キムケンこと木村建太さんが本場アメリカで学んだテク、通称「ジグスト」。いやぁこのテク、実際超ヤバいんです。
まさに日本のバスが震撼する黒船テク襲来!
以下、木村さん談。
「もともとジグ撃ちって皆さんもやるように自分も一つの駒としてやってたんです。けど、アメリカみたいな広大なフィールドでカバーを撃って、ボトムとるだけだと非常に効率が悪い。あと、横の動きに反応する魚を拾えないっていうロスが大きいなって。でもチャターだとカバーの奥まで入れきれない。スイミングジグっていう手もあったんですけど、今度はルアーパワーが落ちる」
「そんなときにふとテレビでバスマスターエリートシリーズを見てたら、ジェイソン・クリスティっていう選手がジグのシェイクで釣ってたんです。それ見たときに『これ、ありやな!』って思って自分でも試してみたらボッコボコに釣れて、自分でもかなりのメインパターンになりました」
「どう考えても効率がいい。ファーストショットの一番いいスポットのボトムで食わせられる可能性もあるし、それで食わない魚をシェイクしながらの上げの軌道で狙える。カバーもロック、ベジテーションなど基本的にほとんどのタイプで使えるし、これは絶対日本でもいけるなって確信を得ました」
「帰国していざやってみると、琵琶湖や野池、リザーバーでも普通にありえへんくらい釣れた。チャターはいらんとまではいわんけど、よりエグイアプローチができる分、この釣りの方が幅広い。あとはクリア、マッディ、ステイン、どの水質でもハマるんでとにかく便利です。知らないフィールドにいって最初になに投げようかなって手探りの状態のときはぜひ試してほしいくらいですわ」
「ボトムに反応したらボトムを狙えばいいし、逆に横の動きもしかり。次への展開も早い。今後、僕の中で全国どのフィールド行ってもメインウェポンとなりえる便利なシステムです」
つまり、イラストを交えて詳しく説明するとこうだ。
カバー撃ちからのジグストのコンビネーションも可能
上げ下げの軌道が、常にリアクションを誘う!
フッキング率がものすごく高い!
ジグストのアクションハウツー公開! 詳しくはルアマガ本誌でも確認せよ!
カスミ水系でも効く・・・だと!? 木村先生教えてください!
ということで、取材が終了したあと新幹線の時間まで余裕があることをいいことに、木村さんから直々にジグストを教わったわけです。
フルカワ「こ、こうですか?」
キムケン「違う、違う! ここをこうで、もっとスラックを・・・」
フルカワ「こんな感じかな・・・」
キムケン「そうそう、ええ感じですわ!」
フルカワ「あ、食った!!」
キムケン「え?マジで!?」
バァァァァァンッ!!※撮影:木村建太(写真うまっ・・・)
なんと木村さんを差し置いて、この日最大魚となる54.5センチを釣ってしまいました・・・(汗)。
やってみて思ったのはジグを扱うようなヘビータックルでミドストをやり続けるのしんどいけれど、例えばカスミでもカバー撃ってからの巻きや普通にクランクやスピナベ入れ込むところをもっとエグイアプローチで入れ込んでいったりなど、撃ちも巻きもできちゃうジグストの出番は確かに多そう!
今日なに投げようかなって、どんな状況かなってときは迷わずやってみるべし!
僕みたいなしょぼいアングラーでも釣れちゃうテク真似しなきゃ損ですぞ~!!
コンツアージグは箱買いやなぁ~。ジグスト時のロールがたまらん・・・ムフフ
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コンツアージグ
ルアーマガジン2017年6月号
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