「釣車」=釣りに使う自動車は、釣り人にとっては、釣具と並ぶ重要なアイテム。プロアングラーたちのカートランク活用術をお伝えする人気シリーズ「釣車王」第4回では、キムケンこと木村建太氏の「セコイア」(トヨタUSA)を紹介する。
おまたせしました!本家・釣車王!
釣りプラスをご覧のみなさま、こんばんにちは!おかげさまで人気の「釣車王」も4回目。4番バッターといえば、つい先日艇王レジェンドにて、大逆転サヨナラホームランを打ち込んだこのお方しかいないでしょう! ご存じ、キムケンこと木村建太さんです!!
「イメージは男の独り暮らし部屋。クルマなんて動くタックルボックスやで」
釣車王初の外車「セコイア」(TOYOTA U.S.A.)!
前のクルマもトヨタU.S.A.の「タンドラ」に乗っていた木村さんですが、引き続きセコイアを選んだ理由を聞いてみました。
木村建太「選んだ理由? 奥村和正さん(デプス代表)のおさがりです(笑) 前の車はタンドラだったんですけど、ピックアップって荷物が意外と積めなかったんですよ。やっぱSUVええなって改めて思いました。あとSUVは長距離運転が楽。アメ車って特に高速走行が運転しやすいんです。セコイアのボディベースは前のタンドラと一緒なんで、99%マッチですね」
ーー前もアメ車でしたが、アメ車を選ぶ理由はありますか?
木村建太「単純にアメ車の方が安い。あとTOYOTAベースは故障が少ない。前のタンドラも電気系統含め、アメ車なのにほぼほぼ故障がなかった。アメリカではGMCとか乗ってるんですけど、やっぱTOYOTAやなって。燃費は決してよろしくないけど、ランクルとほぼ変わらないんとちゃいますかね? リッター5キロくらいなんで」
ーー船を引っ張る際のトルクとかも意識してたりしますか?
木村建太「もちろん。まぁ僕の場合、日本ではそんなに船を引っ張る機会はないですけど。基本的には船を引っ張るというよりは“移動するタックルボックス”です。行く場所に統一性がないんで、オカッパリならここからバッグに詰めていくって感じです。要は男の独り暮らし部屋みたいなもんをイメージしてますw」
“移動するタックルボックス”と称したトランクとは!?
木村建太「これはですね、たまーに掘り出し物が出てくるうれしいシステムです(笑) 『うわ、おったわ!俺買っとるやん!』って。まぁ基本はブッ込みスタイルで、使うものをバッカンに移して、って感じです。とりあえずこの中にさえあればどうにかなるんで、道具類はほぼすべて揃ってる状態で、このままどこでも行けます。“ここにない状態”っていうのが一番最悪。正直、早くダブルデッキにしたいんですけどまだできてないっていう・・・。」
木村建太「今回は『艇王』ロケなんで特に荷物多めですね。いちおう部屋に出し入れしたりすることもあるんですけど、ほぼ毎日釣りしてるからこんな感じです。青木大介とは正反対スタイルやと思ってくれていい。こういうやつでもプロになれるw」
そんな青木さんのクルマはこちらです(苦笑)↓
陸王や、オカッパリ取材のときもレイアウトは変わらないのだろうか?
木村建太「エレキはさすがに下ろしますけど、基本的には一緒。”琵琶湖野郎”スタイルのまんま、関東取材も行っちゃいます。琵琶湖じゃないから積荷も変えようっていうよりは、僕の引き出しは琵琶湖がベースなんで、それが自分の強み。琵琶湖タックル・琵琶湖バッカンは自分の主軸なんで絶対に積みっぱです。そのほかに予備も車のそこらじゅうに転がってるんで、足りなくなったらバッカンの中に補充していきますね」
自分の釣りをベースにそのままどこでも行ってしまう木村さんのクルマはもはや全国仕様!
僕もよく、「今日は○○へ行くからタックルはこうだな」と荷物を乗せ変えたりしますが、木村さんの基本は琵琶湖! 自分の信念を貫き、そのままのセットで全国へ出向く木村さんのクルマをみなさまも参考にしてはいかがでしょうか?