新種のテールスピンジグ!? “レアリススピン30″[デュオ]を実釣レビュー【腕が足りないインプレッション】



腕はないけど新しい物好きなルアマガ編集部・福重が、ない袖を無理やり振ってGETしたアイテムをインプレッション!! 購入を迷っている方の背中を押せるような企画を目指してます。今回はDUOのNEWアイテム”レアリススピン30″のインプレをお届け。

レアリススピンとは!?

先日、DUOから発売されたばかりのテールスピンジグ「レアリススピン」

この”テールスピンジグ”というジャンルでは、リトルジョージ(マンズ)が有名かつ歴史が長い。その他にも、インザベイトバス(ノリーズ)やスピンソニック(ウォーターラーンド)、コーゾースピン(ビバ)も有名。最近特に流行ったルアーで言えば、デラクー(ジャッカル)もテールスピンジグだ。

巻くだけで釣れるお手軽ルアーとしての触れこみが多いが、真冬のディープ攻略でも活躍してくれる。

基本的な特徴は
・一口サイズ
・シンキング
・テール側にブレードが付いている
など。

このレアリススピンは2サイズを展開しており、それぞれのスペックは

レアリススピン30●全長:30ミリ●重さ:5グラム●価格:950円(税抜き)
レアリススピン35●全長:35ミリ●重さ:7グラム●価格:950円(税抜き)

となっている。

せっかく小さいルアーを買うんだし、それならとことん小さく!! というわけで福重は、レアリススピン30を購入。

どのくらい小さいのかと言うと、

このくらい小さい

ディティール

ボディ

最大の特徴は、この可愛さ!!

と、言うのは半分冗談で半分本気。

実はこのボディ、多くのテールスピンジグとは異なり、ウェイト+ABS樹脂で作られているのだ。
そのため、フル金属で作られている同サイズのテールスピンジグと比べた場合若干軽い。

しかしながらそのおかげで、このリアルで可愛い小魚シルエットを維持しつつも、扱いやすい比重となっているのだ。

この扱いやすい比重がどういう事なのかと言えば、ずばり、沈む速度が遅い。
この手のルアーを使う場合一定速度で巻き続けるのがオーソドックスな使い方のひとつだが、比重が重いと沈みやすいために、どうしてもリトリーブスピードを速めなければいけなくなってしまう。
しかしレアリススピンの設計なら、より浅い場所でもゆっくりと引いて誘う事ができるのだ!!

カラーによってはこの様に内部構造を透かして見る事が出来る。似た設計を持つレベルバイブブースト(レイドジャパン)のように、透明感を活かしたカラーリングが今後増えるのかもしれない。

ブレード

テールスピンジグの心臓部とも言えるブレードにも特徴がある。

スイベルを使ってブレードが取り付けられているコーゾースピンやデラクーとは違い、レアリススピンのブレードはクレビスによって接続されているのだ。

ブレードがぶら下がっているパーツがクレビス。スピナーベイトのフロントブレードはこれで繋げられている事が多い。ちなみレアリススピンのブレードは”コロラドブレード”

これはテールスピンジグの元祖・リトルジョージと同様の設計。

このタイプの場合、ブレードが水の抵抗を素直に受けてくれないため、立ち上がりに若干の難がある。しかし、一度回り出すと、軸を中心としてブレードは偏って大きくぶれながら回転する。つまり、しっかりと水を動かすことができる。

そのため、レアリススピンは同タイプのルアーの中でもアピール力が高いと言えそうだ。

フック

冒頭の写真を見てもわかる通り、レアリススピンはテールスピンジグとしては珍しい2フック仕様。

テールにブレードが来るルアーの特性上、フックがベリーに1つだけということが多いテールスピンジグ。そもそもルアーサイズ自体も小さいので、丸のみにされればあんまりフックの数は関係ない!! とも言えるのだろうか、やっぱりフックの数は正義!! 多いに越したことは無い!?

それに、せっかくルアーが小さい=釣れるバスのサイズを選ばないのなら、小さいバスも含めて全部釣りたい!! そんな点でも、2フックは有用かと。また、大きいサイズが掛かった時にも、両方のフックがかかってバラシを減らしてくれそうだ。

あと、何気に注目したいのがフック単体

#14の極小トレブルフックなのだが、どうやらこれ、フッ素コーティングされている模様。そのため、ツルツルしていて刺さりは抜群!! もうどんな小バスにも、容赦しない感じ、嫌いじゃない!!

いや、普通に、ショートバイト対策として非常に有効だと思われる。



実釣編

さて。実際にフィールド(亀山湖)で使ってみたのでそちらを報告。

★レアリススピン使用タックル★ロッド:アームズスーパーレジエーラASL6401XS(メガバス)リール:レボMGX2000H(ピュアフィッシングジャパン)ライン:G7 ストラテジックフィネス 3.5ポンド(ラインシステム)

投げ心地
30ミリの5グラムということで、ロッドはスピニングのウルトラライトクラスを使用。
ボディにABS樹脂を使っている云々と書いたけど、投げて見ると特別違和感は無し。
テールスピンジグらしく、よく飛び投げやすいルアーだと言えるだろう。ただ、ULのロッドだと若干曲がりが大きく感じたので、Lのロッドでも全然OKだろう。さらに重い(7グラム)レアリススピン35ならなおのことだと思われる。

巻き心地
スイベルタイプのテールスピンジグよりも、ハッキリとした巻き抵抗と振動を感じる事ができた。
ただし、リトリーブ速度が遅すぎるとブレードが回転しないし、速すぎるとボディが斜めになって泳いでしまった。最適なリトリーブ速度の幅は少し狭めの模様。一度投げる前に、足元でスイムテストしてみるのがおススメ。

釣果

釣れましたああああああ

しかも案外魚のコンディションがイイ!! 他にもかなりでかそうな奴をかけたけど逃げられてしまいました・・・。

いい意味でサイズを選ばず釣れる、画期的なテールスピンジグ。

それが

レアリススピン

なのだ。

お店ではこのパッケージが目印!!

この企画は、新しいものが好きで、ルアーが好きな福重が勝手気ままな事を書いております。飽くまで個人的な考え・感想なのです。だから怒らないでください!?

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