ボトムアップ川村光大郎プロデュース・ソフトルアー第2弾”ブレーバー50″を使ってみた



【ルアマガ編集部フルカワ的今月のイチオシアイテム】シリーズは、毎月、数多くのNEWアイテムに接するなかで、超個人的に気に入ったモノをフルカワの「偏った視点で」おすすめします! 今月はあのルアマガヒットルアーランキングでも1位を獲得した川村光大郎さんプロデュースの「ブレーバー57」のダウンサイズ版「ブレーバー50」を紹介!

川村ビリーバーな僕にとってのブレーバー

釣りプラスをご覧のみなさま、こんばんにちは!

さてさて、6月のボムスライド、7月のマイクロポンパドールにつづいて、8月のオススメアイテムを紹介しますよッ!

ブレーバーといえば、コータローさんが独立して1発目のリリースルアーですが、いや~全国で猛威を奮っていますねぇ~! 

ルアーマガジン9月号をご覧の皆さまはご存知かもしれませんが「2017年上半期ヒットルアーランキング」でソフトルアー部門第1位ですからね! この企画の統計はルアマガモバイル読者の釣果投稿を参考にしているので、純粋に釣れているルアーということ! しかも、ブレーバー57が発売したのは今年の3月なので2か月分のハンデをものともしない釣れっぷり。

う~ん、すばらしい!! なんて言ったって、今年の個人的釣果ナンバー1ルアーもブレーバーなんですよねぇ~。あ、自慢していいっすか^^
サーセン!!

3月末の豊英湖~
4月末の野池~
6月頭の利根川~(しかも伊藤巧さんのバックシートで)※基本的に伊藤巧さんのバックシートには魚が残らないので釣れないはずなのです(苦笑)
6月末、馬場拓也さんの「勝手に特命釣行プラス」取材で~
7月頭、本誌フローターロケ中に小貝川水系で50アップ~

と、その他写真におさめてない魚も含め、しこたまお世話になっているであります! でもでも、そろそろ夏も終わりに向かうってことでカバーの魚が賢くなりつつあるのも事実…。

何か手を打たねばならんな・・・ってタイミングで、ブレーバーのダウンサイズ版である「ブレーバー50」がリリースされたとの朗報が! もちろん即入手DEATH!!

単なるダウンサイズ版? なわけないっしょ!

上)ブレーバー57、下)ブレーバー50

その差わずか0.7インチとかなり刻んでいるように見えますが、テールの分を考慮すれば使用感はおよそ通常のストレートワームの5.5インチと4.5インチ的な感じでしょう!

センターラインも太く見やすくなり、NSSフックの刺し位置を示すポッチも大型化。最近視力が落ちてきた僕にやさしい見直しです!
はちまき上部には、オフセットフックによるストレートセッティングで針先を埋めるための太いリブが設けられ、ワッキーセッティングでの適切な刺し位置になるはちまきより3つほど後ろのリブには肉盛りが。こ、こ、こ、細かい!!
左)50 右)57テールもボディに見合った大きさにサイズダウン!
左)50 右)57ワーム単体のウエイトはこんな感じ。ベイトフィネスタックルはもちろん、ネイルシンカーのウエイトアップすれば低慣性スプール搭載のバーサタイルタックルでも扱える許容範囲のウエイト。

さらにパッケージのブリスターパックも刷新!

テール付近のテーパーがキツくなっており、パッケージ内でワームのズレをさらに防止!ワーム以外の部分までデザインし直しているとは・・・。いいか、これは完全にコータローさんのルアーとそれを使うアングラーへの「愛」だ!!

サイズをダウンしつつ、フィネスアップしても極力使用感を損ないたくないというコータローさんの細かすぎるこだわりが感じ取れますw 間違いなく釣れるな~、コレ!

「おいおい、ここまで語っておいてお前使ってないのかよ!」って思いの皆さま、ご安心を。

実は、ブレーバー50がリリースされる前にコータローさんのご厚意でプロトの50を使用させていただきましたので、そちらを実際に使ったときの使用感を個人的にインプレさせていただきますよ!



