穴の開いたウエーダーや、ソールの減ったウエーディングシューズ。使用頻度にもよるが、いつの日にか“買い替え時”が訪れるだろう。でも、ヘビーに使うからこそ、消耗品だからこそできるだけ長持ちさせたいもの。『ルアーマガジン・リバー』編集長小倉が、ウエーダー関連アイテムを扱うメーカー「リトルプレゼンツ」に、保管や補修のコツを聞いた。
釣り後は“紫外線”と“水分”から遠ざける!?
夏場のトラウトフィッシングに欠かせないのが、透湿防水素材を採用したウエーダーだ。素材自体に持たせた防水性・通気性という相反する性能が釣り人の遡行を力強くサポートしてくれる。しかし、である。透湿防水素材は、“防水性”を持ってはいるものの、水分や紫外線により劣化のスピードが早まってしまうというのだ。
浅野さん「釣りを終え自宅に到着すれば、当然ながら疲労はマックス状態。“疲れたからウエーダーは明日干そう〜”となってしまいがちですが、NGです。中でも、車に放置するなんてもってのほか。ウエーダーの素材の表記にレイヤーと書かれているのを見たことがあると思います。これは生地の層のことを指し、たとえば3レイヤーだった3層構造になります。保管方法を間違えると、この層が剥離しやすくなってしまいます」。
ウエーダーの保管方法
車の中に放置するのはNG!
ふとん乾燥機を使った裏技も!
“ピンホール”のチェックと補修
ウエーダーに空いた小さな穴から水が侵入すれば、ウエーダーの内部は蒸れ蒸れ状態。そんな時は、まず“どの部分に穴が空いているか”をチェックしてみよう。この場所が分かれば、意外と簡単に修理を行うことができるのだ。
裏返しにして水を注入し、ピンホールの場所をチェック
ウエーダーリペアキットを利用してピンホールを補修する!
透湿防水素材用のシームテープを接着剤とアイロンを使用して貼り付ける
“ルアーマガジン・リバー”ではシューズの補修なども紹介しています!
『ルアーマガジン・リバー2017年8月号』では、ウエーダーの保管と補修について紹介していますが、ウエーディングシューズのフェルトソールの張り替えやクロロプレン素材の補修など、さらに興味深い内容を“永久保存版”として紹介しています!こちらも合わせてご覧あれ!