッターを付けておくなどの使い分けも良いでしょう。
たかがハサミ、されどハサミ。使い方によっては自身の釣りの効率性を高めることができ、より釣りに対する集中力も高められるアイテムなのかもしれませんね。
次回は、もうひとつのインプレッションを行った「プライヤー」について、引き続き佐藤さんにチョイスしていただきましょう!!
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