フルカワ的インプレ「明確な違いはサイズだけでなく、アクションにも!」

ちなみに僕が使わせてもらったのが一番下のプロトのブレーバー50(4.7インチ)。

アクションの違いでいえば、サイズダウンしたことによりフォール時のテールがよりハイピッチに動くようになったというのはもちろん、僕が一番違いを感じたのは着底してからのシェイク。

一般的にサイズダウンするとルアーパワーも落ちます。もちろん、ルアーの大きさそのものが小さくなるのだから物理的に水押しや存在感が弱くなる。けれど、このブレーバー50はアクションだけで言ったらブレーバー57より強いというのが個人的な感想です。

どういうことかと言うと、ブレーバー57はシェイク時に水を受けてしなやかにくねりつつ、「ボワッ、ボワッ」と大きくゆっくり水を押すのに対し、ブレーバー50はボディがショートになった分アクションレスポンスが上がり、「ピンッ、ピンッ!」と張りのあるキビキビとしたアクションで小さく鋭く水を押してくれます。

じゃぁ、どういう時にどっちがいいのよ?って聞かれると状況によるところもあるのですが、単純に狙うスポットに対するルアーの移動距離で選べばいいかなと個人的には思います。より狭いスポットであれば50の方が移動距離を抑えて多く誘いを掛けられるし、だらっと広い場所のボトムや沖のブレイクなんかを探るなら存在感と水押しの強い57を使えばいいかな~なんて。

あと、小さい小エビをバスが捕食しているときは50の方がアクション的にもマッチしていますし、混み入ったブッシュカバーも50の方がルアーが小さい分入りやすい。ボートなんかで連続的にカバーに撃っていくなら50は57より撃ち直しが少なく済みますね。

混み入ったブッシュやレイダウンはブレーバー50の方が入れやすいです。
見えにくいですが、ボトムの石積みなんかを釣る場合は50の方が隙間に入りやすいですが根掛かりもしやすいです。冬場みたいに小さい隙間をタイトに狙っていくなら50、いまのハイシーズンなら根掛かりにくい57を使っていいでしょうって感じですね。
ま、さっそくプロトのブレーバー50で北浦クオリティフィッシュをいただきましたのですが^^
ちなみにNSSフックパーフェクション1/0にシンカーはスタジオ100のネコシンカー1.3グラム。スタジオ100のネコシンカーがまっすぐ刺しやすくて、長すぎず太すぎず、シンカーの頭を出してても抜けにくくて、個人的には現状最強のネコリグシンカー。

え、プロトを使ってるんだから当たり前? お前の感想やセッティングはいいからコータローさんの使い分けを聞いて来いって? ハイ、おっしゃる通りwwww

川村的ブレーバー使い分け「5.7で釣れるならその方がいい」

「ブレーバーの使い分けは単純に57で釣れるなら57で釣った方が楽です。ルアーのアピール力もあるし、目立つので勝負が早い。あとは、ビッグフィッシュの確率も50よりは上がるので。じゃあ、50はいつ使うのかっていうと、プレッシャーが高い場所だったり、狭い隙間を正確に狙っていくとき。特にこれから秋にかけては、夏場にカバーを攻められた魚が賢くなっていくので夏は57で食っていた場所でも、秋は50で撃っていくっていうシーズン的なプレッシャーも僕は考慮しますね。どちらもルアー自体の出来には自信ありますので、みなさんが現場で『今日はこっちの方がいいかな』って思った方を使ってみてください」

ルアマガ本誌の締め切り間際なのに、こんなに長々と書いてしまった・・・・。ま、それくらいブレーバーは釣れちゃうってことで、これからバスが一筋縄ではいかなくなってくる時期にブレーバー50でカバーを撃ちまくってはいかがでしょうか?

いや、やっぱりやめて!僕が釣れなくなっちゃうから・・・

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