“馬場拓也”の霞ヶ浦水系・船&岸Wチャレンジ!【次世代アングラー発掘企画|勝手に特命釣行PLUS#02】



有料会員制サイト『ルアーマガジン・モバイル』にておなじみの人気企画「特命釣行」になぞらえて、[釣りPLUS]でも勝手にスタートした「勝手に特命釣行PLUS」。第1回の”オニちゃん”こと山本訓弘氏に続いて登場するのは、霞ヶ浦水系の”バニキ”こと馬場拓也氏だ!

釣りプラスをご覧のみなさま、こんばんにちは!
ささ、バス釣りの次世代を背負って立つアングラー発掘というか、釣りを見てみたいな~企画第二弾! え?第一弾知らない?いかんなぁ ↓

ということで次なるチャレンジャーはこのお方!

見た目はギャング!中身はマシュマロ!悩めるカスミアングラーの相談役!

馬場拓也(ばば・たくや)30歳。見た目は強面だが、「すいません」「ごめんなさい」が口癖のマシュマロのような心の持ち主。たまに中の具がでることも・・・(意味深)。霞ヶ浦・北浦界隈のアングラー御用達のショップ「SITE51」の店員を務める傍ら、JB霞ヶ浦に参戦するカスミ水系のスーパーロコアングラー。ジャッカルのプロスタッフを務め、今年リリースされたNEWロッド「BPM」のメインモニター。ちなみに個人的関係は窮地を救ってもらった恩人。そのため「馬場のアニキ」、略して「バニキ」と呼ばせてもらっている。

オニちゃんの敵を取るべく「バニキ」がカスミを駆ける!

ロケ当日朝6時、リバーサイドマリーナで集合。

バニキ「古川さん、おはようございます!」
古川「おはようございます!! バニキ、「さん」付けマジでやめてくださいよ!」
バニキ「す、すいません! フルカワ・・・さん」
古川「バニキ・・・・・」

ということで、今回は、ボートもオカッパリもどちらもメインのバニキの釣りを見たいため、午前中はボート、午後はオカッパリという変則ルール!

そしてお題はこれだ!!

「40アップを3尾」

バニキ「あれ、これってオニちゃんと同じじゃないですか?」

まぁ前回のオニちゃんの敵を取ってもらうべく、バニキにも同様のお題を渡しました。
カスミのスーパーロコであるバニキにはヌルい気もするが、果たして・・・。

バニキ「えっと、なんかイケそうですね///。でも、意外と難しいかもしれないです。というのも、一日にチャンスが何回かあって1本獲れればって感じが現状。ここ最近、霞ケ浦は減水続きでシャローの魚が少ないのと、いたとしてもすごく浅くなってるんでボートが近づいただけで逃げたり、結構スプーキーな感じなんです。だから、昨日の雨で増水を期待したんですけど、まったくしてませんね・・・」

愛艇のバレットで夜越川上流へ。

バニキ「いつもはトーナメントエリアの本湖メインにしてるんですけど、40アップ3本ってなると、それなりにサイズを狙った展開が必要なのと、あとはオニちゃんの敵をとるって意味で夜越ですw」

というか、バニキ・・・。バスボートでここまで上がってきた人初めて見たぜ・・・。しかもフロント魚探なしっすかw

バニキ「ハイ。スーパーシャロースペシャルですw。スタイル的に通年シャローゲームなので、フロントの魚探はナシです。霞ケ浦は本湖でも浅いところが多いんで、喫水の浅いこの船でエレキに魚探は付けずシャローをガンガン攻める仕様なんですよ。一応、運転席にはMAP用のGPS付魚探は付けてますけどね」

バニキ、漢や・・・。ところでバニキ、耳にフック刺さってますよ!

バニキ「え、あ、ハイ・・・。えっと、そ、そうなんですよ~! ちぬとかそっち系の針なんですけど、たまに錆びてて・・・ハハハ」

夜越川で2時間ほどキッチリ攻めるも反応なし。ちょっとこんなはずでは・・・とやや焦り気味のバニキ。

続いて、外浪逆浦へ向かうと・・・。

バニキ「やっときた~! テナガ食いのバスがボイルしてたんで、テナガスティック撃ち込んだらすぐ食いましたね。40センチあるかな・・・」

40センチジャスト!ナイスオン!!

11時過ぎてようやく1尾目を手にしたバニキは、先ほど釣ったフックを研ぎ始める。な、なにやってんすか?

