ルアーマガジン・モバイルの人気企画『特命釣行』に、皆さんご存知「釣りウマセンドウ兄弟」の弟ニンジャこと、センドウタカシ氏が登場したときのこと。霞ヶ浦岸釣り取材終了後に無理を言って、この日のために用意してきたタックルボックスの中身をすべて見せてもらった!!
近年はトーナメントなどでも活躍中の彼が、アフタースポーニングの時季となる霞ヶ浦水系でどんな釣りを魅せてくれるのかがとても気になるところ。
達人のタックルボックス〜アフタースポーンの霞ヶ浦水系セレクション〜
取材当日は、かなりエキサイティングな釣りを我々に魅せてくれたニンジャさん。
取材終わりに無理を言って、この日のために用意してくれたタックルボックスの中身をすべて見せてもらった!!
ニンジャ「今のタイミングはスポーニングが絡んで絞りづらい時季ではあるけど、出来ればアフター回復系の元気な魚を狙いたい。そんな感じでセレクトした厳選ルアーです」
早速見ていこう。
・・・って、多いぃぃぃぃいいいい〜!!!!
こんなにも大量のハードルアー&ソフトルアーが準備されていた!!その中には、かなりマニアックな物もチラホラ・・・。
そして、綺麗に整理整頓されている!
やはり、釣りウマな人は総じて準備に余念がないのだ!!
ボックスその1上段
大型のタックルボックス『バーサスウェーブ』の上段には、ハードルアーがビッシリ!!
バズベイトやフロッグ、ジョイント型ノイジーなどのトップ〜サブサーフェスルアーを筆頭に、小型クランクやシャッドなどが顔を見せている。
ボックスその1下段
下段にはワイヤーベイトやワームのパックの一部が並ぶ。
今回の特命釣行のメインとなったワームたち。定番のゲーリーワームにフラッシュユニオン、ボトムアップ、デプス、エバーグリーンやZBCと、容赦ないセレクトがボックスにIN!
ボックスその2
羽根モノのブルービーがその存在の大きさを示す中、バドやミノー、クランクが所狭しと詰められている。こちらも、トップ〜サブサーフェスルアーが大半を占めている。
全体的にスモールプラグの割合が、多いような気がするのは筆者だけだろうか。
ニンジャ必携!! 5〜6月の霞攻略オススメルアー6選!!
さて、このボックスに入っているルアーを全部紹介したいところだが、それだと丸一日はかかってしまうので、なかでもニンジャさんがこの時季の霞ヶ浦水系に必携の選り抜きルアー6選に絞って紹介してもらった!
「この時季に霞で何を投げて良いかわからない!」という人は、ニンジャさんが挙げる以下の6個のルアーをとりあえず買って臨んでみるのも一興だろう。
きっと、あなたの役に立ってくれるはずだ!
①スイッチバズ(スミス)
ニンジャ「これからの時季のメインの一つがバズベイト。中でもこのスイッチバズは秀逸で気に入っている。とにかく使いやすくて釣れる。キャスタビリティーも良いし、偏りなくまっすぐ引けるし。絶対持っていくね。また、バズベイトって止められないじゃん。だから、バスのやる気がMAXのときに使うモノって位置付けしてる」
②ハードコア・ノイズィー(デュエル)
ニンジャ「バズベイトと並ぶ必携ルアー。バズベイトとの使い分けは、カバーの濃さとスピード感。基本的にはバズベイトと同じタダ巻きで使っていけるけど、ロッドワークでテーブルターンなどの小技も出せて、止められることが強み。だから、バズベイトじゃ出切らない、追い切らないバスも狙っていける。浅いバイトをキッチリ取りたいときや、バズベイトから一段落とした釣りを展開するときはコイツだね」
③3DSクランクSSR(デュエル)
ニンジャ「そして、さらにもう一段階落とすと、この3DSクランクSSRになる。基本的にはウェイクベイト的なリップ形状で、竿を立てて表層で使えばウェイクベイトなんだけど、竿を下げて引けば水面下20〜30センチを引ける。他のシャロークランクなら50〜80センチくらいのレンジになるから、ちょうど中間を引いてこれるんだよね。これからの時季、とくに水面に意識がいっている個体は、このクランクよりも深いところで引いても喰わないヤツもいる。だけどトップには喰ってこないときはコレ。」
④ガマガエル(がまかつ)
ニンジャ「フロッグは、トップウォータープラグを引いてこれないエリアで使う。バズベイトは根掛かりづらいけど止められない。ノイズィーは止められるけど根掛かりやすい。コレだったら、ハードカバーなんかにピンポイントで撃って、アクションさせることができるよね。そして、入れにくい場所ほど手付かずだったりするから、喰い気のあるバスと出会える可能性は高い。
セレクトされたルアーを見返してみると、表層系ルアーが並んでいる。
ニンジャ「ここまでが、景気の良いときに使いたいルアーシリーズ」
⑤スカルピン/ビフテキリグ(エバーグリーン)
ニンジャ「スカルピンのビフテキ(ビーフリーテキサス)リグ。シンカーは水深とかで変えるから特定はしないけど、よく使うのは5グラムか7グラム。ビフテキ自体は最近使い始めたんだけど、これがすこぶる調子が良い!!
カバーもある程度なら撃てるし、ボトムもズルッと引けるし、この一個でなんでもできるのが強み。霞ヶ浦はゴリ的なベイトの存在が大きくて、このスカルピンでよりゴリらしく引いてくるのが何よりキモ。スカルピンはあまり使っている人見たことないけど・・・これ釣れます。ここ近年で一番好きなワームの一つ! だから、あんまり教えたくないんだけどね。これ使わなかったらもったいね〜ぞ、マジで(笑)」
⑥ブレーバー57/ネコリグ(ボトムアップ)
ニンジャ「要は、ネコリグですよ。とにかくなんでも良いから釣りたい、釣らせてくださいってときの最終兵器がネコリグなんだな。センコーとかでも良いんだけど、バスが動けるようになって、ス〜ッとした動きにも喰ってくるようになるし、ボトムをそれなりのリズム感で引いてこれるし、1個でなんでも出来ちゃうっていうのがネコリグの使い勝手の良さというか強みだよね。カバーでもオープンでも、広範囲で探ってみてください
で、このブレーバーは、最近の自分的ネコリグ・ヘビーローテーション。同サイズの他のストレート系と比べても、フォールでのバイトが圧倒的に多いよね。まあ、釣れる安心感のあるワームです」
ニンジャさん愛用ルアーが「特命釣行」で炸裂!?
今回すべてをご紹介できたわけではないが、ニンジャさんの愛用する霞バスも震撼のタックルボックスはいかがだったろうか? みなさんも、これからの霞ヶ浦水系岸釣り攻略で大いに参考にしてほしい。
ところで、気になる特命釣行のお題や結果は、果たして!? 本編の内容は、ルアーマガジン・モバイルにて絶賛公開中だ!!「ニンジャさんの特命釣行がメッチャ気になる!!」というそこのあなた! 霞ヶ浦バス攻略のトレンドの一端を担ってきた彼の釣りウマっぷりをとくとご覧あれ!