人気ラッパーでバスフィッシングフリークのY’s&RAW-Tが主催する、釣り&音楽好きなアングラーのための釣り大会が「それでも釣りに行くCUP」。初開催の昨年と同じく、亀山湖で開かれた今回もルアーマガジンモバイル・スタッフの諸葛亮アズマが参戦。その模様をレポートします。
『それでも釣りに行くCUP』とは!?
ラッパーであり、釣りを愛する釣りジャンキーのY’s&RAW-Tが主催するバス釣り大会『それでも釣りに行くCUP』が今年も開催された。
遊戯、十影、YANG HUSTLEなどと肩を並べる1983年世代のラッパーとして知名度が高いY’s&RAW-Tコンビ。特に、Y’s氏はラッパーとしての顔以外にも、YELLOW SUBMARINEというアパレルショップを構え、ファッション方面でも広く知られている。
その中で、今大会の冠である『それでも釣りに行く』は彼らが作った曲であり、人気ソルトルアーメーカーのBlue Blueともコラボしたりと、全国のアングラーたちから熱い視線が注がれた。
昨年、記念すべき第1回目が同じ亀山湖にて開催された。大会はペア戦で3尾のバスの全長を競う。筆者は、弊社営業担当O木とともに大会へ殴り込んだのであった。
昨年の出場チームは13組。その中で筆者とO木のチームLMM(ルアーマガジンモバイル)は4位と健闘したものの、何とも悔しい結果に。一方、Y’s&RAW-Tコンビは2位であり、主催者をギャフンと言わせることはままならなかった。
我々は、「今年は・・・打倒釣りジャンキー!!」と沸々と闘志を燃やし続け、満を持して第2回大会へと臨んだのである!! だが、本人たちを前にすると引き腰に・・・。3秒だけ目を合わせることができたが、それ以上は「ヤ・・・ヤラレル!!」と野生の本能から目をそらしてしまった。
猛者どもが集う大会にチームLMMがいざ参戦!!
早朝5時半より受付、ルール説明と続き、出船準備へ。前回大会よりも23チーム増の、なんと36チームの参加である。アツい、アツい、釣りジャンキーたちの戦いの始まりだ。
亀山湖で釣りをしたことがほとんどない、我々2人にとっては、普通にこの大会に出場したとしても結果は見えている。そこで、試合前に亀山名物ガイド羽生師匠の教えをガッツリ受けつつプラクティスを極秘に行っていたのである。(↓の記事参照)
朝のフィーディングと、ダウンショットの釣り。そして、化け物ルアーのLike。これだけあればなんとかなると思った2人は、試合開始後、早速役割分担をして朝イチからとっておきの場所へと向かった。
すると、開始早々O木がスワンプクローラーダウンショットにてアベレージサイズをキャッチ!! 誰よりも早いスタートダッシュを切ることに成功したのだ。そして、立て続けにもう一本をキャッチ!!
この男、気合、コンディションともに十分だ。普段仕事では見せない満面の笑みで写真を撮ってくれとせがむ。この後も、バスを数尾追加し、リミットの3尾を揃えることに成功。大活躍を見せた。
一方の筆者は、なかなかバスをキャッチするができなかった。困ったときのレベルバイブを持ってくるのを忘れ、それではとレベルクランクを投げたら巻き初めで強烈バイト!! 唯一のアベレージサイズ1尾をキャッチしたのだが、この顔である。
O木とは真逆に気合もコンディションも最悪である。実は前日に夜通しソルトゲームに熱中した反動がモロに出たのだ(自業自得)。
チームLMMの結果は、36チーム中の12位。一方、釣りジャンキーチームは4位。差は埋まるどころか、広がってしまった。他のチームも良型のバスを各エリアでキャッチし、素晴らしいデッドヒートを繰り広げていた。
比べて筆者はどうであろうか。ほとんど頭が回らず、準備もしておらず、これでは勝負に勝てるわけがない。決して試合前に、他の釣りに浮気をしてはならない。猛省である。O木よ、すまなんだ。
亀山湖攻略の参考に!! 大会上位陣にヒットパターンを直撃インタビュー!!
3位:「TJMF」チーム
笹川に直行して、入口の立ち木などを撃ちつつ笹川最上流部まで流していったとこのこと。
ほとんどトップウォーターの釣りで、イマカツのレインボーシャッド(写真)や虫系ルアー、イズモなどをローテーション。雨が降った後は、ダウンショットに切り替えて何とかリミットを揃えた。
2位:「thirsty mouth」チーム
朝は虫系ルアーやノーシンカーでリミットメイク。そのあとはフットボールジグにて入れ替えを行ったとのこと。
ヒットルアーは写真の青木虫(PFJ)のほかに、ディッシュワーム(ゲーリーインターナショナル)のノーシンカー、フットボールジグにトレーラーはフリップコギル(ノリーズ)。
1位:「それでも釣りに来た」チーム
ヒットパターンは岩盤エリアで2.3グラムのスモラバ。また、シェードなどを中心に。
始めは4インチグラブを使ってフォールスピードを速くしていたが、途中から写真のディトレーター(ゲーリーインターナショナル)に変えて小さく&沈みにくい形状にしてフォールスピードを遅くした。するとパタパタっと釣れたようだ。また、キッカーフィッシュとなった44センチを釣ったのは、同じくディトレーターのスモラバで、サイトでのリアクションにてキャッチした!
『第2回それでも釣りに行くCUP』は色々と考えさせられる大会となった。今大会の敗因は、間違いなく筆者にある。試合ができるコンディションとタックル準備、そして折れないハート。大会参加にあたって必要最低限の3要素である。心に深く刻んで次回に臨むとしよう。
次回は・・・次回こそは・・・必ずや釣りジャンキーチームに勝ってみせる!!
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フルカワ(以下:古)「急にどうした?」
福「今年は船舶免許も取ったし、レンタルボートセットも一式揃ったんで、試合出てみたいッス‼ フルカワさんみたいに、H-1グランプリ出たり、仕事という体で経費でバスフィッシングしたいッス!」
古「待て待て、誤解だ。仕事はしてるが、決して経費でバスフィッシングなどしておらん。なぜならば…、
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H-1も…
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