バニキ「僕、ワーム34[がまかつ]が掛かりも良くて大好きなんですよ。でももう売ってないじゃないですか。デッドストックを大事に研ぎながら使ってるんです。貧乏くさいですか?」

いや、その気持ちものすごくよくわかるッス。実はバニキはちぎれたワームなんかも一ヵ所にまとめて保管してあり、かなりモノを大切にしてます。

そんな心優しき、バニキにラッシュ!

バニキ「また来た~。完全にハマってるのか時合いなのかわからないですけど、これもまた微妙なサイズですね・・・」

ナ、ナイスオ~ン・・・w

急に水浴びし始めたバニキ。その理由は・・・・?

すると、急に北利根川の水を体や頭に塗りたくるバニキ。

古川「え、え?ちょっと、何してんすか!?」
バニキ「すいません! いや、こうやってフィールドの水と一体になることによって魚に警戒されにくくなる気がして。それに涼しいですし!」
古川「さっすが、バニキィ!!(イカレテやがる・・・)」

お昼を食べて、後半戦オカッパリの部スタート!

バニキはカスミ水系のオカッパリでもスペシャル! 近年流行りのシラウオパターンにも真っ先に気が付き、オイシイ思いをしていたアングラーだ。お題にもリーチがかかったところで、ラストは”オカッパリで1本”と言いたいところなんだが、ここでお題追加w

「ボートで釣り上げた魚のサイズまたはウエイト以上を岸釣りで釣れ!」

バニキ「え、え、なにこれ!またお題~!?ってあれ・・・?」

そう、バニキがボートだけでお題を達成してしまわんかと用意しておいた策。もし仮に達成していなくてもよりお題の難易度を上げることができるため、考え抜いた二重の極み! のはずだった・・・。

バニキ「じゃぁ、朝イチのお題と含めて41センチを釣ればいいってことですね! どのみち40アップしかダメだし、ラッキーですね★」

1尾目、2尾目ともに40センチジャストを釣るという強運のバニキ。用意したこのお題はほぼ無意味と化した・・・。



北浦水系の水門周りをランガン!

水門周りや「玉ねぎ」と呼ばれるフィルターユニットをフットボールで丁寧に攻めるバニキ。
なんか動作が不思議なんだけど、なにやってるんすか?

バニキいわく、いまは少し釣果は落ち着いたものの、かつて相当釣れたテクニック。障害物をタイトに攻めれるため、まだまだその威力は健在とのこと。

ホントに釣れるのかな~とバニキを疑った僕がアホでした。

バニキ「キタ――――――!‼」

バニキ「また怪しいサイズですよ・・・・w」

40ジャスト? ナイスオン!?

バニキ「うわ~あと1センチですか! 悔しいです」

なんと、わたくしの「二重の極み策」がここにきて大炸裂!!! 惜しくもバニキ、お題達成ならず!!!!

バニキのメインタックル

[フロッグ用]JACKALL BPM(BC67MH+) / shimano AntaresHG / アプロード GTRカモフラPE4号[バックスライド用]JACKALL BPM(BC71H+) / shimano メタニウムMgl XG / JACKALL レッドスプールレグナム16ポンド[カップラップ用]JACKALL BPM(BC610M) / shimano scorpion150 DC HG / JACKALL レッドスプールパトレーター18ポンド[クランク用]JACKALL BPM(BC67ML) / shimano scorpion70 / JACKALL レッドスプール14ポンド

フルカワ的辛口総合評価

実際、状況的にはかなり厳しい中、40アップだけに的を絞った展開で追加のお題は達成できずとも、しっかり釣ってきたのはさすがスーパーロコ。

ルアーも色々使い込んでて、普通じゃない使い方の引き出しも豊富。ルアー自体もよく見ているのでバニキ発信のシラウオルアーとか作れたら面白いかなぁと。

ロコとしての腕や優しさは文句なしの「A」。
ただし、腰が低すぎるためスター性は「C」。
ということで、総合評価は「B]!

今後、ロコ発信のルアーやテクに超絶期待!!

バニキのコメント

バニキ「午前中の反応を手掛かりに午後狙いに行ったんですけど、うまくサイズが出せませんでしたね。そもそも、朝イチに夜越で時間を使いすぎました。もっと早く前日の雨を嫌っていることに気づいて、水の良いプロテクトエリアなどをボートで広く探っておけば、後半あんなに焦る必要もなかったかなぁ。すいません、せっかく来てもらったのに・・・」

最後まで謝るバニキでした。

僕ですか? 今回は釣りましたよ~

え、お前がいなきゃお題達成できたんじゃないかって? た、たしかに~・・・

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