[JBTOP50第5戦霞ヶ浦 DAY2現場レポート] ノーフィッシュ続出!? 波乱の最終戦は地元”関和学”が試合をリード! 青木大介は10位



台風21号の影響で初日が中止となった、2017年JBTOP50第5戦「がまかつCUP」霞ヶ浦(茨城県・10月20日〜22日)は、本日DAY2(実質初日)が行われ、全52選手のうちリミットメイクはわずか3人、ノーフィッシュは15人という結果に。そんな波乱の中、霞ヶ浦をホームレイクとする関和学選手が5尾4340gを持ち込み首位に立った! <現場レポート:近藤圭一>

リミットメイクはわずか3人。最終戦には魔物が潜む!? 

初日(10月20日)は天候悪化により中止を余儀なくされた、TOP50第5戦霞ヶ浦「がまかつCUP」。

明けて本日2日目は、早朝の風速が推定4メートルまでに収まり、実質的な大会初日が無事開催された。

とはいえ、雨と風により底冷えする天候は変わらず、湖上では一時的に風が強まった他、水況の悪化なども含め選手の結果には大きな影響を与えたようだ。検量の結果をみると、全52選手中ノーフィッシュは実に15名。1及び2フィッシュが主流で、5尾のリミットメイクはわずかに3名という波乱…。

やはり最終戦には魔物が潜んでいた。

関和学、18年ぶりレギュラー戦2勝目なるか!!

初日暫定首位に立ったのは、”番長”こと関和学選手。

当サイト試合直前の注目選手インタビューで語った通り「大好きな時期」の開催にして、「バスプロ人生で初めて」という25日間の長期に渡るプリプラクティスが奏功した模様。5尾4340グラムの見事なウェイトを持ち込んだ。ウェイイン時にはキロクラスを両手に掲げ、威風堂々。

本日首位、関和学選手。昨季エリート5制覇に続き、今季も地元霞ヶ浦で花を咲かす!

今戦で勝利が実現すれば、1999年ワールドシリーズ(現TOP50)第2戦北浦以来の2勝目。昨季獲得したビッグタイトル、エリート5に続き、またしてもこの水系を制覇することになる。

首位関和選手に続き、リミットメイクかつ4キロを超えてきたのがSHINGO選手。310グラムのビハインドとなる4030グラム。3位には霞ヶ浦をホームとする史上最年長ルーキー、TAKE-Gこと竹内俊美選手が3858グラム、4位にはこの地で優勝経験もあり、今季は開幕戦の遠賀川に続く2勝目を狙える位置に着けた市村直之選手らにも注目だ。

ローカルシリーズのJB霞ヶ浦戦では優勝を始め数々の戦績を誇るTOP50スーパールーキー・竹内俊美選手。
開幕戦遠賀川を制して、近年は常勝選手のひとりとして注目されている市村直之選手。年間2勝の達成なるか!

予選1日目(10月21日)成績上位の結果

年間タイトル”A.O.Y.”は青木大介選手でほぼ確定か?

最終戦のハイライト、A.O.Y.(=年間優勝)レースは暫定首位の青木大介選手が一歩リード。本日暫定10位。

次点で追っていた今江克隆選手と5位野村俊介選手はまさかのゼロ申告。3位の市村修平選手が17位、4位の小森嗣彦選手が25位と堅調な一方で、6位山岡計文選手が6位と気を吐き最終順位を上げてきそうな勢いだ。

試合の模様をリアルタイムで報告するツィッター上では、午前中はゼロの報告も、終わってみれば着実にスコアを重ねてきた。青木大介選手のA.O.Y.決定は秒読み体制に入ったか?

さて、ここで、気になるのは明日(10月22日)の天候だ。懸念の台風21号は太平洋上でさらに霞ヶ浦水系に接近中。

現時点(20日夕方17時)で明日早朝6時の潮来市の天気予報は『弱雨・北東の風4メートル』と、本日とほぼ同様で、このまま推移すれば明日の開催は間違いない。しかし、今朝までの予報では10メートル超とも報じられていた。



明日は開催されるのか否か!? 優勝は? そして年間王者は?

決行されるのであれば、本日と明日の成績はそれぞれ得点制によって順位が決定する。数字が大きい者が勝ちという単純明快なウェイト制とは異なり、複雑な得点制の詳細はここでは避けておくが、本日ノーフィッシュとなった選手は明日ビッグウェイトを持ち込んだとしても明らかに結果には不利。対して、本日好結果だった選手でも明日ゼロであれば順位は大きく後退する。

最高峰戦のA.O.Y.レースを制した証、巨大トロフィー。その台座には歴代獲得選手の名が刻まれる。

2DAYS戦として試合が成立するのか、本日のみの1DAY戦という最高峰戦史上初の結果となるのか。全ては明日早朝の天候次第だ。

※大会結果及び詳細はJBNBC公式サイト・NBCNEWSで

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