雨を弾いて、アウターウエアの内側の湿気を透過させる透湿防水ウエア。冬も、インナーの湿気は冷えの大敵なので、防寒にも一役買っている。だが、その透湿防水機能は徐々に落ちてくる…。最も雨の多い梅雨の時期を目前にした今! 年に一度でもいいのでケアを施してみよう!
衣替えが一段落したら…透湿防水ウエアのケアを!【一応自己責任で】
雨を弾いて、アウターウエアの内側の湿気を透過させる透湿防水ウエア。
冬も、インナーの湿気は冷えの大敵なので、防寒に一役買っています。でも、その透湿防水機能は、だんだんと落ちてきます…。なので、最も雨の多い梅雨を目前にした今! 年に1度でも良いのでケアしてみません?
あ、ゴアテックスやニクワックスのステマじゃないですよ。
ニクワックス…日本のブランドでニカワ由来のダサいネーミング(ニカワ×ワックス)だと、20年以上妄想級の勘違いをしてましたゴメンなさい。まさにニワカ! ニクワックスは、1977年イギリス生まれとのこと…アラフォー!!
ゴアテックス洗濯後に、水で薄めたコイツにウエアを漬け込むことによって、透湿性能を保持しつつ、撥水性能をニワカに復活させる優れもの。ゴアテックスって何?という御仁はこちら↓
透湿防水生地はゴアテックスの他に、東レのエントラントなど各社各ブランドでいろいろあります。
洗濯は通常洗剤→裏返しネットインで柔軟剤無し!【自己流!? 自己責任で…】
本当はニクワックスのテックウォッシュという専用の洗剤で洗うべしというメーカー推奨方法があるんですが、お金が無いので省略。二児の父親(両方男児)の小遣いナメんなよ!
テックウォッシュ、何度か試したんですが、鈍感な小生は効果がいまいち分からんのでした…まあ、70%くらいは性能を発揮すれば良し的にお考え下さい。
ですが柔軟剤は、…なんとなく透湿の穴?的な?何か?を塞いでしまいそうなので使いません(文系脳の限界)。
また、毎回洗った方が、透湿防水ウエアの機能が長持ちするという諸先輩方のアドバイスは散々受けてきましたが、衣類は消耗品! なるべく洗うな!という四方義郎御大の名言を信じて、毎回は洗いません。カッパだし。そうそう買えませんよウエア。二児の(略)小遣いナメんな!
熱湯ニクワックス汁作成&奥様から非難されないテク!(非難経験済み)
普通に洗濯脱水している間に、ニクワックス汁を作ります。今回、汁に(←言いたいだけ)漬け込むネタはこちら。
●防寒仕様のジャケット(パズ)●パンツ(ノースフェイス:マジで20年以上着用)●レインウエア上下(モンベル)●ハット(フォックスファイア)。今回はこれくらいにしときましょう。使用したニクワックスは300ミリリットル。汁は、結構熱めの50〜60℃くらいの湯で、量はコイツらが漬け込める適量(テキトーな量)。汁少なくないかって思った? んー、なんか濃い方が良さそうじゃん?(テキトー脳)
これはテキトーな衣装ケース(奥様に怒られない私物)に、厚手の超大型ビニールをセットしたもの。これでテキトーな量でも、汁が全体に行き渡ります。空気を抜く感じのアレでビニールを密閉して。
ニクワックスって、触れたモノ皆撥水加工しちゃうので(ある程度/短期間)、この工程を洗濯機でやると神経質な奥様にはNGくらいます(くらいました)。また残り汁をシンクや風呂場にブチまけても嫌がられます(ウチだけ!?)。
しばらく漬け込んだら、汁を所定の作法で処分して十分に汁気を切り、すすぎ&脱水です。さあ、奥様の目を盗んで全自動しましょう!(しました)。
洗濯で20分超、漬け込み工程で10分弱? すすぎ脱水で10〜20分ほど。やべえ1時間くらい掛かってるわ。えーと、お次は乾燥です。
食らえ銭パワー!(小銭) コインランドリーで高熱乾燥!!
歴代の諸先輩方のアドバイスで、効果あるな〜と思ったのが、乾燥機。まあ拙宅はブルジョアなので乾燥機無いですが、家庭用があっても、コインランドリーのハイパワー乾燥マッシーン超パワフル熱メカ機能で一気に仕上げた方が良いとのこと。
今回の量で20〜25分…間違って布団乾燥用のブルジョアコース(割高)でやってしまいました(泣)。余裕で乾いたわい
コイツはコインランドリー仕上げじゃなくてもいいべ…というブツは、当然干して乾燥させても良しです。乾燥機にたくさん投入すると乾きにくいですし。裏返しで陰干ししましょう。
ニクワックスのニオイが気になる貴方に…
乾燥機を使うとかなりニオイは取れますが、下手打つとニクワックスには特有の酸っぱい?ニオイがします。気になるときは、数日室内の風通しのよい場所へ干して置きましょう。
密閉されないクローゼットなら、次回釣行までハンガーに掛けっぱなしで保存&ニオイ消ししてください。
さあて、仕上がりはどうかな…
また、これこそ自己責任ですが、ニクワックスの残り汁に、シューズや非・透湿防水ウエアをブチ込んでも、軽い撥水効果を得られます。ちなみに、当方不器用なのでスプレータイプが苦手です。白残りしたり、ムラになったり…乾いたタオルでゴシゴシすれば大丈夫ですが。
余談:悪臭&激汚れには酸素系漂白剤
海でシューズ別タイプのウェーダーを履いて放置したり、野池でヘドロに足突っ込んだり…かなりの異臭に仕上がったブツには、酸素系漂白剤を使っています。こちらも50℃ほどのお湯で溶かして漬け込みます(主婦の常識)。
これでダメならあきらめましょう…。ちなみに、ニクワックスからもゴアテックスからもオキシクリーンからもお金貰ってませんよ。ステマじゃないんだからねっ!