“初代艇王” 川島勉のカートランク活用術【釣車王第5回:FJクルーザー】



「釣車」=釣りに使う自動車は、釣り人にとって釣具と並ぶ重要なアイテム。プロアングラーたちのカートランク活用術をお伝えする人気シリーズ「釣車王」第5回は、千葉房総のすご腕ロコアングラーであり、ルアーマガジンモバイル「艇王」で初代王座に輝いた川島勉さんのFJクルーザーを公開します。

釣車王の打順に抜かりはない! 5打席目は房総のスーパーロコ!

釣りプラスをご覧の皆さま、こんばんちは!早くも釣車王5回目! 釣車王の打順、ええでしょ~? 野球に例えたらまぁまぁパーフェクトなんじゃない?

という余談はさておき、さっそく今回は「職業、美容師兼アングラー」、そして初代艇王・川島さんの釣車を紹介していきます!!

「長距離運転の快適さと個性的なルックスに惹かれました(笑)」

TOYOTA FJクルーザー

海外では2016年に生産終了し、日本でも生産終了のカウントダウンが囁かれたが駆け込み需要の増加に伴い、日本モデルは未だ生産中。最後の特別仕様車「ファイナルエディション」が発表され、その人気は健在の個性的なSUV。

職業美容師、おしゃれアングラーの川島さんがピッタリ似合うクルマです。実際に選んだ理由を聞いてみました!

川島「えっと…、ホントはランクル欲しかったんだけど、これしか買えなかったっていう(笑)。え。これじゃダメ? う~んとね、前はスバルのフォレスターに乗ってたの。でも最近は亀山以外にも地方にいくことが多くなって、長距離運転するときに背の高い車の方が運転が楽だしいいなって。それで、乗り心地いいランクルみたいなクルマが欲しかったんですけど、個性的な外見にも惹かれてFJクルーザーを選びました! 燃費は5キロちょいでうまく走れば6キロいくかなってくらい。よくもないし、悪くもないって感じ?」。

積みたい荷物が積めるだけのスペースがあれば十分。スタイル確立型の専用車!

取材時は「艇王レジェンド」企画の時ということもあり、フルリグレンタル艇のため荷物はかなり少なめ。普段、亀山湖へ行くときはどのように積むのだろうか?

川島「そうですね、普段からそんな荷物を積むことがないんですけど、目一杯積むときはリアシートを倒してスペースを広く使いますね。やっぱりランクルと比べて寸詰まりなので、荷物の量が多い人からしたら積めないと思うんですけど、俺的には全然これで余裕です。亀山行くときだってリアシートを倒さずにエレキ、ハイデッキ、バウデッキ、バッテリー、ライブウェル、ボックスが全部積めますからね。

 え、どうしたら積めるのかって?
ハイデッキ積むでしょ、その上にバウデッキとエレキを横にズガンと置いて、写真同様バッテリーとボックスは手前、最後にライブウェルを上にドッカンって感じかな」。



ロッドは左右に寄せて配置が川島流

ロッドホルダーはインテリアバーを使用し、キャップはロッドホルダーに掛けたフックハンガーに。

川島「ロッドは一番悩みました。どうしようと思ってインテリアバーっていうのかな? あれを付けてはみたんですが、後ろが見えません(笑)。なので、両端ロッドをに寄せて、ずれないようにクリップで固定してます。これで後ろもバッチリ!」

観音開きのリアハッチとおしゃれなオーディオまわり

川島「こだわりはこれくらいかな~。あ、物足りないって顔してますね(汗)。じゃあ、知ってました? FJの横ドアって観音開きなんですよ」

え?そうなんですか! 知らなかったです、どれどれ・・・

うっほ~楽しい!! っていうか、川島さんのクルマの中マジでキレイなんですけど。

オーディオまわりもおしゃれ!

オレンジカラーは河辺裕和さんの影響!? FJクルーザー秘話

シンプルすぎるので、もう少しネタが欲しい!と川島さんを問い詰めたところこんな話をしてくれたので、インタビューそのままの原稿をお送りいたします(笑)。

ーーこのクルマにして良かったなと思うところはありますか?
川島「長距離の運転が目線が高い分楽になりました。あと、スポーツカーみたいにスピードを出すクルマではないのでゴールド免許が継続できることかな(笑)」
――そ、それはうらやましいですね~! ちなみにFJクルーザーっていろんな色が選べるのも魅力のひとつだとおもうんですけど、中でもオレンジを選んだ理由を教えてもらってもよろしいですか?
川島「もう、直感。パッと見でコレ!って決めたの」
――ほんとですか? おりきさわボートのジャッカル号がオレンジなのでてっきり合わせたのかと・・・。
川島「そうなんですよ、あれはFJ買った後になんか合わせてくれたみたい(笑)」
――とりわけ好きな色ってわけじゃないんですね・・・。
川島「いやいや、あのね確か河辺さんの好きな色がオレンジだったと思うんですよ。やっぱり尊敬する先輩なんで、俺もね!」
――なるほど・・・。

おりきさわボートにおいてある、14フィートレンタル艇。通称:ジャッカル号
船内やデッキ類も愛車のカラーと同じくオレンジで統一。

亀山湖でブレない釣りを見せてくれる川島さんだからこそ、道具はいつもシンプルに済んでしまうのかもしれません。だから積載量も必要以上はいらない、だったらおしゃれな車に乗ろう!っていうのもアリなのかなって、今回取材して感じました。

クルマのスタイルもやっぱり、釣りに繋がるんだなぁと毎回思いますね~。

ということで、FJクルーザー未だ生産続投中ですがいつ終了するかわからないので検討している方はお早めに!!

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