エリアトラウト初心者は”放流チャンスタイム”を釣り逃すな!【必携ルアーも公開|松本幸雄×伊藤雄大の極意Part-2】



エリアトラウトの神様・松本幸雄氏&伊藤雄大氏が初心者向けにその極意をレクチャーする当連載、第2回は”釣れる”可能性が飛躍的に高まる「放流チャンス」における釣り方について、使うべきルアーも含め解説を願った。


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〈エリアトラウトの極意Part-1:タックルボックス編 ↓〉

エリアトラウトでは、釣り方をよく知らない初心者でも、基本の道具さえあればどうにかこうにか釣れるとは思う。実際に筆者が初めてエリアトラウトをやってみたときも、まぁ適度に釣ることができた(場所にもよると思うが…)。

ただ、隣りに松本幸雄さん&伊藤雄大さんというエリアトラウト神クラスの面々が並ぶと、間違いなく凹む。なぜなら、圧倒的に釣果が違うからだ。

このように、コンスタントにロッドが弧を描く。この日は釣り場の状況がかなりシブかったのだが、そんな中でも釣果が出ればモチベーションの維持に繋がる。
「時を捉えた!」と言わんばかりに、ハマれば一投一釣することだってある。すべては的確な状況判断ができて、それに伴ったルアーを使えるか、そしてアクションができるかが重要なのだ。

それにしても、である。なんなのだろう、この差は…(T_T) 松本さんや伊藤さんが急にボコボコとトラウトを釣り始めているのに対し、自分は一向に釣れない・・・。

松本「今、ちょうどチャンスタイムなんですよ」

??? 筆者には何が「チャンスタイム」なのかがまったくもってわからない。

伊藤「少し前に周りをよく見ていたらわかると思うんですが」

これまでに何があったのかを思い出してみる。すると、ある光景が浮かんだ。

たしか、管理スタッフの方がタモを使って水面をバシャバシャしていたような…。もしや、アレで魚を怒らせている?

松本&伊藤「違います!」

松本「それは、適宜に魚を放流しているんです。放流された魚はフレッシュなので、ポンド内を元気よく泳ぎ周り、ルアーにも興味津々でガンガン喰ってきます。そして、それに刺激を受けて、もともとポンドにいる個体も負けじとルアーを追おうとする。つまり、魚を放流することで、池全体の活性が上がるんですね」

伊藤「それが、俗に言う放流チャンスなんです」

場所ごとに異なると思うが、ジョイバレーではこうして定期的に数回トラウトが放流される(日によっても異なる)。トラックが池の周りを回り始めたら、アングラーはそわそわ・・・。
タモですくって、メインポンドへと放たれる魚。このフレッシュな個体がポンド内をいい具合にかき回し、池の魚全体の活性を上げるのだ。

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松本「エリアトラウト初心者がまず魚を釣りたいと思ったら、一番チャンスなのがトラウトが放流されたときです。ですから、釣行前日に放流されたんであれば朝イチのタイミング、そして当日放流するタイミングは必ずものにしてほしいんですね」

伊藤「当日放流の場合、場所によって時間差があります。すぐにルアーに反応しだすところもあれば、少し時間を置かないと反応してくれないところなど…。ここジョイバレーはトラウトがストックされている水質がクリアで、メインポンドはステイン気味。そんな所では、トラウトがメインポンドの水質に馴染むのに少し時間がかかるので、しばらく待ってあげるのがコツですね」

なるほど! タイミングは分かったが・・・、それでも喰わない。となると他にも何か理由が??

松本「放流タイムで、絶対的に投げるべきルアーというのがあるんですよ。それは、スプーンの赤金・オレ金です!!」

赤金、オレ金・・・!?

ロデオクラフトのノア1.3グラム。カラーは表がオレンジで・・・。
裏面が金色になっている。このルアーが、放流タイムで初心者でも爆釣が望める神ルアーなのだ!!

松本「トラウトの活性が高いときは、とにかくアピール力のある派手めのカラーのスプーンが圧倒的に強いです。ロデオクラフトで言えば「ノア」の赤/金、もしくはオレンジ/金は絶対持っておくべきです。ちゃんと持ってきましたか?」

残念ながら、筆者は赤金もオレ金も持っていなかった。代わりに派手めのクランクじゃ・・・?

松本「死亡ですね(笑)」

モノ欲しそうな目で訴えかけ、松本さんのお慈悲でなんと写真の「オレ金」を授けてもらった(ありがとうございます!)。

早速投げてみると、お二方には及ばずとも、確かにアタる数が増えた! また一歩成長したぜ!

ということで今回のお話はここまでだが、まだまだ話は終わらない。次回の極意Part-3では、エリアトラウトの基本ルアーとなる「スプーン」について、神々が実際の釣り方、カラーローテーションなどを伝授してくださる予定。

エリアトラウトって、ホント奥深いな~!




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前回はこちら↓

「神々のスプーン」はこちら!


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